説明

半導体装置およびその製造方法

【課題】低電気抵抗化および高信頼性化可能なコンタクトを備え、高速伝送が可能で信頼性の高い半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 コンタクト20、23を、CVD法を用いて、シリサイド膜19、22、シリコン窒化膜15aおよび第1層間絶縁膜15bの内壁に接する表面に、表面からコンタクト内部方向への距離に応じて窒素含有量が減少する組成勾配を有する窒化タングステン部24を形成し、その内側にタングステンが充填されたタングステン部25を形成する。窒化タングステン部24とタングステン部25との界面の酸化や汚染を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置およびその製造方法に係り、特にシリコン基板の不純物拡散領域やゲート電極に接触するコンタクトを備えた半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置は、MOS型のLSIチップの高機能化や高記憶容量化、低消費電力化等のため、集積度の向上およびLSIチップの縮小化が進められてきた。回路の微細化はゲート長が100nmを切り、技術上の困難性はますます高くなってきており、回路の微細化により、従来の技術の革新が必要になってきている。
【0003】
シリコン基板に形成された不純物拡散領域と配線とを電気的に接続する垂直配線、例えばコンタクトでは、従来、不純物拡散領域の表面に形成されたシリサイドとの接触抵抗の安定化と、シリサイド材料との反応、拡散を抑制するためにバリア膜として、チタン膜および窒化チタン膜を順次スパッタ装置により形成していた。また、回路の微細化によりコンタクトが狭小化され、アスペクト比(=コンタクトホールの深さ/コンタクトホールの幅)が大きい場合は、チタン膜をスパッタ装置により形成し、窒化チタン膜を有機金属(MO)CVD装置により形成していた。そして、バリア膜によりコンタクトホールの底面と側壁面が覆われた後に、埋め込み層をCVD装置を用いてタングステン材料により形成していた。
【0004】
また、密着膜を兼ねるバリア膜をスパッタ法により窒化タングステン膜を形成し、次いで埋め込み層をCVD装置によりタングステン材料を用いて形成したコンタクトが提案されている(例えば、特許文献1または2参照。)。
【0005】
このように、コンタクトの導電材料を形成する工程では、スッパタ装置およびCVD装置、あるいは、MOCVD装置およびCVD装置というように異なる成膜装置が用いられている。
【特許文献1】特開平8−45878号公報
【特許文献2】特開平11−214650号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、コンタクトの形成においてバリア膜と埋め込み層を異なる装置を用いて形成すると、バリア膜が大気に触れ表面酸化や表面汚染等が生じ、コンタクトの電気抵抗の増加やコンタクト内に電気抵抗の分布が生じ、信頼性が低下するおそれがある。特に、配線ルールの縮小化に伴いコンタクトの狭小化が進み、また、高速伝送化が進むにつれ、これらの問題は顕著に現れるようになる。また、バリア膜の形成終了時点から埋め込み層の形成開始時点までの時間を短縮できず、さらに、ウェハ毎にその時間にバラツキが生じることから、表面酸化や表面汚染の程度がウェハ毎に異なり、製品品質のばらつきが増大する。
【0007】
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、低電気抵抗化および高信頼性化が可能なコンタクトを備え、高速伝送が可能で信頼性の高い半導体装置およびその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一観点によれば、第1の導電体と、前記第1の導電体を覆う絶縁膜と、前記絶縁膜上に配設された第2の導電体と、前記絶縁膜を貫通し、第1の導電体と第2の導電体とを電気的に接続するコンタクトと、を備え、前記コンタクトは、前記第1の導電体および絶縁膜に接する表面に形成された窒化タングステン部と、該窒化タングステン部の内側に形成されたタングステン部からなり、前記窒化タングステン部の表面からタングステン部に亘って、該表面から離れるにしたがって窒素含有量がほぼ連続的に減少してなる半導体装置が提供される。
【0009】
本発明によれば、コンタクトは、コンタクトの表面に窒素含有量がほぼ連続的に減少する組成勾配を有する窒化タングステン部と、その内側に連続的にタングステン部が形成されているので、従来のバリア膜が窒化タングステン膜で埋め込み層がタングステンの場合よりも、窒化タングステン部とタングステン部との界面で組成が急激に変化しない。したがって、界面において内部応力の蓄積が少なくなり内部欠陥の少ない緻密なコンタクトが形成される。また、界面には酸素や有機物ガスなどが存在しない。したがって、低電気抵抗化および信頼性の高いコンタクトが実現でき、その結果、CR(容量抵抗積)の増加による信号遅延を抑制し、高速伝送可能で信頼性の高い半導体装置が実現できる。
【0010】
本発明の他の観点によれば、第1の導電体と、前記第1の導電体を覆う絶縁膜と、前記絶縁膜上に設けられた第2の導電体と、前記絶縁膜を貫通し、第1の導電体と第2の導電体とを電気的に接続するコンタクトと、を備え、前記コンタクトは、前記第1の導電体および絶縁膜に接する表面に形成された窒化タングステン部と、該窒化タングステン部の内側に形成されたタングステン部からなり、前記窒化タングステン部とタングステン部との界面において、窒化タングステン材料とタングステン材料が混合してなる半導体装置が提供される。
【0011】
本発明によれば、コンタクトの表面に窒化タングステン部を形成し、連続的にタングステン部をその内側に形成することにより、窒化タングステン部とタングステン部との界面が互いに混合している。界面では窒素含有量が変化する傾きが、従来のバリア膜と埋め込み層を異なる装置で形成する場合よりも低減され、かつ、窒化タングステン部とタングステン部とが緻密に結合していると推察される。したがって、熱履歴によるコンタクト内の局所的な断線を回避することができ、従来よりも低電気抵抗化を図ることができる。
【0012】
本発明のその他の観点によれば、第1の導電体と、前記第1の導電体を覆う絶縁膜と、前記絶縁膜上に設けられた第2の導電体と、前記絶縁膜を貫通し、第1の導電体と第2の導電体とを電気的に接続するコンタクトと、を備える半導体装置の製造方法であって、前記絶縁膜を貫通し、第1の導電体を露出するコンタクトホールを形成する工程と、CVD装置を用いて、第1の導電体およびコンタクトホール内壁の表面を覆う窒化タングステン部を形成する処理と、タングステン材料を充填する処理とを連続して行うコンタクト形成工程と、を備える半導体装置の製造方法が提供される。
【0013】
本発明によれば、コンタクトは、窒化タングステン部を形成する処理と、コンタクトホール内にタングステン材料を充填する処理とが連続して行われているので、窒化タングステン膜とタングステン材料が充填されたタングステン部の界面が表面酸化や有機物ガス等による汚染が生じていない。したがって、コンタクトは、従来の異なる装置によりバリア膜と埋め込み層を形成したコンタクトよりも、低電気抵抗化および高信頼性化を図ることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、低電気抵抗化および高信頼性化が可能なコンタクトを備え、高速伝送が可能で信頼性の高い半導体装置およびその製造方法を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下図面を参照しつつ実施の形態を説明する。
【0016】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。図1を参照するに、半導体装置10は、シリコン基板11と、シリコン基板11に、素子分離領域12により画成された素子領域13に形成されたトランジスタ14と、シリコン基板11の表面およびトランジスタ14を覆うシリコン窒化膜15aおよび第1層間絶縁膜15bと、第1層間絶縁膜15bおよびシリコン窒化膜15aを貫通し、不純物拡散領域18に形成されたシリサイド膜19に接触すると共にビア16および配線17に電気的に接続されたコンタクト20と、ゲート電極21のシリサイド膜22に接触すると共にビア16および配線17に電気的に接続されたコンタクト23等から構成される。ここではn型MOSトランジスタを例として説明する。
【0017】
本実施の形態の半導体装置10は、不純物拡散領域18やゲート電極21に電気的に接続するコンタクト20、23の構造に主な特徴がある。コンタクト20、23は、その表面、すなわち、シリサイド膜19、22や、シリコン窒化膜15aおよび第1層間絶縁膜15bの内壁に接する表面に、組成勾配を有する窒化タングステン部24が形成され、その内側にタングステンが充填されてなるタングステン部25から構成される。次にコンタクト20、23を詳細に説明する。
【0018】
図2は、コンタクトの要部を拡大して示す模式図である。図2を参照するに、コンタクト20、23は、シリサイド膜19、22、シリコン窒化膜15aおよび第1層間絶縁膜15bの内壁に接する表面に膜状の窒化タングステン部24が形成されている。窒化タングステン部24は、一例として表面から順に第1窒化タングステン部24a〜第3窒化タングステン部24cから構成される。
【0019】
第1窒化タングステン部24aは、例えば窒化タングステンの化学量論的組成を有し、その内側の第2窒化タングステン部24bは、第1窒化タングステン部24aよりも窒素含有量が低い組成を有し、さらにその内側の第3窒化タングステン部24cは第2窒化タングステン部24bよりも窒素含有量が低い組成を有する。すなわち、コンタクト表面側の第1窒化タングステン部24aの窒素含有量が高く、内側になるにしたがって窒素含有量が減少し、第3窒化タングステン部24cの窒素含有量が最も低くなる。そして、第3窒化タングステン部24cの内側には窒素を含有しないタングステン部25が形成されている。
【0020】
このように構成することで、表面の第1窒化タングステン部24aが密着膜およびバリア層としての機能を果たし、第2窒化タングステン部24b、第3窒化タングステンテン部24c、タングステン部25と窒素含有量を次第に減少させることで、各々の界面での接触抵抗を低減し、コンタクト20、23全体の電気抵抗を低減することができる。
【0021】
なお、第1窒化タングステン部24a〜第3窒化タングステン部24c、およびタングステン部25が、それぞれの界面を有するように示したが、界面を有せずに連続的に窒素含有量が減少するようにしてもよい。また、第1窒化タングステン部24aの窒素含有量をそのバリア性に応じて化学量論的組成に対して窒素含有量を適宜選択してもよい。
【0022】
図3は、コンタクトの組成分布を示す図である。図3は、EDX(Energy−Dispersive X−ray Spectroscopy)分析装置を用いて、コンタクトの組成分布を示している。分析の便宜のため、基板に形成した層間絶縁膜上に、コンタクトを形成する条件と同様の条件(後ほど製造方法の説明において詳述する。)を用いて窒化タングステン部およびタングステン部をこの順に連続して形成した試料を用いた。分析は、試料のタングステン部の表面側から層間絶縁膜の方向にArイオンによりエッチングしながら行った。図3の縦軸は、それぞれタングステン濃度と窒素濃度を示し、横軸は深さを示す。
【0023】
図3を参照するに、タングステンの濃度がほぼ100原子%の埋め込み層に相当するタングステン部から、層間絶縁膜に近づくにつれて次第に窒素濃度が増加し、層間絶縁膜との界面においてほぼ窒素濃度が最大になっていることが分かる。したがって、上述したように、コンタクトではこれと逆の順に表面から窒化タングステン部とタングステン部が順次形成されているが、図3の結果からコンタクトの表面(層間絶縁膜との界面)から内側に向かって窒素濃度が減少する組成勾配を有する窒化タングステン部およびタングステン部が形成されていることが分かる。
【0024】
本実施の形態に係る半導体装置10によれば、コンタクト20、23の表面が組成勾配を有する窒化タングステン部24からなり、その内側に連続的にタングステン部25が形成されているので、従来のように、バリア膜が窒化タングステン膜で、埋め込み層がタングステン材料の場合よりも、窒化タングステン部24とタングステン部25との界面で組成が急激に変化していないので、内部応力の蓄積が少なく、内部欠陥の少ない緻密なコンタクト20、23が形成される。したがって、その緻密性により低電気抵抗化および信頼性の高いコンタクト20、23を形成できる。
【0025】
次に図4〜図6を参照しつつ、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する。図4〜図6は、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程図である。
【0026】
最初に図4(A)の工程では、シリコン基板11にSTI法により素子分離領域12を形成する。シリコン基板11は、バルク基板でもSOI基板(Silicon On Insulating substrate)でもよい。
【0027】
図4(A)の工程ではさらに、イオン注入法により素子領域13にB、BF2などのp型不純物イオンを打込み、p型ウェル領域26を形成する。
【0028】
図4(A)の工程ではさらに、シリコン基板11の表面にゲート酸化膜28、ポリシリコン膜のゲート電極21からなるゲート積層体29を形成する。具体的には、ゲート酸化膜28は、シリコン基板11の表面のシリコン自然酸化膜(不図示)をHF処理により除去し、CVD法、スパッタ法、あるいは熱酸化処理により、シリコン基板11の表面に例えば厚さが3nmのシリコン酸化膜28aを形成する。なお、シリコン酸化膜28aのかわりに、シリコン酸窒化膜やシリコン窒化膜でもよく、さらにこれらの膜とシリコン酸化膜との積層体でもよい。ポリシリコン膜21aは、シリコン酸化膜28a上にCVD法によりノンドープのポリシリコン膜を形成する。PH3ガス等を混合して、PやBをドープしたドープトポリシリコン膜を形成してもよい。次いで、ポリシリコン膜21a上にレジスト膜(不図示)を形成しパターニングして、レジスト膜をマスクとしてRIE法によりポリシリコン膜21aおよびシリコン酸化膜28aをエッチングして、ゲート絶縁膜28およびゲート電極21からなるゲート積層体29が形成される。
【0029】
図4(A)の工程ではさらに、ゲート積層体29をマスクとして、B(例えば注入エネルギー10keV、ドーズ量1×1013cm-2)を例えば入射角35度に設定して打ち込み、ゲート積層体29の両側のシリコン基板11にp型ポケット領域30を形成する。
【0030】
図4(A)の工程ではさらに、ゲート積層体29をマスクとして、As+(注入エネルギー1keV)を基板面にほぼ垂直に打ち込み、ゲートの両側に浅い接合領域31を形成する。ここで、浅い接合領域31は、p型ポケット領域30の上側、すなわちシリコン基板11の表面側に形成される。
【0031】
次いで図4(B)の工程では、ゲート積層体29の両側に側壁絶縁膜32を形成する。具体的には、シリコン基板11の表面およびゲート積層体29を覆うようにCVD法により例えば厚さ100nmのシリコン窒化膜23aを形成し、Cxyzガスを用いてRIE法によりエッチバックする。
【0032】
図4(B)の工程ではさらに、ゲート積層体29と側壁絶縁膜32をマスクとして、P(例えば注入エネルギー6keV、ドーズ量2×1015cm-2)を基板面にほぼ垂直に打ち込み、側壁絶縁膜32の両側の素子領域13に深い接合領域33を形成する。浅い接合領域31、深い接合領域33からなる不純物領域18の活性化熱処理を行う。
【0033】
次いで図4(C)の工程では、図4(B)の構造体を覆う、例えばNi膜34をスパッタ法により形成する。次いでRTP(Rapid Themal Process)装置を用いて熱処理(温度400℃〜500℃)を行い、Ni膜をシリコン基板およびゲート電極のシリコンと反応させ、NiSi膜(例えば膜厚20nm)のシリサイド膜19、22を不純物拡散領域18およびゲート電極21の表面に形成する。次いで、未反応のNi膜34をアンモニアと過酸化水素の混合液でウエットエッチング(一次処理)を行い、さらに硫酸と過酸化水素の混合液でウエットエッチング(二次処理)を行い、除去する。次いで、RTP装置を用いて熱処理(温度400℃〜500℃)を行う。NiSi膜は、熱処理の加熱温度(400℃〜500℃)が低い点で好ましい。NiSi膜の他CoSi2膜、TaSi2膜、TiSi2膜、PtSi膜を形成してもよい。例えば、CoSi2膜の場合は、熱処理の加熱温度500℃〜700℃に設定する。
【0034】
次いで図5(A)の工程では、図4(C)の構造体を覆うシリコン窒化膜15aおよび第1層間絶縁膜15bを順次形成する。具体的には、シリコン窒化膜15aは、例えば、CVD法により厚さ80nmに形成し、第1層間絶縁膜15bは、例えば、スパッタ法によるシリコン酸化膜、CVD法によるTEOS(テトラエトキシシラン)ガスを用いたシリコン酸化膜、BPSG(Boro−Phospho Silicate Glass)膜、SIOC(シロキサン・アルコキシ系)膜等を用いることができる。なお、第1層間絶縁膜15bにシロキサン系の無機あるいは有機のSOD(Spin On Dielectric)や、ポリアリルエーテル等の有機材料のlow−k膜を用いてもよい。
【0035】
図5(A)の工程ではさらに、第1層間絶縁膜15bの表面をCMP法により平坦化する。
【0036】
次いで、図5(B)の工程では、第1層間絶縁膜15b上にレジスト膜38を形成し、フォトリソグラフィ法によりコンタクトホールのパターンの開口部38aを形成する。
【0037】
次いで、図6(A)の工程では、レジスト膜38をマスクとして、RIE法により、第1層間絶縁膜15bをエッチングしてする。第1層間絶縁膜15bがシリコン酸化膜の場合はエッチングガスにCF4とH2の混合ガスを用いてエッチングし、シリコン窒化膜15aの表面でエッチングが停止する。
【0038】
図6(A)の工程ではさらに、エッチングガスにCxyzガスを用いてシリコン窒化膜15aを貫通し、シリコン基板11およびゲート電極21の表面のシリサイド膜19、22を露出するコンタクトホール20aを形成する。
【0039】
図6(A)の工程ではさらに、ウェット方式によりレジスト膜39を除去し、次いで、プラズマエッチング装置を用いて、NF3ガスやH2ガスを使用して、シリサイド膜19、22の表面をエッチングし清浄化する。レジスト残渣やシリコン酸化膜の残渣がコンタクトホール20a、23aの底部に残留することがあり、清浄化することでシリサイド膜19、22と次の工程で形成するコンタクトとの接触の信頼性を向上でき、特にコンタクトホール20a、23aのアスペクト比が大きい場合に効果的である。具体的には、例えばNF3ガスを使用して圧力200Pa、RF出力500W、処理時間30秒に設定する。
【0040】
また、NF3ガスやH2ガスによる清浄化のかわりにスパッタ装置を用いてArガスによりシリサイド膜20a、23aの表面をスパッタエッチングし、清浄化してもよい。Arガスのスパッタエッチングは上記残渣の除去能力が高い点で好ましい。
【0041】
次いで図6(B)の工程では、CVD法によりコンタクトホール20a、23aに組成勾配を有する窒化タングステン部とタングステン部からなる導電材料を連続して形成する。具体的には、基板を加熱し、成膜開始時はCVD装置の容器内にプロセスガスとして、六フッ化タングステン(WF6)、シラン(SiH4)、アンモニア(NH3)、および水素(H2)ガスを供給し窒化タングステン部を成膜する。そして次第にNH3ガス流量を減少させ、最終的には、NH3ガス流量を0とし、WF6ガス、SiH4ガス、およびH2ガスを供給する。その結果、表面には内側になるにしたがって次第に窒素含有量が減少する組成勾配を有する窒化タングステン部24が形成され、その内側にはタングステンからなるタングステン部25が形成される。このようにして図2に示す構造を有するコンタクト20、23が形成される。
【0042】
より具体的には、成膜開始時は、基板を200℃〜400℃に加熱し、CVD装置の容器内は、例えば圧力200Pa、WF6ガス流量80sccm、SiH4ガス流量5sccm、NH3ガス流量160sccm、およびArガス流量5000sccmに設定する。そして、NH3ガス流量を例えば3sccm/秒の割合で、あるいは段階的に減少させ、最終的には、NH3ガス流量を0とし、圧力1000Pa、WF6ガス流量80sccmおよびH2ガス流量5000sccmとする。このようにして成膜することにより、図2に示すような窒素含有量がコンタクト20、23の外表面から離れるにしたがって窒素含有量が連続的に減少し、窒素含有量の勾配があるコンタクト20、23が形成される。なお、SiH4ガスのかわりにB26ガスを用いてもよい。
【0043】
また、組成勾配を有する窒化タングステン部24は、コンタクトの表面から1nm〜0nmの厚さに形成することが好ましい。窒化タングステン部24の厚さが、コンタクトホールの基板面に平行な断面形状が円形である場合はその半径の20%を超えるとき、コンタクトホールの基板面に平行な断面形状が四角形の場合はその一辺の長さの10%を超えるときは、それ自体の電気抵抗が増加し、コンタクト全体の電気抵抗が増加する。また、厚さが1nmを切るとバリア膜としての機能が低下し、シリサイド膜からコンタクトへのシリコン原子の拡散が増加する。なお、ここでの厚さはコンタクトの表面から窒素含有量がほぼ0となる厚さをいう。
【0044】
次いで、図6(B)の工程の後に、導電材料40の表面をCMP(化学的機械研磨)法により第1層間絶縁膜15bの表面が露出するまで平坦化する。この後に、図示および詳細な説明は省略するが図1を参照して、更に、第1層間絶縁膜およびコンタクト20、23を覆う、第2層間絶縁膜36、エッチング・ストッパ膜35a、第3層間絶縁膜37、エッチング・ストッパ膜35bを順次形成し、デュアルダマシン法を用いて、コンタクト20、23の表面に接触するCuからなるビア16および配線17を形成し、図1に示す半導体装置10が形成される。
【0045】
本実施の形態によれば、CVD法を用いて、コンタクト20、23の表面に密着膜およびバリア膜としての窒化タングステン部24を形成し、連続的に埋め込み層としてのタングステン部25をその内側に形成することにより、窒化タングステン部24が大気に曝されることがない。従来は、バリア膜と埋め込み層とを異なる装置により形成する際に、バリア膜が表面酸化あるいは表面汚染されコンタクトの電気抵抗や断線等の発生の原因となっていたの対し、本実施の形態によれば、バリア膜の表面酸化あるいは表面汚染を防止し、低電気抵抗で信頼性の高いコンタクトを形成することができる。
【0046】
また、本実施の形態によれば、バリア膜と埋め込み層とが一体化して形成されているので、組成勾配を有する窒化タングステン部24のうち、窒素含有量の高い部分、例えば差第1窒化タングステン部24aの厚さを薄膜化できるので、コンタクト20、23の低電気抵抗化を図ることができる。
【0047】
なお、タングステン部25は、タングステンを主成分として、Si、B、P、Tiのうち少なくとも1種の元素を含んでもよい。
【0048】
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面図、図8は、第2の実施の形態に係る半導体装置のコンタクトの要部を拡大して示す模式図である。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0049】
図7および図8を参照するに、本実施の形態に係る半導体装置60は、コンタクト61、62の構造が異なる以外は、第1の実施の形態に係る半導体装置と同様に構成されている。
【0050】
コンタクト61、62は、シリサイド膜19、22および第1層間絶縁膜15bの内壁に接する表面に、窒化タングステン膜63が形成され、その内側にはタングステンが充填されたタングステン部が形成されている。窒化タングステン膜63は、例えば化学量論的組成の窒化タングステンからなる。図7および図8に窒化タングステン膜とタングステン材料の界面を示したが、窒化タングステン膜63とタングステン部25は連続して形成されているので、界面では窒化タングステンとタングステンが混合しており、その界面は不鮮明になっている。したがって、界面では窒素含有量が変化する傾きが、従来のバリア膜と埋め込み層を異なる装置で形成する場合よりも低減され、かつ、窒化タングステン膜63とタングステン部25とが緻密に結合していると推察される。したがって、熱履歴によるコンタクト内の局所的な断線を回避することができ、従来よりも低電気抵抗化を図ることができる。
【0051】
コンタクト61、62の形成は、第1の実施の形態の図6(B)の工程において、CVD法により成膜開始時は、基板を200℃〜400℃に加熱し、CVD装置の容器内にプロセスガスとして、WF6ガス、SiH4ガス、NH3ガス、およびArガスを供給し、窒化タングステン膜63を成膜する。そしてNH3ガスおよびArガスの供給を停止し、WF6ガス、SiH4ガス、およびH2ガスを供給してタングステン部25を形成する。具体的な製造条件は、上述した図6(B)の工程と略同様である。このようにして成膜することにより、窒化タングステン膜63の表面を大気に曝すことなく連続的に形成できる。なお、SiH4ガスのかわりにB26ガスを用いてもよい。
【0052】
本実施の形態によれば、コンタクト61、62は、窒化タングステン膜63とタングステン部25の界面が大気に曝されていないので、大気中に含まれる酸素原子や有機物ガスなどが存在せず、酸化や汚染が生じていない。したがって、コンタクト61、62は、従来のバリア膜と埋め込み層が異なる装置により形成され、バリア膜と埋め込み層との間に大気に曝されている場合よりも、低電気抵抗化および高信頼性化を図ることができる。
【0053】
次に本実施の形態の変形例に係る半導体装置を説明する。本変形例の半導体装置は、コンタクトの構造が異なる以外は、図7に示す半導体装置と同様に構成されているので、同様の部分については説明を省略する。
【0054】
図9は、第2の実施の形態の変形例に係る半導体装置のコンタクトの要部を拡大して示す模式図である。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0055】
本変形例のコンタクト60、61は、その表面、すなわち、シリサイド膜19、22および第1層間絶縁膜15bの内壁に接する表面にタングステン膜65が形成され、その内側に窒化タングステン膜63と、その内側にタングステンが充填されたタングステン部25から構成され、タングステン膜65が設けられた以外は、図7および図8に示す第2の実施の形態のコンタクトと同様に構成される。
【0056】
タングステン膜65は、例えば原子層が1層〜5層程度からなり、CVD法、特に単原子層を形成できるALD(Atomic Layer Deposition)法を用いて形成する。上述した図6(B)の工程のCVD法のかわりにALD法を用いて、コンタクトホール20a、23aに導電材料を充填する。具体的には、最初に、SiH4ガスを供給してコンタクトホール20a、23aの表面にイニシエーション膜を形成し、次いでWF6ガス(例えば流量50sccm)とNH3ガス(例えば流量100sccm)を交互に10回〜60回繰り返して供給し、タングステン膜65および窒化タングステン膜63を形成し、さらに、その内側に第1の実施の形態と同様にしてタングステン部25を形成する。なお、他の工程は上述した第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
【0057】
本変形例によれば、シリサイド膜19、22に接触するコンタクト60、61の表面がタングステン膜65からなるので、密着性が良好でかつシリサイド膜19、22とコンタクト60、61との接触抵抗を低減できる。
【0058】
以上本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0059】
例えば、実施の形態においてコンタクトは不純物拡散領域やゲート電極に形成されたシリサイド膜に接触する場合を例に説明したが、ビアやプラグ等の垂直配線に適用できる。
【0060】
また、実施の形態においてn型MOSトランジスタを例に説明したが、本発明はp型MOSトランジスタ、CMOSトランジスタ、さらにMIS(Metal Insulator Semiconductor)トランジスタやその他の半導体装置に適用できる。
【0061】
以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 第1の導電体と、
前記第1の導電体を覆う絶縁膜と、
前記絶縁膜上に配設された第2の導電体と、
前記絶縁膜を貫通し、第1の導電体と第2の導電体とを電気的に接続するコンタクトと、を備え、
前記コンタクトは、
前記第1の導電体および絶縁膜に接する表面に形成された窒化タングステン部と、該窒化タングステン部の内側に形成されたタングステン部からなり、
前記窒化タングステン部の表面からタングステン部に亘って、該表面から離れるにしたがって窒素含有量がほぼ連続的に減少してなることを特徴とする半導体装置。
(付記2) 前記コンタクトは、窒化タングステン部の外側にタングステン膜をさらに備えることを特徴とする付記1記載の半導体装置。
(付記3) 前記タングステン膜は1原子層〜5原子層のうちいずれかの原子層数からなることを特徴とする付記2記載の半導体装置。
(付記4) シリコン基板と、
前記シリコン基板中に形成された不純物拡散領域と、ゲート酸化膜およびゲート電極を有するゲート構造体とからなるトランジスタと、
前記不純物拡散領域あるいはゲート電極の表面に形成されたシリサイド膜と、
前記シリコン基板の表面およびトランジスタを覆う絶縁膜と、
前記絶縁膜上に形成された配線と、
前記絶縁膜を貫通し、前記シリサイド膜と配線とを電気的に接続するコンタクトと、を備え、
前記コンタクトは、
前記シリサイド膜および絶縁膜と接する表面に形成された窒化タングステン部と、該窒化タングステン部の内側に形成されたタングステン部からなり、
前記窒化タングステン部の表面からタングステン部に亘って、該表面から離れるにしたがって窒素含有量がほぼ連続的に減少することを特徴とする半導体装置。
(付記5) 第1の導電体と、
前記第1の導電体を覆う絶縁膜と、
前記絶縁膜上に設けられた第2の導電体と、
前記絶縁膜を貫通し、第1の導電体と第2の導電体とを電気的に接続するコンタクトと、を備え、
前記コンタクトは、
前記第1の導電体および絶縁膜に接する表面に形成された窒化タングステン部と、該窒化タングステン部の内側に形成されたタングステン部からなり、
前記窒化タングステン部とタングステン部との界面において、窒化タングステン材料とタングステン材料が混合してなることを特徴とする半導体装置。
(付記6) 前記第1の導電体はシリサイド膜からなり、
前記シリサイド膜は、NiSi、CoSi2、TaSi2、TiSi2、およびPtSiからなる群のうちいずれか1種からなることを特徴とする付記1〜5のうち、いずれか一項記載の半導体装置。
(付記7) 前記第2の導電体は、絶縁膜に接する表面が前記窒化タングステン部からなり、その内側に前記タングステン部が形成されてなることを特徴とする付記1〜3、5、および6のうち、いずれか一項記載の半導体装置。
(付記8) 第1の導電体と、
前記第1の導電体を覆う絶縁膜と、
前記絶縁膜上に設けられた第2の導電体と、
前記絶縁膜を貫通し、第1の導電体と第2の導電体とを電気的に接続するコンタクトと、を備える半導体装置の製造方法であって、
前記絶縁膜を貫通し、第1の導電体を露出するコンタクトホールを形成する工程と、
CVD装置を用いて、第1の導電体およびコンタクトホール内壁の表面を覆う窒化タングステン部を形成する処理と、次いでコンタクトホール内にタングステン材料を充填する処理とを連続して行うコンタクト形成工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記9) 前記窒化タングステン部を形成する処理に用いるプロセスガスが、WF6ガスと、NH3ガスと、Arガスと、SiH4ガスまたはB26ガスであり、
前記タングステン材料部を形成する処理に用いるプロセスガスが、WF6ガスと、H2ガスと、SiH4ガスまたはB26ガスであることを特徴とする付記8記載の半導体装置の製造方法。
(付記10) 前記タングステン材料を充填する処理は、窒化タングステン部を形成する処理に用いた窒素源となるプロセスガスの供給を停止して連続的にタングステン材料を充填することを特徴とする付記8または9記載の半導体装置の製造方法。
(付記11) 前記窒化タングステン部を形成する処理は、窒素源となるプロセスガスの流量を成膜開始時に第1の流量に設定し、次いで次第に該流量を減少させ、成膜終了時には該第1の流量よりも小なる第2の流量に設定されてなることを特徴とする付記8〜10のうち、いずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
(付記12) 前記第1の流量から第2の流量にステップ状あるいは連続的に流量を減少させることを特徴とする付記11記載の半導体装置の製造方法。
(付記13) 前記第2の流量を略0とすることを特徴とする付記11または12記載の半導体装置の製造方法。
(付記14) コンタクトホールを形成する工程とコンタクト形成工程との間に、
前記第1の導電体の表面を、NF3ガスあるいはH2ガスを用いてプラズマエッチング処理を行い、あるいは、Arガスを用いてスパッタエッチング処理を行うことを特徴とする付記8〜13のうち、いずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。
【図2】第1の実施の形態に係る半導体装置のコンタクトの要部を拡大して示す模式図である。
【図3】コンタクトの組成分布を示す図である。
【図4】(A)〜(C)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程図(その1)である。
【図5】(A)および(B)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程図(その2)である。
【図6】(A)および(B)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程図(その3)である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面図である。
【図8】第2の実施の形態に係る半導体装置のコンタクトの要部を拡大して示す模式図である。
【図9】第2の実施の形態の変形例に係る半導体装置のコンタクトの要部を拡大して示す模式図である。
【符号の説明】
【0063】
10 半導体装置
11 シリコン基板
12 素子分離領域
13 素子領域
14 トランジスタ
15a シリコン窒化膜
15b 第1層間絶縁膜
16 ビア
17 配線
18 不純物拡散領域
19、22 シリサイド膜
20、23、61、62 コンタクト
21 ゲート電極
21a ポリシリコン膜
24 窒化タングステン部
24a〜24c 第1〜第3窒化タングステン部
25 タングステン部
26 p型ウェル領域
28 ゲート酸化膜
29 ゲート積層体
30 p型ポケット領域
31 浅い接合領域
32 側壁絶縁膜
33 深い接合領域
34 Ni膜
35a、35b エッチング・ストッパ膜
36 第2層間絶縁膜
37 第3層間絶縁膜
38、39 レジスト膜
40 導電材料
63 窒化タングステン膜
65 タングステン膜

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の導電体と、
前記第1の導電体を覆う絶縁膜と、
前記絶縁膜上に配設された第2の導電体と、
前記絶縁膜を貫通し、第1の導電体と第2の導電体とを電気的に接続するコンタクトと、を備え、
前記コンタクトは、
前記第1の導電体および絶縁膜に接する表面に形成された窒化タングステン部と、該窒化タングステン部の内側に形成されたタングステン部からなり、
前記窒化タングステン部の表面からタングステン部に亘って、該表面から離れるにしたがって窒素含有量がほぼ連続的に減少してなることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
第1の導電体と、
前記第1の導電体を覆う絶縁膜と、
前記絶縁膜上に設けられた第2の導電体と、
前記絶縁膜を貫通し、第1の導電体と第2の導電体とを電気的に接続するコンタクトと、を備え、
前記コンタクトは、
前記第1の導電体および絶縁膜に接する表面に形成された窒化タングステン部と、該窒化タングステン部の内側に形成されたタングステン部からなり、
前記窒化タングステン部とタングステン部との界面において、窒化タングステン材料とタングステン材料が混合してなることを特徴とする半導体装置。
【請求項3】
第1の導電体と、
前記第1の導電体を覆う絶縁膜と、
前記絶縁膜上に設けられた第2の導電体と、
前記絶縁膜を貫通し、第1の導電体と第2の導電体とを電気的に接続するコンタクトと、を備える半導体装置の製造方法であって、
前記絶縁膜を貫通し、第1の導電体を露出するコンタクトホールを形成する工程と、
CVD装置を用いて、第1の導電体およびコンタクトホール内壁の表面を覆う窒化タングステン部を形成する処理と、タングステン材料を充填する処理とを連続して行うコンタクト形成工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記タングステン材料を充填する処理は、窒化タングステン部を形成する処理に用いた窒素源となるプロセスガスの供給を停止してタングステン材料を充填することを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記窒化タングステン膜を形成する処理は、窒素源となるプロセスガスの流量を成膜開始時に第1の流量に設定し、次いで次第に該流量を減少させ、成膜終了時には該第1の流量よりも小なる第2の流量に設定されてなることを特徴とする請求項3または4記載の半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−59982(P2006−59982A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−239649(P2004−239649)
【出願日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】