説明

酸素拡散バリア層を有する半導体デバイスおよびそれを製造するための方法

方法および装置はトランジスタを製造するために提供される。トランジスタが、半導体材料104、106、108、110上に配置されたゲートスタック142、144、146を備える。ゲートスタックが、半導体材料上に堆積される酸化物層126、堆積された酸化物層上に配置された酸素拡散バリア層128、酸素拡散バリア層上に配置された高誘電率の誘電体層134、および高誘電率の誘電体層上に配置された酸素ゲッター導電性層138を備える。酸素拡散バリア層が、堆積された酸化物層から酸素ゲッター導電性層への酸素の拡散を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には半導体および半導体を製造するための方法に関するものであり、さらに詳しくはゲート酸化物からの酸素拡散を防止するバリア材料の層を有するゲートスタックを含むトランジスタを製造するための方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現今の集積回路(IC)の多数は、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFETまたはMOSトランジスタ)として実現される複数の相互接続された電界効果トランジスタ(FET)を用いることによって具体化される。MOSトランジスタが、半導体基板上に形成される制御電極としてのゲート電極と、半導体基板内に形成される離間されたソース領域およびドレイン領域とを含み、該離間されたソース領域とドレイン領域との間に電流が流れる。ゲート電極に印加される制御電圧が、ゲート電極の下方のソース領域とドレイン領域との間の半導体基板におけるチャネルを用いて電流の流れを制御する。MOSトランジスタは、ソース領域およびドレイン領域に形成される導電性接触部を介してアクセスされる。
【0003】
いくつかのICは、相補的MOSまたはCMOS集積回路として呼称されるPチャネルFET(PMOSトランジスタ)およびNチャネルFET(NMOSトランジスタ)を用いて形成される。しばしば、ICが、IC外部の他の電気部品とインタフェースするトランジスタおよびICにおける内部論理機能を実行するトランジスタを含む。I/Oトランジスタが、通常、論理トランジスタよりも高い電圧レベルで動作し、結果として、I/Oトランジスタが、しばしば厚いゲート酸化物を利用する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
I/Oトランジスタがシリコンゲルマニウム(SiGe)または炭化ケイ素(SiC)のような材料を備え、ゲート酸化物は、所望の厚さまで酸化物を堆積することによって形成される。堆積される酸化物は準定比(sub-stoichiometric)であってもよく、不純物および壊れたボンドのうちの少なくとも一方を含む。結果として、酸素ゲッター材料はゲートスタックに用いられる時、堆積される酸化物からの酸素は後の高温工程ステップの間に酸素ゲッター材料に拡散する可能性が高い。これにより、不均一なゲート酸化物の厚さ、増加されたゲート漏洩、低下された酸化膜経時破壊(TDDB)、およびI/Oトランジスタの閾値電圧における変化が生じる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】本発明の一実施形態にしたがったCMOS半導体デバイス構造の断面図、およびCMOS半導体デバイスを製造するための代表的な方法を示す。
【図2】本発明の一実施形態にしたがったCMOS半導体デバイス構造の断面図、およびCMOS半導体デバイスを製造するための代表的な方法を示す。
【図3】本発明の一実施形態にしたがったCMOS半導体デバイス構造の断面図、およびCMOS半導体デバイスを製造するための代表的な方法を示す。
【図4】本発明の一実施形態にしたがったCMOS半導体デバイス構造の断面図、およびCMOS半導体デバイスを製造するための代表的な方法を示す。
【図5】本発明の一実施形態にしたがったCMOS半導体デバイス構造の断面図、およびCMOS半導体デバイスを製造するための代表的な方法を示す。
【図6】本発明の一実施形態にしたがったCMOS半導体デバイス構造の断面図、およびCMOS半導体デバイスを製造するための代表的な方法を示す。
【図7】本発明の一実施形態にしたがったCMOS半導体デバイス構造の断面図、およびCMOS半導体デバイスを製造するための代表的な方法を示す。
【図8】本発明の一実施形態にしたがったCMOS半導体デバイス構造の断面図、およびCMOS半導体デバイスを製造するための代表的な方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本発明については、添付図面に照らして詳細な説明および請求の範囲を参照することによって一層理解されるであろう。尚、添付図面においては、類似の対象には同一の符号が付されている。
【0007】
以下の詳細な説明は、本来例示的なものに過ぎず、本発明または本発明の用途および利用を限定することを意図したものではない。本文で使用されている「通常」という用語は、「例、事例、または実例として提供される」ことを意味する。明細書中に「通常」と記載されたいかなる事例は、他の事例よりも望ましい、または有利と必ずしも解釈されない。更に、上記の技術分野、背景技術、発明の開示、あるいは以下の詳細な説明に明示または暗示した理論により制限されることを意図するものではない。
【0008】
図1〜8が、断面図において、代表的な実施形態にしたがって、CMOS半導体デバイスを製造するための方法を示す。本明細書に記載される事項はCMOS半導体デバイスについてであるが、本明細書の事項はCMOS半導体デバイスのみに制限するという意図ではなく、CMOS半導体ではないMOS半導体デバイスと共に利用され得る。MOS部品の製造においては様々なステップが周知であるので、簡潔を期するために、多くの従来のステップは、本文において極めて簡単に述べるか、周知の処理の詳細を説明しないで全体的に省略する。「MOSデバイス」という用語は、金属ゲート電極と酸化物ゲート絶縁膜とを備えたデバイスを適切に言及するが、この用語は本明細書においては、半導体基板上に位置決めされた(酸化物またはその他の絶縁膜に関わらず)ゲート絶縁膜上に位置決めされた(金属またはその他の導電材料に関わらず)導電性のゲート電極を含む半導体デバイスを言及する。
【0009】
図1を参照すると、図示される製造工程は、適切な半導体基板を提供し、半導体材料104、106、108、110の電気的に分離された領域を形成することによって開始される。図示された実施形態において、半導体基板は、支持層100、支持層100における絶縁材料102の層、および絶縁材料102の層における半導体材料の層を有するシリコン・オン・インシュレータ(silicon-on-insulator:SOI)基板として具体化される。この点においては、以下により詳細に説明されるように、図1が、半導体材料の層の領域104、106、108、110を電気的に分離した後の半導体デバイス構造を示す。一実施形態にしたがった絶縁材料102は、埋め込み酸化物(buried oxide:BOX)層として知られる半導体基板の表面下の領域に形成される酸化物層として具体化される。例えば、絶縁材料102の層は、イオン注入プロセス、次に、高温度アニーリングによって形成されて、二酸化ケイ素の埋め込み層を形成する。他の実施形態において、ドナーウェハから酸化したウェハは支持層100に結合されて、支持層100と絶縁材料102の層上に配置された半導体材料の層との間に絶縁材料102の層を取得する。本明細書に記載される製造プロセスは、半導体材料104、106、108、110または絶縁材料102の寸法によって制限されないことを理解されるべきである。さらに、後述される製造プロセスもバルク半導体基板からデバイスを形成するために用いられてもよいことを理解されるべきである。代表的な実施形態において、絶縁層102上にある半導体材料104、106、108、110の層がシリコン材料を含み、本明細書で用いられる「シリコン材料」という用語が、例えば、ゲルマニウムおよび炭素等の元素を含むシリコンとともに半導体業界において通常、用いられる比較的純粋なシリコン材料を含む。あるいは、半導体材料104、106、108、110は、ゲルマニウム、およびガリウムヒ素等で具体化されてもよく、半導体材料104、106、108、110が、異なる半導体材料の層を含んでもよい。
【0010】
本実施形態にしたがって、分離された領域104、106、108、110は、シャロー・トレンチ分離(shallow trench isolation:STI)、シリコン局所酸化(LOCOS)、または当技術分野に知られている適切なプロセスによって形成される。一実施形態において、半導体材料の表面にトレンチをエッチングして、トレンチに絶縁材料112の層を形成することによって半導体基板にシャロー・トレンチ分離を実行することによって、領域104、106、108、110が形成される。代表的な実施形態において、トレンチは少なくとも、絶縁層102上に配置された半導体材料104、106、108、110の層の厚さと等しい深さにエッチングされ、フィールド酸化物として知られている酸化物の層はトレンチ内に形成される。便宜上、限定ではなく、以下、絶縁材料112はフィールド酸化物と呼称される。代表的な実施形態において、分離された領域104、106、108、110には、イオンが注入されて、所望のドーパントプロファイルを達成する。例えば、フォトレジストの層が適用されてパターン形成され、領域104、108をマスクし、領域106、110にヒ素およびリンイオンを注入することによって、Nウェルが領域106、110に形成される。領域106、110をマスクするフォトレジストの層が除去されて、別のフォトレジストの層が適用されてパターン形成され、領域106、110をマスクし、領域106、110をマスクするとともに、領域104、108にホウ素イオンを注入することによって、Pウェルが領域104、108に形成される。領域106、110をマスクするフォトレジストの層が除去され、半導体基板が加熱されて注入を実施する。当業者が理解されるように、このイオン注入ステップが、異なるエネルギーおよび異なるドーズ量のいくつかの異なる独立した注入を含んで、所望のドーピングプロファイルを達成する。
【0011】
1以上の追加のプロセスステップが次に実行されてもよいが、代表的な実施形態において、CMOS半導体デバイスの製造は、領域104、106に入力/出力(I/O)トランジスタ(以下、I/Oトランジスタ領域114という)および領域108、110に論理トランジスタ構造(以下、論理トランジスタ領域116という)を形成することによって継続する。このことに関して、代表的な実施形態において、I/Oトランジスタ領域114が、NMOS I/Oトランジスタを形成するためのPウェル領域104、およびPMOS I/Oトランジスタを形成するためのNウェル領域106を含む。同様に、論理トランジスタ領域116が、NMOS 論理トランジスタを形成するためのPウェル領域108、およびPMOS論理トランジスタを形成するためのNウェル領域110を含む。代表的な実施形態において、以下により詳細に記載されるように、I/Oトランジスタは厚い酸化物のデバイスとして具体化され、論理トランジスタは薄い酸化物のデバイスとして具体化され、すなわち、I/Oトランジスタのゲートスタックは、論理トランジスタのゲートスタックにおける酸化物材料の対応する層よりも厚い酸化物材料の層を含む。
【0012】
図2を参照すると、代表的な実施形態において、製造プロセスは、半導体材料104、106、108、110に高移動度材料118、120、122、124の層を形成することによって継続する。説明のために、図2が、Pウェル領域104、108およびNウェル領域106、110の両方に高移動度材料118、120、122、124を形成することを示すことを注意されたい。実際、高移動度材料120、124はNウェル領域106、110のみに形成されてもよく、つまり、高移動度材料はPMOSトランジスタのみに用いられてもよい。また、当業者なら理解されるように、高移動度材料が半導体材料の対応する領域の部分のみを占めてもよい。このことに関して、代表的な実施形態において、後に形成されるPMOS I/Oトランジスタのチャンネルの少なくとも一部分は、高移動度材料120を備える。一実施形態において、電気的に分離された領域104、106、108、110の半導体材料の層にキャビティを形成し、該キャビティに高移動度材料を形成することによって、高移動度材料118、120、122、124の層が形成される。例えば、露出されたフィールド酸化物領域112に対する良好な選択性のあるシリコンをエッチングする利点を有する周知な化学的エッチャントを用いて、プラズマベースの反応性・イオン・エッチング(reactive ion etching:RIE)を実行することによって、エッチングマスクとしてフィールド酸化物112を用いて半導体材料の層をエッチングし、そのエッチングによって、キャビティが領域104、106、108、110に形成される。代表的な実施形態において、キャビティは、下方にある絶縁材料102が露出されないように半導体材料104、106、108、110の厚さ未満の半導体材料の表面に対する深さを有するように形成される。領域104、106、108、110の半導体材料の露出された表面に母体半導体材料(host semiconductor material)と異なる格子定数を有する結晶材料を成長させることによって、高移動度材料118、120、122、124が形成される。代表的な実施形態において、高移動度材料118、120、122、124は、半導体材料104、106,108、110(例えば、キャビティの境界を決める露出表面)上にエピタキシャル成長される。代表的な実施形態において、Pウェル領域104、108がマスクされてPウェル領域104、108内のキャビティの表面におけるエピタキシャル成長を防止し、シリコンゲルマニウムのような高移動度材料が少なくともキャビティの厚さ(例えば、「フラッシュ」充填(flush fill)またはわずかなオーバーフィル(overfill))まで成長されて埋め込みシリコンゲルマニウム領域120、124を形成する。埋め込みシリコンゲルマニウム領域120、124は圧縮応力を受けて、後に形成されるPMOSトランジスタのチャネル領域を形成する。当業者が理解されるように、圧縮応力を受けたシリコンゲルマニウムは、チャネルにおける正孔の移動度を増加させる。同様に、Pウェル領域104、108のために、Nウェル領域106、110がマスクされ、当業者が理解されるように、単結晶炭化ケイ素のような高移動度材料が成長されて、引張応力を有し、且つチャネルにおける電子の移動度を増加する埋め込み領域118、122を形成する。別の実施形態にしたがって、図1の半導体デバイス構造の表面の湿式化学洗浄を実行し、次に、半導体材料104、106、108、110の上部に高移動度材料118、120、122、124を形成することによって、高移動度材料118、120、122、124が形成される。
【0013】
図3を参照すると、代表的な実施形態において、製造プロセスは、半導体材料104、106、108、110、およびフィールド酸化物112の領域上に酸化物層126を形成することによって継続する。代表的な実施形態において、酸化物層126が、約1ナノメートル(nm)から約7nmの範囲の厚さを有する。この点について、より詳細に記載される領域104、106上に配置される後に形成されるI/Oトランジスタのために、酸化物層126は厚いゲート酸化物を形成する。代表的な実施形態において、酸化物126は、露出される領域104、106、108、110およびフィールド酸化物112上に酸化物材料の層を堆積することによって形成される。例えば、化学蒸着(chemical vapor deposition:CVD)、プラズマ化学蒸着(plasma-enhanced chemical vapor deposition:PECVD)、原子層成長法(atomic layer deposition:ALD)によって、2酸化ケイ素の層が、領域104、106、108、110およびフィールド酸化物112上に対応して堆積されてもよい。酸化物層126は約700℃から1000℃との間の温度において好適に堆積され、望ましくは、約750℃において堆積される。
【0014】
I/Oトランジスタ領域114における所望の厚さ(例えば、約1nmよりも厚い)に酸化物材料を熱的に成長させて、その結果、高移動度材料118、120、122、124はシリコン不足となるので、酸化物層126は高移動度材料118、120、122、124上に堆積される。また、高移動度材料120、124はシリコンゲルマニウムとして具体化される場合、熱酸化によって、後のプロセスステップの間に酸化ゲルマニウムの形成と、ゲルマニウムの望ましくない拡散とが生じる。
【0015】
代表的な実施形態において、製造プロセスは、酸化物126上に酸素拡散バリア層128を形成することによって継続する。より詳細に記載されるように、酸素拡散バリア層128は、酸化物層126から酸素拡散バリア層上に形成される酸素ゲッター材料への酸素の拡散に対するバリアを提供する。代表的な実施形態において、酸素拡散バリア層128は、従来のようなCVD、PECVD、またはALDによって酸化物層126上にバリア材料の層を共形的に(conformally)堆積することによって形成される。実施形態にしたがって、バリア材料は窒化ケイ素(Si)、窒化アルミニウム(AlN)、または窒化ゲルマニウム(Ge)として具体化される。代表的な実施形態において、酸素拡散バリア層128が、約0.1nm(1オングストロム)から1.5nmの範囲の厚さを有する。
【0016】
図4を参照すると、代表的な実施形態において、製造プロセスは、酸化物層126と、論理トランジスタ領域116上にある酸素拡散バリア層128とを選択的に除去することによって継続する。フォトレジスト130の層が追加されてパターン形成され、I/Oトランジスタ領域114、すなわち領域104、106および領域106と領域108との間のフィールド酸化物112の少なくとも一部をマスクする。製造プロセスは、エッチングマスクとしてフォトレジスト130のパターン形成された層を用いて酸化物層126および酸素拡散バリア層128をエッチングすることによって論理トランジスタ116から酸化物層126と酸素拡散バリア層128とを選択的に除去することによって継続し、この結果、図4に示される半導体デバイス構造を形成する。実施形態にしたがって、層126、128は、単一のエッチングステップの一部として除去されてもよく、あるいは、別のエッチャントを用いて各層126、128を個別に除去してもよい。論理トランジスタ領域116上にある酸化物層126および酸素拡散バリア層128を除去した後、フォトレジスト130はI/Oトランジスタ領域114から除去される。
【0017】
図5を参照すると、代表的な実施形態において、製造プロセスは、論理トランジスタ領域116上にある界面層を形成することによって継続する。代表的な実施形態において、界面層132が、酸化物層126の厚さ未満の厚さを有する酸化物材料(または別の適切な誘電体材料)を備える。したがって、界面層132は薄い酸化物層と呼称されてもよく、堆積される酸化物126は厚い酸化層と呼称されてもよい。代表的な実施形態において、分離された領域108、110の露出された表面に酸化物材料の薄い層を成長させる過酸化水素またはアンモニウム過酸化物のような酸化物質を用いて半導体デバイス構造の表面の化学洗浄を実行することによって酸化物材料の薄い層を成長することによって、界面層132が形成され、その結果、図5の半導体デバイス構造を生成する。このことに関して、当業者が理解されるように、化学的に成長された酸化物材料の厚さは制限され、その結果、界面層132が通常、約1nm以下の厚さを有する。しかしながら、界面層132の厚さは、論理トランジスタ領域116にとって最適であり、移動度化材料122、124のシリコンを空乏化せずに、または酸化ゲルマニウムを形成せずに成長される。図5に示されていないが、実際には、化学洗浄の間、無視できる薄い層の酸化物も酸素拡散バリア層128の露出された表面に成長されることを注意されるべきである。代替的な実施形態において、フィールド酸化プロセスを実行して、半導体材料122、124の露出表面における酸化物の選択的成長を向上させる高温の酸化雰囲気に、半導体デバイス構造を露出することによって、薄膜の酸化物層132は熱的に成長される。代表的な実施形態において、半導体材料122、124の露出表面に酸化物材料を成長させた後、界面層132は窒化酸化物として具体化されるようにパルスRFのデカップルドプラズマ窒化(decoupled plasma nitration:DPN)のような低温ニトロ化工程を実行することによって、製造プロセスは継続する。
【0018】
図6を参照すると、代表的な実施形態において、製造プロセスは、I/Oトランジスタ領域114における酸素拡散バリア層128と、論理トランジスタ116における界面層132とを覆う高誘電率(high-k)の誘電体材料を備える高誘電率の誘電体層134を形成することによって継続する。例えば、酸化ハフニウム(HfO)、酸窒化ハフニウムシリコン(HfSiON)、酸窒化ハフニウムジルコニウム(HfZr)、酸化タンタラム(Ta)、または酸化イットリウム(Y)等の高誘電率の誘電体材料は、二酸化ケイ素よりも大きな誘電率を有する。代表実施形態において、高誘電率の誘電体層134は、従来のようなCVD、PECVD、またはALDによって酸素拡散バリア層128および界面層132上に堆積される。実施形態にしたがって、高誘電率の誘電体層134の厚さは約1nmから約3nmの範囲であってもよい。
【0019】
代表的な実施形態において、製造プロセスは、高誘電率の誘電体層134を形成した後、高誘電率の誘電体層134上にキャップ層136を形成することによって継続する。代表的な実施形態において、キャップ層136は、従来のようなCVD、PECVD、またはALDによって高誘電率の誘電体層134上にキャップ材料の層を共形的に堆積することによって形成される。実施形態にしたがって、キャップ層は、酸化ランタン(LA)のような希土類酸化物または酸化アルミニウム(Al)のような金属酸化物として具体化される。代表的な実施形態において、キャップ層136の厚さは約0.1nmから約1nmの範囲であってもよい。
【0020】
代表的な実施形態において、キャップ層136を形成した後、製造プロセスは、キャップ層136上に酸化ゲッター導電性材料を備える導電性層138を形成することによって継続される。酸化ゲッター導電性材料は、他の材料または雰囲気から酸素を掃気する化学親和力を有する導電性材料である。この点において、厚い酸化物層126の堆積された酸化物材料内の不純物および破壊されたボンドのうちの少なくとも一方のため、酸素拡散バリア層128が無い場合には、後のプロセスステップの間、厚い酸化物層126からの酸素分子は、高誘電率の誘電体層134およびキャップ層136のうちの少なくとも一方を通して酸素ゲッター導電性層138に拡散する傾向がある。例えば、酸素拡散バリア層128が無い場合には、ソース・ドレインの活性化における熱アニールのような後の高温度プロセスステップの間、酸化物層126からの酸素分子は、酸素ゲッター導電性層138に拡散する。よって、酸素拡散バリア層128が、堆積される酸化物層126から酸素ゲッター導電性層138への酸素の拡散を防止する。
【0021】
代表的な実施形態において、酸素拡散導電性層138は、従来のようなCVD、PECVD、またはALDによってキャップ層136上に酸素ゲッター金属層を共形的に堆積することによって形成される。実施形態にしたがって、酸素ゲッター金属層は窒化チタン(TiN)、窒化タンタラム(TaN)、窒化タングステン(WN)または別の窒化金属として具体化される。当業者が理解されるように、後に形成されるトランジスタの閾値電圧を低下させるために、酸素ゲッター導電性金属層は利用される。代表的な実施形態において、酸素ゲッター導電性層138の厚さは約1.5nmであるが、実際の実施形態において、酸素ゲッター導電性層138の厚さは約0.5nmから約10nmの範囲であってもよい。導電性層138を形成した後、代表的な実施形態において、製造プロセスは、導電性層138上に配置されるようにゲート電極の層を備えるゲート電極層140を形成することによって継続される。一実施形態にしたがって、ゲート電極層140は、従来のように導電性層138上に共形的に堆積される多結晶シリコンを備える。
【0022】
図7を参照すると、代表的な実施形態において、製造プロセスは、I/Oトランジスタ領域114からゲート電極層140、酸素ゲッター導電性層138、キャップ層136、高誘電率の誘電体層134、バリア層128、および酸化物層126を選択的に除去してゲートスタック142、144を形成し、論理トランジスタ領域116からゲート電極層140、酸素ゲッター導電性層138、キャップ層136、高誘電率の誘電体層134、および界面層132を選択的に除去してゲートスタック146、148を形成することによって継続される。このことに関して、代表的な実施形態において、ゲート電極層140、酸素ゲッター導電性層138、キャップ層136、高誘電率の誘電体層134、界面層132、バリア層128、および酸化物層126が、従来のようにパターン形成されてエッチングされ、対応するトランジスタ領域104、106、108、110上に配置されるようにゲートスタック142、144、146、148を形成する。各ゲートスタックが高誘電率の誘電体(例えば、高誘電率の誘電体層134)および金属(例えば、酸素ゲッター導電性層138)を備えるので、ゲートスタック142、144、146、148は高誘電率の金属ゲート(high-k dielectric layer:HKMG)として呼称される。
【0023】
図8を参照すると、代表的な実施形態において、製造プロセスは、ドーパントイオンのイオン注入および後のアニールのような従来技術で領域104、106、108、110を適切に不純物ドーピングすることによってゲートスタック142、144、146、148の周りに離間されたソースおよびドレイン領域150、152、154、156を形成することによって継続される。このことに関して、熱アニールの間、バリア層128が厚い酸化物層126から酸素ゲッター導電性層138への堆積される酸化物材料の拡散を防止する。代表的な実施形態において、スペーサ158は、ゲートスタック142、144、146、148の側壁周りに従来のように形成される。側壁スペーサ158を形成した後、領域104、108をマスクし、注入マスクとしてゲートスタック144、148および側壁スペーサ158を用いることによって領域106、110にP型イオン(例えば、3フッ化ホウ素(BF)イオン種またはホウ素イオン)を注入することによってソースおよびドレイン領域152、156が形成されて、領域106における厚い酸化層126を有するPMOS I/Oトランジスタ構造および領域110における薄い酸化物層132を有するPMOS論理トランジスタを形成する。同様に、領域106、110をマスクし、注入マスクとしてゲートスタック142、146および側壁スペーサ158を用いることによって領域104、108にN型イオン(例えば、ヒ素イオンまたはリンイオン)を注入することによってソースおよびドレイン領域150、154が形成されて、領域104における厚い酸化物層126を有するNMOS I/Oトランジスタ構造および領域108における薄い酸化物層132を有するNMOS論理トランジスタ構造を取得する。図8に示されていないが、当業者が理解されるように、側壁スペーサ158の従来の形成に先立って実際の実施形態が領域104、106、108、110に注入されるソースおよびドレイン延在領域を利用することが注意されるべきである。さらに、ソースおよびドレイン領域150、152、154、156の深さは実施形態に応じて変更されてもよく、いくつかの実施形態において、(例えば、絶縁層102とインタフェースするために)ソースおよびドレイン領域150、152、154、156が領域104、106、108、110の底部に延在していてもよい。
【0024】
ソースおよびドレイン領域の形成後、MOSデバイスの製造は、任意の数の周知のプロセスステップ、モジュール、および技術を用いて完成される。この追加のステップは周知であり、よって、本明細書に記載されない。上述の製造プロセスの1つの利点は、高誘電率の金属ゲート厚膜酸化物のI/Oトランジスタが、堆積されたゲート酸化物から窒化チタン(TiN)または窒化タンタラム(TaN)上に配置された酸素ゲッター導電性材料に酸素を拡散することを防止する酸素拡散バリア層を有する。その結果(結果として)、I/Oトランジスタ構造が実質的に同一の酸化物の厚さを有して、ウェハ全域のゲート漏洩の少ない変化、閾値電圧のより少ない変化、および改善された酸化膜経時破壊(time-dependent dielectric breakdown:TDDB)となる。酸素拡散バリア層は、堆積される酸化物層上に形成され、論理トランジスタ領域から除去されるとともに、堆積された酸化物が除去されて、任意の追加的エッチングまたはフォトリソグラフィステップを要しない。特定応用のゲート漏洩、ゲートキャパシタンス、および閾値電圧要求を満たすために、酸素拡散バリア層の厚さは調整されてもよい。
【0025】
本発明の代表的な実施形態にしたがって構成されたデバイスおよび方法を以下に説明する。
装置は一実施形態にしたがったトランジスタのために提供される。トランジスタが半導体材料上にゲートスタックを備える。ゲートスタックが、半導体材料上に堆積される酸化物層、該堆積された酸化物層上にある酸素拡散バリア層、酸素拡散バリア層上に配置された高誘電率の誘電体層、および高誘電率の誘電体層上に配置された酸素ゲッター導電性層を備える。酸素拡散バリア層が酸素の拡散を防止する。一実施形態にしたがって、堆積された酸化物層が少なくとも1ナノメートルの厚さを有する。さらなる実施形態において、堆積される酸化物層が、半導体材料上に堆積される二酸化ケイ素の層を備える。別の実施形態において、酸素拡散バリア層が0.1nmと1.5nmとの間の厚さを有する。別の実施形態にしたがって、酸素拡散バリア層が、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、窒化ゲルマニウムからなる群から選択される材料の層を備える。別のさらなる実施形態にしたがって、酸素ゲッター導電性層が金属を備える。別の実施形態において、酸素ゲッター導電性層が、窒化チタン、窒化タンタラム、窒化タングステンからなる群から選択される材料を備える。一実施形態にしたがって、半導体材料が高移動度材料を含み、堆積された酸化物層は、高移動度材料上に堆積されている。
【0026】
一実施形態にしたがって、トランジスタを製造する方法が提供される。方法が、半導体材料の層上に配置されるように酸化物層を堆積すること、酸化物層上に配置されるように酸素拡散バリア層を形成すること、および酸素拡散バリア層上に配置されるように高誘電率の誘電体材料の層を形成することを含む。方法が、高誘電率の誘電体材料の層上に配置されるように導電性材料の層を形成すること、導電性材料の層、高誘電率の誘電体材料の層、酸素拡散バリア層および酸化物層の一部分を選択的に除去すること、およびゲートスタック周りにソースおよびドレイン領域を形成することをさらに含む。一実施形態にしたがって、酸化物層を堆積することが、700℃と1000℃との間の温度において酸化物材料を堆積することを含む。さらなる実施形態において、酸化物材料を堆積することが、少なくとも1nmの厚さを有する酸化物材料を堆積することを含む。別の実施形態にしたがって、半導体材料の層が高移動度材料の層を含み、酸化物材料は高移動度材料上に堆積される。別の実施形態にしたがって、酸素拡散バリア層を形成することが、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化ゲルマニウムからなる群から選択される材料の層を形成することを含む。さらなる実施形態において、導電性材料の層を形成することは、金属層を形成することを含む。別の実施形態にしたがって、方法は、高誘電率の誘電体材料の層上に配置されるようにキャップ層を形成することをさらに含み、この場合、導電性材料の層、高誘電率の誘電体材料の層、酸素拡散バリア層、および酸化物層の一部分を選択的に除去することは、キャップ層の一部分をさらに除去して、ゲートスタックを形成する。
【0027】
別の実施形態にしたがって、第1トランジスタおよび第2トランジスタを含む半導体デバイスを製造するための方法が提供される。方法が、第1領域の半導体材料および第2領域の半導体材料を有する半導体デバイスを提供すること、第1領域および第2領域上に配置されるように第1酸化物層を堆積すること、および第1酸化物層上に配置されるように酸素拡散バリア層を形成することを含む。方法が、第2領域上に配置された酸素拡散バリア層および第1酸化物層を除去して、第1領域上に配置された酸素拡散バリア層および第1酸化物層をそのまま残すことを含む。方法が、第2領域上に配置されるように誘電体層を形成することをさらに含む。第1酸化物層が第1の厚さを有し、誘電体層が第2の厚さを有し、第2の厚さは第1の厚さ未満である。方法が、第1領域の酸素拡散バリア層上、および第2領域の誘電体層上に配置されるように高誘電率の誘電体材料の層を形成すること、および高誘電率の誘電体材料の層上に配置されるように導電性材料の層を形成することをさらに含む。方法が、第1領域上に配置された導電性材料の層、高誘電率の誘電体材料の層、酸素拡散バリア層、および第1酸化物層の一部分を選択的に除去して、第1トランジスタにおける第1ゲートスタックを形成すること、および第2領域上に配置された導電性材料の層、高誘電率の誘電体材料の層、誘電体層の一部分を選択的に除去して、第2トランジスタにおける第2ゲートスタックを形成することを含む。一実施形態にしたがって、第1トランジスタがI/Oトランジスタを備え、第2トランジスタが論理トランジスタを備える。別の実施形態にしたがって、誘電体層を形成することは、第2酸化物層を成長させることを含む。さらなる実施形態において、第2酸化物層を成長させることは、酸化物質を用いて半導体デバイス構造の化学洗浄を実行するステップを含む。別のさらなる実施形態にしたがって、半導体材料の第1領域が高移動度材料を含み、第1酸化物層は高移動度材料上に堆積される。
【0028】
少なくとも1つの代表的な実施形態及び製造方法について、本発明を上記した詳細な説明において説明したが、多くの種々の変形が存在することを認識し得る。また、代表的な実施形態又は複数の代表的な実施形態は例示であり、本発明の範囲、適用可能性、又は構成を何ら限定するものではないことを認識し得る。むしろ、上記した詳細な説明は、本発明の実施形態例を具体化するための便利なロードマップを当業者に提供するものであり、添付の特許請求の範囲の記載及びそれらの合法的な均等物である本発明の範囲から逸脱することなく、代表的な実施形態において述べられた要素の機能及び構成は種々に変更可能であることを理解し得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体材料上に配置されるゲートスタックを有するトランジスタであって、
前記半導体材料上に配置されるように堆積された酸化物層と、
前記堆積された酸化物層上に配置された酸素拡散バリア層であって、前記酸素拡散バリア層が酸素の拡散を防止する、前記酸素拡散バリア層と、
前記酸素拡散バリア層上に配置された高誘電率の誘電体層と、
前記高誘電率の誘電体層上に配置された酸素ゲッター導電性層とを備える、トランジスタ。
【請求項2】
前記堆積された酸化物層が、少なくとも1ナノメートルの厚さを有する、請求項1に記載のトランジスタ。
【請求項3】
前記堆積された酸化物層が、前記半導体材料上に堆積された二酸化ケイ素の層を含む、請求項2に記載のトランジスタ。
【請求項4】
前記酸素拡散バリア層が、0.1ナノメートルと0.5ナノメートルとの間の厚さを有する、請求項1に記載のトランジスタ。
【請求項5】
前記酸素拡散バリア層が、窒化アルミニウム、窒化シリコン、四窒化三ゲルマニウムからなる群から選択される材料を含む、請求項1に記載のトランジスタ。
【請求項6】
前記酸素ゲッター導電性層が、金属を含む、請求項1に記載のトランジスタ。
【請求項7】
前記酸素ゲッター導電性層が、窒化チタン、窒化タンタル、および窒化タングステンからなる群から選択される材料を含む、請求項1に記載のトランジスタ。
【請求項8】
前記半導体材料が、高移動度材料を含み、前記堆積された酸化物層は前記高移動度材料上に堆積される、請求項1に記載のトランジスタ。
【請求項9】
トランジスタを製造するための方法であって、
半導体材料の層上に配置されるように酸化物層を堆積すること、
前記酸化物層上に配置されるように酸素拡散バリア層を形成すること、
前記酸素拡散バリア層上に配置されるように高誘電率の誘電体材料の層を形成すること、
前記高誘電率の誘電体字材料の層上に配置されるように導電性材料の層を形成すること、
前記導電性材料の層、高誘電率の誘電体材料の層、酸素拡散バリア層、および酸化物層の一部分を選択的に除去して、ゲートスタックを形成すること、
前記ゲートスタック周りにソースおよびドレイン領域を形成することを備える、方法。
【請求項10】
前記酸化物層を堆積することが、700℃と1000℃との間の温度において酸化物材料を堆積することを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記酸化物材料を堆積することが、少なくとも1ナノメートルの厚さの酸化物材料を堆積することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記半導体材料の層が、高移動度材料の層を含み、前記酸化物材料は前記高移動度材料上に堆積される、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記酸素拡散バリア層を形成することが、窒化シリコン、窒化アルミニウム、および四窒化三ゲルマニウムからなる群から選択された材料の層を形成することを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記導電性材料の層を形成することが、金属層を形成することを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記高誘電率の誘電体材料の層上に配置されるようにキャップ層を形成することをさらに備え、
前記導電性材料の層、前記高誘電率の誘電体材料の層、前記酸素拡散バリア層、および前記酸化物層の一部分を選択的に除去し、さらにキャップ層の一部分を選択的に除去する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
第1トランジスタおよび第2トランジスタを含む半導体デバイスを製造する方法であって、
半導体材料の第1領域および半導体材料の第2領域を有する半導体デバイス構造を提供すること、
前記第1領域および前記第2領域上に配置されるように第1酸化物層を堆積することであって、前記第1酸化物層が第1の厚さを有する、前記第1酸化物層を堆積すること、
前記第1酸化物層上に配置されるように酸素拡散バリア層を形成すること、
前記酸素拡散バリア層および前記第1領域上に配置された前記第1酸化物層を完全に残して、前記第2領域上に配置された第1酸化物層および前記酸素拡散バリア層を除去すること、
前記第2領域上に配置されるように誘電体層を形成することであって、前記誘電体層が第2の厚さを有し、前記第2の厚さは前記第1の厚さ未満である、前記誘電体層を形成すること、
前記第1領域の前記酸素拡散バリア層および前記第2領域の前記誘電体層上に配置されるように高誘電率の誘電体材料の層を形成すること、
前記高誘電率の誘電体材料上に配置されるように導電性材料の層を形成すること、
前記第1領域上に配置された前記導電性材料の層、前記高誘電率の誘電体材料の層、前記酸素拡散バリア層、および前記第1酸化物層の一部分を選択的に除去して、前記第1トランジスタの第1ゲートスタックを形成すること、
前記第2領域上に配置された前記導電性材料の層、前記高誘電率の誘電体材料の層、前記誘電体材料の一部分を選択的に除去して、前記第2トランジスタの第2ゲートスタックを形成することを含む、方法。
【請求項17】
前記第1トランジスタがI/Oトランジスタを含み、前記第2トランジスタが論理トランジスタを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記誘電体層を形成することが、第2酸化物層を成長させることを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記第2酸化物層を成長させることが、酸化物質を用いて前記半導体デバイスの化学洗浄を実行することを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記半導体材料の前記第1領域が、高移動度材料を含み、前記第1酸化物層は前記高移動度材料上に堆積される、請求項16に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2013−506289(P2013−506289A)
【公表日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−530887(P2012−530887)
【出願日】平成22年8月16日(2010.8.16)
【国際出願番号】PCT/US2010/045582
【国際公開番号】WO2011/037700
【国際公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(504199127)フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド (806)
【Fターム(参考)】