説明

半導体装置

【課題】高速動作、低消費電力である半導体装置の提供。
【解決手段】結晶性のシリコンをチャネル形成領域に有する第1のトランジスタを用いた記憶素子と、当該記憶素子のデータを記憶する容量素子と、当該容量素子における電荷の供給、保持、放出を制御するためのスイッチング素子である第2のトランジスタとを有する。第2のトランジスタは第1のトランジスタを覆う絶縁膜上に位置する。第1及び第2のトランジスタは、ソース電極又はドレイン電極を共有している。上記絶縁膜は、加熱により一部の酸素が脱離する第1の酸化絶縁膜と、酸素の拡散を防ぎ、なおかつ当該第1の酸化絶縁膜の周囲に設けられた第2の酸化絶縁膜とを有し、第2のトランジスタが有する酸化物半導体膜は、上記第1の酸化絶縁膜に接し、かつチャネル形成領域である第1の領域と、第1の領域を挟み、第1及び第2の酸化絶縁膜に接する一対の第2の領域とを有する半導体装置。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1トランジスタを用いた記憶素子と、前記記憶素子のデータを記憶する容量素子と、前記容量素子における電荷の供給、保持、放出を制御する第2トランジスタとを有し、
前記第1トランジスタは、結晶性のシリコンを有する半導体膜と、前記半導体膜上の第1のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜上において前記半導体膜と重なる位置にある第1のゲート電極と、第1の導電膜及び第2の導電膜とを有し、
前記半導体膜、前記第1のゲート絶縁膜、及び前記第1のゲート電極は、絶縁膜に覆われており、
前記第1の導電膜及び前記第2の導電膜は、前記絶縁膜上に位置し、なおかつ、前記絶縁膜が有する開口部を介して前記半導体膜に接続されており、
前記第2トランジスタは、前記絶縁膜上の酸化物半導体膜と、前記酸化物半導体膜上の第2のゲート絶縁膜と、前記第2のゲート絶縁膜上において前記酸化物半導体膜と重なる位置にある第2のゲート電極と、前記酸化物半導体膜に接続された前記第1の導電膜及び第3の導電膜とを有し、
前記絶縁膜は、加熱により一部の酸素が脱離する第1の酸化絶縁膜と、酸素の拡散を防ぎ、なおかつ前記第1の酸化絶縁膜の周囲に設けられた第2の酸化絶縁膜とを有し、
前記酸化物半導体膜は、チャネル形成領域として機能し、なおかつ前記第1の酸化絶縁膜に接する第1の領域と、前記第1の領域を挟み、なおかつ前記第1の酸化絶縁膜及び前記第2の酸化絶縁膜に接する一対の第2の領域とを有する半導体装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記第2トランジスタは、前記第2のゲート絶縁膜上において前記第2のゲート電極の側部に位置するサイドウォールを有し、
前記第1の導電膜及び前記第3の導電膜は、前記サイドウォール及び一対の前記第2の領域に接する半導体装置。
【請求項3】
結晶性を有するシリコンをチャネル形成領域に有する第1トランジスタを用いた記憶素子と、前記記憶素子のデータを記憶する容量素子と、前記容量素子における電荷の供給、保持、放出を制御するための第2トランジスタとを有し、
前記第2トランジスタは、前記第1トランジスタを覆う絶縁膜上に位置し、
前記絶縁膜は、加熱により一部の酸素が脱離する第1の酸化絶縁膜と、酸素の拡散を防ぎ、なおかつ前記第1の酸化絶縁膜の周囲に設けられた第2の酸化絶縁膜とを有し、
前記第2トランジスタが有する酸化物半導体膜は、チャネル形成領域として機能し、なおかつ前記第1の酸化絶縁膜に接する第1の領域と、前記第1の領域を挟み、なおかつ前記第1の酸化絶縁膜及び前記第2の酸化絶縁膜に接する一対の第2の領域とを有する半導体装置。
【請求項4】
請求項3において、
前記第2トランジスタは、前記酸化物半導体膜に加えて、前記酸化物半導体膜上のゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上のゲート電極と、前記ゲート絶縁膜上において前記ゲート電極の側部に位置するサイドウォールと、前記サイドウォール及び一対の前記第2の領域に接する一対の導電膜とを有する半導体装置。
【請求項5】
第1トランジスタを用いた記憶素子と、前記記憶素子のデータを記憶する容量素子と、前記容量素子における電荷の供給、保持、放出を制御する第2トランジスタとを有し、
前記第1トランジスタは、結晶性のシリコンを有する半導体膜と、前記半導体膜上の第1のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜上において前記半導体膜と重なる位置にある第1のゲート電極と、第1の導電膜及び第2の導電膜とを有し、
前記半導体膜、前記第1のゲート絶縁膜、及び前記第1のゲート電極は、絶縁膜に覆われており、
前記第1の導電膜及び前記第2の導電膜は、前記絶縁膜上に位置し、なおかつ、前記絶縁膜が有する開口部を介して前記半導体膜に接続されており、
前記第2トランジスタは、前記絶縁膜上の酸化物半導体膜と、前記酸化物半導体膜上の第2のゲート絶縁膜と、前記第2のゲート絶縁膜上において前記酸化物半導体膜と重なる位置にある第2のゲート電極と、前記酸化物半導体膜に接続された前記第1の導電膜及び第3の導電膜とを有し、
前記絶縁膜は、前記酸化物半導体膜の端部と接するように、前記酸化物半導体膜の周囲に設けられ、なおかつ加熱により一部の酸素が脱離する第1の酸化絶縁膜と、前記第1の酸化絶縁膜を間に挟んで前記酸化物半導体膜の周囲に設けられ、なおかつ酸素の拡散を防ぐ第2の酸化絶縁膜と、前記酸化物半導体膜の下部に設けられ、なおかつ加熱により一部の酸素が脱離する第3の酸化絶縁膜とを有し、
前記酸化物半導体膜は、チャネル形成領域として機能する第1の領域と、第1の領域を挟む一対の第2の領域とを有する半導体装置。
【請求項6】
請求項5において、
前記第2トランジスタは、前記第2のゲート絶縁膜上において前記第2のゲート電極の側部に位置するサイドウォールを有し、
前記第1の導電膜及び前記第3の導電膜は、前記サイドウォール及び一対の前記第2の領域に接する半導体装置。
【請求項7】
結晶性を有するシリコンをチャネル形成領域に有する第1トランジスタを用いた記憶素子と、前記記憶素子のデータを記憶する容量素子と、前記容量素子における電荷の供給、保持、放出を制御するための第2トランジスタとを有し、
前記第2トランジスタは、前記第1トランジスタを覆う絶縁膜上に位置し、
前記絶縁膜は、前記第2トランジスタが有する酸化物半導体膜の端部と接するように、前記酸化物半導体膜の周囲に設けられ、なおかつ加熱により一部の酸素が脱離する第1の酸化絶縁膜と、前記第1の酸化絶縁膜を間に挟んで前記酸化物半導体膜の周囲に設けられ、なおかつ酸素の拡散を防ぐ第2の酸化絶縁膜と、前記酸化物半導体膜の下部に設けられ、なおかつ加熱により一部の酸素が脱離する第3の酸化絶縁膜とを有し、
前記酸化物半導体膜は、チャネル形成領域として機能する第1の領域と、第1の領域を挟む一対の第2の領域とを有する半導体装置。
【請求項8】
請求項7において、
前記第2トランジスタは、前記酸化物半導体膜に加えて、前記酸化物半導体膜上のゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上のゲート電極と、前記ゲート絶縁膜上において前記ゲート電極の側部に位置するサイドウォールと、前記サイドウォール及び一対の前記第2の領域に接する一対の導電膜とを有する半導体装置。
【請求項9】
請求項5乃至請求項8のいずれか1項において、前記第3の酸化絶縁膜は、酸化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜である半導体装置。
【請求項10】
請求項1乃至請求項9のいずれか1項において、前記第1の酸化絶縁膜は、酸化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜である半導体装置。
【請求項11】
請求項1乃至請求項10のいずれか1項において、
前記第2の酸化絶縁膜は、酸化アルミニウム膜または酸化窒化アルミニウム膜である半導体装置。
【請求項12】
請求項1乃至請求項11のいずれか1項において、
前記第2の領域には、ヘリウム、アルゴン、またはキセノンが添加されている半導体装置。
【請求項13】
請求項1乃至請求項12のいずれか1項において、
前記第2の領域には、窒素、リン、ヒ素、またはアンチモンが添加されている半導体装置。
【請求項14】
請求項1乃至請求項13のいずれか1項において、前記第1のトランジスタは、単結晶シリコンの半導体基板上に形成されている半導体装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2013−8946(P2013−8946A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−97372(P2012−97372)
【出願日】平成24年4月23日(2012.4.23)
【出願人】(000153878)株式会社半導体エネルギー研究所 (5,264)
【Fターム(参考)】