説明

DPP−IV阻害剤としての1−アミノメチル−1−フェニル−シクロヘキサン誘導体

式(I):


〔式中、V、W、X、Y、Z、R、R、R、R、Rおよびmは明細書に定義のとおりである〕の化合物;およびその薬学的に許容される塩およびプロドラッグを提供する。該化合物はジペプチジルペプチダーゼ−IV(DPP−IV)が関連している種々の疾患および状態の処置または予防において有用であり得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
インスリン非依存性糖尿病、関節炎、肥満、同種異形移植、カルシトニン−骨粗鬆症、心不全、グルコース代謝の障害または耐糖能異常、神経変性疾患、腎臓疾患、神経変性または認識障害、高血糖、インスリン抵抗症、脂質障害、脂質異常症、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、血管再狭窄、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、膵炎、網膜症、ネフロパシー、ニューロパシー、シンドロームX、卵巣アンドロゲン過剰(多嚢胞性卵巣症候群)、2型糖尿病、成長ホルモン欠損症、好中球減少症、ニューロン疾患、腫瘍転移、前立腺肥大症、歯肉炎、高血圧および骨粗鬆症から選択される疾患または状態を処置または予防するために使用するか;または、鎮静または抗不安作用を引き起こすか、外科手術後の異化変化またはストレスに対するホルモン応答を弱めるか、心筋梗塞後の死亡率および罹患率を減少させるための、式(I)の化合物:
【化1】

〔式中、
VおよびWの1つは結合、−(CH−、−O−、−NH−および−N(R)−から選択され;そして、もう1つは結合、−(CH−および−O−から選択され;
Xは結合、または、1から5個の鎖中の原子を有し、−O−、−C(O)−、−S(O)−、−N(R)−および所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されているヒドロカルビレンから選択される1個以上のリンケージ(linkage)を含むリンカーである;ただし、少なくとも1個のVおよびWが−O−、−NH−または−N(R)−であるとき、Xは結合であり;
Yは結合であるか;または、YおよびR部分は、それらが結合している原子と一体となって、炭素環またはヘテロ環を形成し、これらのいずれも所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されており;
Zは結合、または、1から12個の鎖中の原子を有し、−O−、−C(O)−、−S(O)−、−N(R)−、所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されているヒドロカルビレンおよび所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されているヘテロシクリレンから選択される1個以上のリンケージを含むリンカーであり;
およびRは、それぞれ独立して、水素またはR10であるか;または、RおよびRは、それらが結合している炭素原子と一体となって、カルボシクリルまたはヘテロシクリルを形成し、これらのいずれも所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されており;
は水素(Xが結合でないとき);所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されているヒドロカルビル;および、所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている−(CH−ヘテロシクリルから選択され;
は水素(YおよびZがそれぞれ結合でないとき);所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されているヒドロカルビル;および、所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている−(CH−ヘテロシクリルから選択され;
は、独立して、R10から選択されるか;
または、2個のR部分は、一体となって、それらが結合している原子間で架橋を形成し得、ここで、架橋はヒドロカルビレンまたは−(CH−O−(CH−架橋であり、ここで、iおよびjは、それぞれ独立して、0、1または2であり;
はR、−OR、−C(O)R、−C(O)ORおよび−S(O)から選択され;
は水素;所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されているヒドロカルビル;および、所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている−(CH−ヘテロシクリルから選択され;
それぞれのR10は、独立して、ハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、オキソ、=NR11、−OR11、−C(O)R11、−C(O)OR11、−OC(O)R11、−S(O)11、−N(R11)R12、−C(O)N(R11)R12、−S(O)N(R11)R12およびR13から選択され;
11およびR12は、それぞれ独立して、水素またはR13であり;
13はヒドロカルビルおよび−(CH−ヘテロシクリルから選択され、これらのいずれも、所望により独立して、ハロゲン、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、C1−6アルキルおよびC1−6アルコキシから選択される1、2、3、4または5個の置換基で置換されており;
kは0、1、2、3、4、5または6であり;
lは0、1または2であり;
mは0、1、2、3、4、5または6であり;そして、
nは1または2である〕
またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
化合物が式(VII):
【化2】

で示される化合物またはその薬学的に許容される塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Xが結合、−CH−または−CHO−であり;そして、Rが所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されているフェニルである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
化合物が式(XVIII):
【化3】

〔式中、pは0、1、2、3、4または5である〕
で示される化合物またはその薬学的に許容される塩またはプロドラッグである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
pが1、2、3、4または5であるとき、少なくとも1個のR10がハロゲンまたはC1−6アルキルである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
pが1、2、3、4または5であるとき、少なくとも1個のR10がハロゲンである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
pが1、2、3、4または5であるとき、少なくとも1個のR10がフッ素または塩素である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
およびRがそれぞれ水素である、請求項1から7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
化合物が式(XXXVI):
【化4】

で示される化合物またはその薬学的に許容される塩またはプロドラッグである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
pが1、2、3、4または5であるとき、少なくとも1個のR10がハロゲンまたはアルキルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
pが1、2、3、4または5であるとき、少なくとも1個のR10がハロゲンである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
pが1、2、3、4または5であるとき、少なくとも1個のR10がフッ素または塩素である、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
mが0または1である、請求項1から12のいずれかに記載の化合物。
【請求項14】
Yが結合である、請求項1から13のいずれかに記載の化合物。
【請求項15】
YおよびR部分が、それらが結合している原子と一体となって、炭素環またはヘテロ環を形成し、これらのいずれも所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている、請求項1から13のいずれかに記載の化合物。
【請求項16】
Yおよび該R部分が隣接した環炭素原子に結合している、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
Yおよび該R部分が同じ炭素原子に結合している、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
化合物が式(XXXVII):
【化5】

で示される化合物またはその薬学的に許容される塩またはプロドラッグである、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
化合物が式(XXXVII):
【化6】

〔式中、pは0、1、2、3、4または5である〕
で示される化合物またはその薬学的に許容される塩またはプロドラッグである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
化合物が式(XXXIX):
【化7】

で示される化合物またはその薬学的に許容される塩またはプロドラッグである、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
Zが結合または−O−、−C(O)−、−S(O)−、−N(R)−、−CH−および−CH=CH−から選択される1、2、3または4個のリンケージを含むリンカーであり;そして、Rが水素またはC1−6アルキル、シクロアルキル、アリール(例えば、フェニル)およびヘテロシクリルから選択され、これらのすべては所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている、請求項1から20のいずれかに記載の化合物。
【請求項22】
Zが−O−、−O−C1−6アルキレン−および−O−C1−6アルケニレン−から選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
−Z−RがR14、−OR14、−C(O)R14、−C(O)OR14、−C(O)N(R15)R16、−N(R15)R16、−N(R15)C(O)R14、−N(R15)S(O)15、−S(O)15および−S(O)N(R15)R16から選択され;ここで、R14は水素またはヒドロカルビルまたは−(CH−ヘテロシクリルから選択され、これらのいずれも所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されており;そして、R15およびR16は、それぞれ独立して、R、−OR、−C(O)R、−C(O)ORおよび−S(O)から選択されるか;または、R15およびR16は、それらが結合している窒素原子と一体となって、所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されているヘテロシクリルを形成する、請求項21に記載の化合物。
【請求項24】
14、R15およびR16が、それぞれ独立して、水素;所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されているC1−6アルキル;および所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている−(CH−アリールから選択される、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
14、R15およびR16が、それぞれ独立して、水素;所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されているC、C、CまたはCアルキル;およびフェニルまたはベンジル(これらのいずれも所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている)から選択される、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
Zが−N(R)−、−C(O)−および−S(O)−から選択される少なくとも1個の部分を含む、請求項1から25のいずれかに記載の化合物。
【請求項27】
Zが窒素原子を介して式(I)に示される環に結合している、請求項1から26のいずれかに記載の化合物。
【請求項28】
Zが−N(R)−部分またはヘテロ環式部分に存在する窒素原子を介して該環に結合している、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
Zが−N(R)−、−N(R)C(O)−、−N(R)−C1−6アルキレン−および−N(R)C(O)−C1−6アルキレン−から選択されるリンカーであり、ここで、−Z−Rは該リンカーの窒素原子を介して化合物の残りに結合しており、そして、すべてのC1−6アルキレン基は所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている、請求項27に記載の化合物。
【請求項30】
Zが−N(R)C(O)−である、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
Zが少なくとも1個のカルボシクリレンまたはヘテロシクリレン部分を含み、これらのいずれも所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている、請求項1から20のいずれかに記載の化合物。
【請求項32】
Z−Rがカルボシクリレンまたはヘテロシクリレン部分であり、これらのいずれも所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
Zが2H−ピリダジン−3−オニレン、オキサゾリジン−2−オニレン、イミダゾリジン−2−オニレン、5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジニレンおよび6,7−ジヒドロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8−オニレンから選択される部分を含み、これらのすべては所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている、請求項31または32に記載の化合物。
【請求項34】
Zが結合であり、そして、Rがカルボシクリルまたはヘテロシクリルであり、これらのいずれも所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている、請求項1から20のいずれかに記載の化合物。
【請求項35】
が所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されているヘテロシクリルである、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
が2H−ピリダジン−3−オニル、オキサゾリジン−2−オニル、イミダゾリジン−2−オニル、5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジニルおよび6,7−ジヒドロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8−オニルから選択され、これらのすべては所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
Zが−N(R)−、−N(R)C(O)−、−N(R)−C1−6アルキレン−および−N(R)C(O)−C1−6アルキレン−から選択されるリンカーであり、ここで、−Z−Rは該リンカーの窒素原子を介して化合物の残りに結合しており、そして、すべてのC1−6アルキレン基は所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されており;そして、Rはこれらのいずれも所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されているカルボシクリルまたはヘテロシクリルである、請求項1から20のいずれかに記載の化合物。
【請求項38】
ZおよびRが、それぞれ独立して、炭素環式またはヘテロ環式基を含み、そして、それぞれ所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている、請求項1から20のいずれかに記載の化合物。
【請求項39】
Zが2H−ピリダジン−3−オニレン、オキサゾリジン−2−オニレン、イミダゾリジン−2−オニレン、5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジニレンおよび6,7−ジヒドロ−5H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−8−オニレンから選択される部分を含み、これらのすべては所望により1、2、3、4または5個のR10で置換されている、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
疾患または状態がアルツハイマー病、パーキンソン病、クローン病または潰瘍性大腸炎である、請求項1から39のいずれかに記載の化合物。
【請求項41】
疾患または状態が糖尿病性心筋症、左もしくは右心室肥大、動脈および/または大血管内肥大、腸間膜脈管肥大またはメサンギウム肥大である、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
インスリン非依存性糖尿病、関節炎、肥満、同種異形移植、カルシトニン−骨粗鬆症、心不全、グルコース代謝の障害または耐糖能異常、神経変性疾患、腎臓疾患、神経変性または認識障害、高血糖、インスリン抵抗症、脂質異常症、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、血管再狭窄、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、膵炎、網膜症、ネフロパシー、ニューロパシー、シンドロームX、卵巣アンドロゲン過剰(多嚢胞性卵巣症候群)、2型糖尿病、成長ホルモン欠損症、好中球減少症、ニューロン疾患、腫瘍転移、前立腺肥大症、歯肉炎、高血圧および骨粗鬆症から選択される患者の疾患または状態を処置または予防するか;または、鎮静または抗不安作用を引き起こすか、外科手術後の異化変化またはストレスに対するホルモン応答を弱めるか、心筋梗塞後の死亡率および罹患率を減少させるための方法であって、治療有効量の請求項1から39のいずれかに記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項43】
疾患または状態が請求項40または41に定義のとおりである、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
請求項1から39のいずれかに定義の化合物および抗糖尿病剤、脂質低下剤、抗肥満または食欲調節剤、抗高血圧剤、HDL−増加剤、コレステロール吸収調節剤、Apo−A1類似体および摸倣体、トロンビン阻害剤、アルドステロン阻害剤、血小板凝集阻害剤、エストロゲン、テストステロン、選択的エストロゲン受容体調節剤、選択的アンドロゲン受容体調節剤、化学療法剤および5−HTまたは5−HT受容体調節剤;またはそれらの薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグから選択される治療剤を含む、医薬製剤。
【請求項45】
薬剤がテガセロッド、イマチニブ、ビルダグリプチン、メトホルミン、チアゾリドン誘導体、スルホニルウレア受容体リガンド、アリスキレン、バルサルタン、オーリスタットまたはスタチン、または薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグである、請求項44に記載の製剤。
【請求項46】
治療において同時に、個別にまたは連続して使用するための組合せ製剤として、請求項1から39のいずれかに定義の化合物および請求項44に定義の薬剤を含む生成物。
【請求項47】
薬剤が請求項45に定義のとおりである、請求項46に記載の生成物。
【請求項48】
式(XVIII)
【化8】

〔式中、
V、W、Y、R、R、R、R、R、R10およびmは請求項1に定義のとおりであり;
pは0、1、2、3、4または5であり;
そして、pが1、2、3、4または5であるとき、少なくとも1個のR10はハロゲンまたはC1−6アルキルである〕
で示される化合物またはその薬学的に許容される塩またはプロドラッグ、
ただし、化合物が下記化合物:
【化9】

またはその薬学的に許容される塩またはプロドラッグではない。
【請求項49】
請求項6から39のいずれかに定義のとおりである、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
およびRがそれぞれ水素である、請求項48または49に記載の化合物。
【請求項51】
pが1、2、3、4または5であるとき、少なくとも1個のR10はハロゲンである、請求項48から50のいずれかに記載の化合物。
【請求項52】
mが0である、請求項48から51のいずれかに記載の化合物。
【請求項53】
治療において使用するための、請求項48から52のいずれかに記載の化合物。
【請求項54】
請求項48から52のいずれかに記載の化合物を含む医薬製剤。
【請求項55】
薬学的に許容される賦形剤または担体をさらに含む、請求項54に記載の製剤。
【請求項56】
抗糖尿病剤、脂質低下剤、抗肥満または食欲調節剤、抗高血圧剤、HDL−増加剤、コレステロール吸収調節剤、Apo−A1類似体および摸倣体、トロンビン阻害剤、アルドステロン阻害剤、血小板凝集阻害剤、エストロゲン、テストステロン、選択的エストロゲン受容体調節剤、選択的アンドロゲン受容体調節剤、化学療法剤および5−HTまたは5−HT受容体調節剤;またはそれらの薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグから選択される治療剤をさらに含む、請求項54または55に記載の製剤。
【請求項57】
薬剤がテガセロッド、イマチニブ、ビルダグリプチン、メトホルミン、チアゾリドン誘導体、スルホニルウレア受容体リガンド、アリスキレン、バルサルタン、オーリスタットまたはスタチン、または薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグである、請求項56に記載の製剤。
【請求項58】
治療において同時に、個別にまたは連続して使用するための組合せ製剤として、請求項48から52のいずれかに記載の化合物および請求項61に定義の薬剤を含む製品。
【請求項59】
薬剤が請求項57に定義のとおりである、請求項58に記載の製品。
【請求項60】
インスリン非依存性糖尿病、関節炎、肥満、同種異形移植、カルシトニン−骨粗鬆症、心不全、グルコース代謝の障害または耐糖能異常、神経変性疾患、心臓血管または腎臓疾患および神経変性または認識障害、高血糖、インスリン抵抗症、脂質障害、脂質異常症、抗脂血症、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、低HDLレベル、高LDLレベル、アテローム性動脈硬化症、血管再狭窄、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、膵炎、網膜症、ネフロパシー、ニューロパシー、シンドロームX、卵巣アンドロゲン過剰(多嚢胞性卵巣症候群)、2型糖尿病、成長ホルモン欠損症、好中球減少症、ニューロン疾患、腫瘍転移、前立腺肥大症、歯肉炎、高血圧および骨粗鬆症から選択される疾患または状態を処置または予防するために使用するか;または、鎮静または抗不安作用を引き起こすか、外科手術後の異化変化またはストレスに対するホルモン応答を弱めるか、心筋梗塞後の死亡率および罹患率を減少させる、抗脂血症または関連状態を調節する、または、VLDL、LDLまたはLp(a)レベルを低下させるための、請求項48から52のいずれかに記載の化合物。
【請求項61】
請求項1に定義の疾患または状態を処置または予防するための薬物の製造のための、請求項1から39のいずれかに定義の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩またはプロドラッグの使用。
【請求項62】
請求項60に定義の疾患または状態を処置または予防するための薬物の製造のための、請求項48から52のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩またはプロドラッグの使用。

【公表番号】特表2010−513357(P2010−513357A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−541899(P2009−541899)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際出願番号】PCT/EP2007/011304
【国際公開番号】WO2008/077597
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】