半導体装置
【課題】フォトセンサを有する半導体装置において、外光のノイズを軽減し、且つトランジスタのオフ電流によるリークが原因となるノイズも低減する。
【解決手段】マトリクス状に配置された複数のフォトセンサを有する。複数のフォトセンサはそれぞれ、光電変換素子と増幅回路とを有する。バックライトを点灯して被検出物に光を照射して第p行目のフォトセンサでリセット動作及び蓄積動作を行った後、バックライトを非点灯として第(p+1)行目のフォトセンサでリセット動作及び蓄積動作を行い、その後全行のフォトセンサの選択動作を順次行う。隣接する行のフォトセンサで得られた出力信号の差分を取得し、差分を用いて被検出物の撮像画像の生成や被検出物の存在する領域の検出を行う。増幅回路は蓄積された電荷を保持するトランジスタを有し、当該トランジスタはチャネルが酸化物半導体層に形成される。
【解決手段】マトリクス状に配置された複数のフォトセンサを有する。複数のフォトセンサはそれぞれ、光電変換素子と増幅回路とを有する。バックライトを点灯して被検出物に光を照射して第p行目のフォトセンサでリセット動作及び蓄積動作を行った後、バックライトを非点灯として第(p+1)行目のフォトセンサでリセット動作及び蓄積動作を行い、その後全行のフォトセンサの選択動作を順次行う。隣接する行のフォトセンサで得られた出力信号の差分を取得し、差分を用いて被検出物の撮像画像の生成や被検出物の存在する領域の検出を行う。増幅回路は蓄積された電荷を保持するトランジスタを有し、当該トランジスタはチャネルが酸化物半導体層に形成される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
m(mは2以上の自然数)行n(nは自然数)列のマトリクス状に配置された複数のフォトセンサを有し、
前記複数のフォトセンサはそれぞれ、光電変換素子と、増幅回路と、を有し、
前記増幅回路は、前記増幅回路に蓄積された電荷を放電させるリセット動作と、前記光電変換素子に流れる光電流の電流量に対応した電荷を蓄積する蓄積動作と、当該電荷の量を情報として含む出力信号を読み出す選択動作とを行い、
バックライトを点灯して被検出物に光を照射して第p(pはm以下の自然数)行目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行った後、前記バックライトを非点灯として第(p+1)行目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行い、
全行のフォトセンサの前記選択動作を順次行い、
隣接する行のフォトセンサで得られた前記出力信号の差分を取得し、
前記差分を用いて前記被検出物の撮像画像の生成または前記被検出物の存在する領域の検出を行い、
前記増幅回路は、蓄積された前記電荷を保持するトランジスタを有し、当該トランジスタはチャネルが酸化物半導体層に形成されることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
m(mは自然数)行n(nは2以上の自然数)列のマトリクス状に配置された複数のフォトセンサを有し、
前記複数のフォトセンサはそれぞれ、光電変換素子と、増幅回路と、を有し、
前記増幅回路は、前記増幅回路に蓄積された電荷を放電させるリセット動作と、前記光電変換素子に流れる光電流の電流量に対応した電荷を蓄積する蓄積動作と、当該電荷の量を情報として含む出力信号を読み出す選択動作とを行い、
バックライトを点灯して被検出物に光を照射して第q(qはn以下の自然数)列目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行った後、前記バックライトを非点灯として第(q+1)列目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行い、
全行のフォトセンサの前記選択動作を順次行い、
隣接する列のフォトセンサで得られた前記出力信号の差分を取得し、
前記差分を用いて前記被検出物の撮像画像の生成または前記被検出物の存在する領域の検出を行い、
前記増幅回路は、蓄積された前記電荷を保持するトランジスタを有し、当該トランジスタはチャネルが酸化物半導体層に形成されることを特徴とする半導体装置。
【請求項3】
m(mは2以上の自然数)行n(nは2以上の自然数)列のマトリクス状に配置された複数のフォトセンサと、第1の配線と、第2の配線と、第3の配線と、第4の配線と、第5の配線とを有し、
前記複数のフォトセンサはそれぞれ、光電変換素子と、増幅回路とを有し、
前記増幅回路は、第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、第3のトランジスタとを有し、
前記第2のトランジスタと前記第3のトランジスタは前記第1の配線と前記第2の配線の間に直列に電気的に接続され、
前記第2のトランジスタのゲートは前記第1のトランジスタのソースとドレインの一方と電気的に接続され、
前記第1のトランジスタのソースとドレインの他方は前記光電変換素子の一対の電極のうちの一方と電気的に接続され、
前記光電変換素子の一対の電極のうちの他方は前記第4の配線と電気的に接続され、
前記第1のトランジスタのゲートは前記第3の配線と電気的に接続され、
前記第3のトランジスタのゲートは前記第5の配線と電気的に接続され、
前記増幅回路は、前記増幅回路に蓄積された電荷を放電させるリセット動作と、前記光電変換素子に流れる光電流の電流量に対応した電荷を蓄積する蓄積動作と、当該電荷の量を情報として含む出力信号を読み出す選択動作とを行い、
前記リセット動作は、前記第5の配線の電位によって前記第3のトランジスタをオフ状態とし、前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオン状態とし、前記第4の配線の電位を変化させて前記光電変換素子に順バイアスの電圧を印加して前記第2のトランジスタのゲートに蓄積された電荷を放電させることによって行い、
前記蓄積動作は、前記リセット動作の後、前記第5の配線の電位によって前記第3のトランジスタをオフ状態としたまま、且つ前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオン状態としたまま、前記第4の配線の電位を変化させ前記光電変換素子に逆バイアスの電圧を印加することによって開始し、前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオフ状態とすることによって終了し、
前記選択動作は、前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオフ状態としたまま、前記第5の配線の電位によって前記第3のトランジスタをオン状態とすることによって行い、前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタを流れる電流による前記第2の配線の電位の変化量がフォトセンサの出力信号となり、
バックライトを点灯して被検出物に光を照射して第p(pはm以下の自然数)行目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行った後、前記バックライトを非点灯として第(p+1)行目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行い、
全行のフォトセンサの前記選択動作を順次行い、
隣接する行のフォトセンサで得られた前記出力信号の差分を取得し、
前記差分を用いて前記被検出物の撮像画像の生成または前記被検出物の存在する領域の検出を行い、
前記第1のトランジスタはチャネルが酸化物半導体層に形成されることを特徴とする半導体装置。
【請求項4】
m(mは2以上の自然数)行n(nは2以上の自然数)列のマトリクス状に配置された複数のフォトセンサと、第1の配線と、第2の配線と、第3の配線と、第4の配線と、第5の配線とを有し、
前記複数のフォトセンサはそれぞれ、光電変換素子と、増幅回路とを有し、
前記増幅回路は、第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、第3のトランジスタとを有し、
前記第2のトランジスタと前記第3のトランジスタは前記第1の配線と前記第2の配線の間に直列に電気的に接続され、
前記第2のトランジスタのゲートは前記第1のトランジスタのソースとドレインの一方と電気的に接続され、
前記第1のトランジスタのソースとドレインの他方は前記光電変換素子の一対の電極のうちの一方と電気的に接続され、
前記光電変換素子の一対の電極のうちの他方は前記第4の配線と電気的に接続され、
前記第1のトランジスタのゲートは前記第3の配線と電気的に接続され、
前記第3のトランジスタのゲートは前記第5の配線と電気的に接続され、
前記増幅回路は、前記増幅回路に蓄積された電荷を放電させるリセット動作と、前記光電変換素子に流れる光電流の電流量に対応した電荷を蓄積する蓄積動作と、当該電荷の量を情報として含む出力信号を読み出す選択動作とを行い、
前記リセット動作は、前記第5の配線の電位によって前記第3のトランジスタをオフ状態とし、前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオン状態とし、前記第4の配線の電位を変化させて前記光電変換素子に順バイアスの電圧を印加して前記第2のトランジスタのゲートに蓄積された電荷を放電させることによって行い、
前記蓄積動作は、前記リセット動作の後、前記第5の配線の電位によって前記第3のトランジスタをオフ状態としたまま、且つ前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオン状態としたまま、前記第4の配線の電位を変化させ前記光電変換素子に逆バイアスの電圧を印加することによって開始し、前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオフ状態とすることによって終了し、
前記選択動作は、前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオフ状態としたまま、前記第5の配線の電位によって前記第3のトランジスタをオン状態とすることによって行い、前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタを流れる電流による前記第2の配線の電位の変化量がフォトセンサの出力信号となり、
バックライトを点灯して被検出物に光を照射して第q(qはn以下の自然数)列目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行った後、前記バックライトを非点灯として第(q+1)列目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行い、
全行のフォトセンサの前記選択動作を順次行い、
隣接する列のフォトセンサで得られた前記出力信号の差分を取得し、
前記差分を用いて前記被検出物の撮像画像の生成または前記被検出物の存在する領域の検出を行い、
前記第1のトランジスタはチャネルが酸化物半導体層に形成されることを特徴とする半導体装置。
【請求項5】
請求項3において、
各行のフォトセンサにおいて前記第3の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項6】
請求項3または請求項5において、
各行のフォトセンサにおいて前記第4の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項7】
請求項4において、
各列のフォトセンサにおいて前記第3の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項8】
請求項4または請求項7において、
各列のフォトセンサにおいて前記第4の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項9】
請求項3乃至請求項8のいずれか一において、
各行のフォトセンサにおいて前記第5の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項10】
請求項3乃至請求項9のいずれか一において、
各列のフォトセンサにおいて前記第1の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項11】
請求項3乃至請求項9のいずれか一において、
各行のフォトセンサにおいて前記第1の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項12】
請求項3乃至請求項11のいずれか一において、
前記第2の配線と前記第5の配線は交差するように設けられることを特徴とする半導体装置。
【請求項13】
請求項1乃至請求項12のいずれか一において、
前記酸化物半導体層は、In−Sn−Ga−Zn系酸化物半導体、In−Ga−Zn系酸化物半導体、In−Sn−Zn系酸化物半導体、In−Al−Zn系酸化物半導体、Sn−Ga−Zn系酸化物半導体、Al−Ga−Zn系酸化物半導体、Sn−Al−Zn系酸化物半導体、In−Zn系酸化物半導体、Sn−Zn系酸化物半導体、Al−Zn系酸化物半導体、Zn−Mg系酸化物半導体、Sn−Mg系酸化物半導体、In−Mg系酸化物半導体、In−Ga系酸化物半導体、In系酸化物半導体、Sn系酸化物半導体、及びZn系酸化物半導体のいずれかからなることを特徴とする半導体装置。
【請求項14】
請求項1乃至請求項13のいずれか一において、
前記酸化物半導体層は、二次イオン質量分析法による水素濃度の測定値が、5×1019atoms/cm3以下であることを特徴とする半導体装置。
【請求項15】
請求項1乃至請求項14のいずれか一において、
前記酸化物半導体層は、二次イオン質量分析法によるNaの濃度の測定値が、5×1016atoms/cm3以下であることを特徴とする半導体装置。
【請求項16】
請求項1乃至請求項15のいずれか一において、
前記光電変換素子はフォトダイオードまたはフォトトランジスタであることを特徴とする半導体装置。
【請求項17】
請求項1乃至請求項16のいずれか一において、
マトリクス状に配置された複数の表示素子を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項18】
請求項1乃至請求項16のいずれか一において、
マトリクス状に配置された複数の表示素子を有し、
前記複数のフォトセンサと前記複数の表示素子とは配置密度が同じであることを特徴とする半導体装置。
【請求項19】
請求項1乃至請求項16のいずれか一において、
マトリクス状に配置された複数の表示素子を有し、
前記複数のフォトセンサと前記複数の表示素子とは配置密度が異なることを特徴とする半導体装置。
【請求項20】
請求項17乃至請求項19のいずれか一において、
前記表示素子は液晶素子を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項21】
請求項17乃至請求項19のいずれか一において、
前記表示素子は発光素子を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項22】
請求項1乃至請求項21のいずれか一において、
前記バックライトは可視光を発する光源、及び赤外光を発する光源のいずれか一方、または両方を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項1】
m(mは2以上の自然数)行n(nは自然数)列のマトリクス状に配置された複数のフォトセンサを有し、
前記複数のフォトセンサはそれぞれ、光電変換素子と、増幅回路と、を有し、
前記増幅回路は、前記増幅回路に蓄積された電荷を放電させるリセット動作と、前記光電変換素子に流れる光電流の電流量に対応した電荷を蓄積する蓄積動作と、当該電荷の量を情報として含む出力信号を読み出す選択動作とを行い、
バックライトを点灯して被検出物に光を照射して第p(pはm以下の自然数)行目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行った後、前記バックライトを非点灯として第(p+1)行目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行い、
全行のフォトセンサの前記選択動作を順次行い、
隣接する行のフォトセンサで得られた前記出力信号の差分を取得し、
前記差分を用いて前記被検出物の撮像画像の生成または前記被検出物の存在する領域の検出を行い、
前記増幅回路は、蓄積された前記電荷を保持するトランジスタを有し、当該トランジスタはチャネルが酸化物半導体層に形成されることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
m(mは自然数)行n(nは2以上の自然数)列のマトリクス状に配置された複数のフォトセンサを有し、
前記複数のフォトセンサはそれぞれ、光電変換素子と、増幅回路と、を有し、
前記増幅回路は、前記増幅回路に蓄積された電荷を放電させるリセット動作と、前記光電変換素子に流れる光電流の電流量に対応した電荷を蓄積する蓄積動作と、当該電荷の量を情報として含む出力信号を読み出す選択動作とを行い、
バックライトを点灯して被検出物に光を照射して第q(qはn以下の自然数)列目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行った後、前記バックライトを非点灯として第(q+1)列目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行い、
全行のフォトセンサの前記選択動作を順次行い、
隣接する列のフォトセンサで得られた前記出力信号の差分を取得し、
前記差分を用いて前記被検出物の撮像画像の生成または前記被検出物の存在する領域の検出を行い、
前記増幅回路は、蓄積された前記電荷を保持するトランジスタを有し、当該トランジスタはチャネルが酸化物半導体層に形成されることを特徴とする半導体装置。
【請求項3】
m(mは2以上の自然数)行n(nは2以上の自然数)列のマトリクス状に配置された複数のフォトセンサと、第1の配線と、第2の配線と、第3の配線と、第4の配線と、第5の配線とを有し、
前記複数のフォトセンサはそれぞれ、光電変換素子と、増幅回路とを有し、
前記増幅回路は、第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、第3のトランジスタとを有し、
前記第2のトランジスタと前記第3のトランジスタは前記第1の配線と前記第2の配線の間に直列に電気的に接続され、
前記第2のトランジスタのゲートは前記第1のトランジスタのソースとドレインの一方と電気的に接続され、
前記第1のトランジスタのソースとドレインの他方は前記光電変換素子の一対の電極のうちの一方と電気的に接続され、
前記光電変換素子の一対の電極のうちの他方は前記第4の配線と電気的に接続され、
前記第1のトランジスタのゲートは前記第3の配線と電気的に接続され、
前記第3のトランジスタのゲートは前記第5の配線と電気的に接続され、
前記増幅回路は、前記増幅回路に蓄積された電荷を放電させるリセット動作と、前記光電変換素子に流れる光電流の電流量に対応した電荷を蓄積する蓄積動作と、当該電荷の量を情報として含む出力信号を読み出す選択動作とを行い、
前記リセット動作は、前記第5の配線の電位によって前記第3のトランジスタをオフ状態とし、前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオン状態とし、前記第4の配線の電位を変化させて前記光電変換素子に順バイアスの電圧を印加して前記第2のトランジスタのゲートに蓄積された電荷を放電させることによって行い、
前記蓄積動作は、前記リセット動作の後、前記第5の配線の電位によって前記第3のトランジスタをオフ状態としたまま、且つ前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオン状態としたまま、前記第4の配線の電位を変化させ前記光電変換素子に逆バイアスの電圧を印加することによって開始し、前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオフ状態とすることによって終了し、
前記選択動作は、前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオフ状態としたまま、前記第5の配線の電位によって前記第3のトランジスタをオン状態とすることによって行い、前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタを流れる電流による前記第2の配線の電位の変化量がフォトセンサの出力信号となり、
バックライトを点灯して被検出物に光を照射して第p(pはm以下の自然数)行目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行った後、前記バックライトを非点灯として第(p+1)行目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行い、
全行のフォトセンサの前記選択動作を順次行い、
隣接する行のフォトセンサで得られた前記出力信号の差分を取得し、
前記差分を用いて前記被検出物の撮像画像の生成または前記被検出物の存在する領域の検出を行い、
前記第1のトランジスタはチャネルが酸化物半導体層に形成されることを特徴とする半導体装置。
【請求項4】
m(mは2以上の自然数)行n(nは2以上の自然数)列のマトリクス状に配置された複数のフォトセンサと、第1の配線と、第2の配線と、第3の配線と、第4の配線と、第5の配線とを有し、
前記複数のフォトセンサはそれぞれ、光電変換素子と、増幅回路とを有し、
前記増幅回路は、第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、第3のトランジスタとを有し、
前記第2のトランジスタと前記第3のトランジスタは前記第1の配線と前記第2の配線の間に直列に電気的に接続され、
前記第2のトランジスタのゲートは前記第1のトランジスタのソースとドレインの一方と電気的に接続され、
前記第1のトランジスタのソースとドレインの他方は前記光電変換素子の一対の電極のうちの一方と電気的に接続され、
前記光電変換素子の一対の電極のうちの他方は前記第4の配線と電気的に接続され、
前記第1のトランジスタのゲートは前記第3の配線と電気的に接続され、
前記第3のトランジスタのゲートは前記第5の配線と電気的に接続され、
前記増幅回路は、前記増幅回路に蓄積された電荷を放電させるリセット動作と、前記光電変換素子に流れる光電流の電流量に対応した電荷を蓄積する蓄積動作と、当該電荷の量を情報として含む出力信号を読み出す選択動作とを行い、
前記リセット動作は、前記第5の配線の電位によって前記第3のトランジスタをオフ状態とし、前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオン状態とし、前記第4の配線の電位を変化させて前記光電変換素子に順バイアスの電圧を印加して前記第2のトランジスタのゲートに蓄積された電荷を放電させることによって行い、
前記蓄積動作は、前記リセット動作の後、前記第5の配線の電位によって前記第3のトランジスタをオフ状態としたまま、且つ前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオン状態としたまま、前記第4の配線の電位を変化させ前記光電変換素子に逆バイアスの電圧を印加することによって開始し、前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオフ状態とすることによって終了し、
前記選択動作は、前記第3の配線の電位によって前記第1のトランジスタをオフ状態としたまま、前記第5の配線の電位によって前記第3のトランジスタをオン状態とすることによって行い、前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタを流れる電流による前記第2の配線の電位の変化量がフォトセンサの出力信号となり、
バックライトを点灯して被検出物に光を照射して第q(qはn以下の自然数)列目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行った後、前記バックライトを非点灯として第(q+1)列目のフォトセンサで前記リセット動作及び前記蓄積動作を行い、
全行のフォトセンサの前記選択動作を順次行い、
隣接する列のフォトセンサで得られた前記出力信号の差分を取得し、
前記差分を用いて前記被検出物の撮像画像の生成または前記被検出物の存在する領域の検出を行い、
前記第1のトランジスタはチャネルが酸化物半導体層に形成されることを特徴とする半導体装置。
【請求項5】
請求項3において、
各行のフォトセンサにおいて前記第3の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項6】
請求項3または請求項5において、
各行のフォトセンサにおいて前記第4の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項7】
請求項4において、
各列のフォトセンサにおいて前記第3の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項8】
請求項4または請求項7において、
各列のフォトセンサにおいて前記第4の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項9】
請求項3乃至請求項8のいずれか一において、
各行のフォトセンサにおいて前記第5の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項10】
請求項3乃至請求項9のいずれか一において、
各列のフォトセンサにおいて前記第1の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項11】
請求項3乃至請求項9のいずれか一において、
各行のフォトセンサにおいて前記第1の配線を共有することを特徴とする半導体装置。
【請求項12】
請求項3乃至請求項11のいずれか一において、
前記第2の配線と前記第5の配線は交差するように設けられることを特徴とする半導体装置。
【請求項13】
請求項1乃至請求項12のいずれか一において、
前記酸化物半導体層は、In−Sn−Ga−Zn系酸化物半導体、In−Ga−Zn系酸化物半導体、In−Sn−Zn系酸化物半導体、In−Al−Zn系酸化物半導体、Sn−Ga−Zn系酸化物半導体、Al−Ga−Zn系酸化物半導体、Sn−Al−Zn系酸化物半導体、In−Zn系酸化物半導体、Sn−Zn系酸化物半導体、Al−Zn系酸化物半導体、Zn−Mg系酸化物半導体、Sn−Mg系酸化物半導体、In−Mg系酸化物半導体、In−Ga系酸化物半導体、In系酸化物半導体、Sn系酸化物半導体、及びZn系酸化物半導体のいずれかからなることを特徴とする半導体装置。
【請求項14】
請求項1乃至請求項13のいずれか一において、
前記酸化物半導体層は、二次イオン質量分析法による水素濃度の測定値が、5×1019atoms/cm3以下であることを特徴とする半導体装置。
【請求項15】
請求項1乃至請求項14のいずれか一において、
前記酸化物半導体層は、二次イオン質量分析法によるNaの濃度の測定値が、5×1016atoms/cm3以下であることを特徴とする半導体装置。
【請求項16】
請求項1乃至請求項15のいずれか一において、
前記光電変換素子はフォトダイオードまたはフォトトランジスタであることを特徴とする半導体装置。
【請求項17】
請求項1乃至請求項16のいずれか一において、
マトリクス状に配置された複数の表示素子を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項18】
請求項1乃至請求項16のいずれか一において、
マトリクス状に配置された複数の表示素子を有し、
前記複数のフォトセンサと前記複数の表示素子とは配置密度が同じであることを特徴とする半導体装置。
【請求項19】
請求項1乃至請求項16のいずれか一において、
マトリクス状に配置された複数の表示素子を有し、
前記複数のフォトセンサと前記複数の表示素子とは配置密度が異なることを特徴とする半導体装置。
【請求項20】
請求項17乃至請求項19のいずれか一において、
前記表示素子は液晶素子を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項21】
請求項17乃至請求項19のいずれか一において、
前記表示素子は発光素子を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項22】
請求項1乃至請求項21のいずれか一において、
前記バックライトは可視光を発する光源、及び赤外光を発する光源のいずれか一方、または両方を有することを特徴とする半導体装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
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【図35】
【図36】
【図21】
【図22】
【公開番号】特開2012−256819(P2012−256819A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−181134(P2011−181134)
【出願日】平成23年8月23日(2011.8.23)
【出願人】(000153878)株式会社半導体エネルギー研究所 (5,264)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年8月23日(2011.8.23)
【出願人】(000153878)株式会社半導体エネルギー研究所 (5,264)
【Fターム(参考)】
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