説明

半導体装置の製造方法及び設計支援装置

【課題】コンタクト領域の欠損を抑制する技術を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、基板上方に導電膜を形成し、導電膜上に補助パターンを形成し、導電膜及び補助パターンを覆うように金属膜を形成し、金属膜をエッチバックし、補助パターンの側面にサイドウォール膜を形成し、補助パターンを除去し、導電膜及びサイドウォール膜の一部を覆い、一部を露出させるレジストパターンを形成し、レジストパターンをマスクとしてエッチングによりサイドウォール膜の露出している部分を除去し、サイドウォール膜をマスクとして導電膜をエッチングして、ゲート電極及びゲート電極と導通するコンタクト領域を形成し、露出している部分が除去されることにより導電膜上に残存するサイドウォール膜の形状は、ゲート電極及びコンタクト領域の形状に対応し、補助パターンの形状は、コンタクト領域の形状に対応するサイドウォール膜の少なくとも三辺と接する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置の製造方法及び設計支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の微細化が要求されている。近年では、半導体装置の製造プロセスで用いられる露光光源の波長では対応できないような微細ピッチパターンが要求されるようになった。これに伴い、微細なパターンの形成においては、ダブルパターニング等の手法を用いて、所望のデザインになるような製造プロセスを構築する。
【0003】
多重露光を用いたダブルパターニングでは、第一のパターニングに対し、第二のパターニングの重ね合せ露光を厳しく管理する必要がある。そのため、所望のLarge Scale Integration(LSI)の回路パターンを適切に分割できない場合には、スペーサー法と呼ば
れる手法のダブルパターニングが用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−150166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スペーサー法は、位置ズレに対する管理が緩やかであるというメリットに対して、作成できる形状パターンが少ないという制約がある。そのため、追加工程としてコンタクト用のコンタクト領域(又はパッド領域ともいう)を作成する場合がある。コンタクト領域は、上層電極と下層電極とを効率良く接続するための領域である。本開示は、コンタクト領域の欠損を抑制する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一観点による半導体装置の製造方法は、基板上方に導電膜を形成する工程と、前記導電膜上に補助パターンを形成する工程と、前記導電膜及び前記補助パターンを覆うように金属膜を形成する工程と、前記金属膜をエッチバックし、前記補助パターンの側面に前記金属膜からなるサイドウォール膜を形成する工程と、前記サイドウォール膜を形成する工程の後、前記補助パターンを除去する工程と、前記補助パターンを除去する工程の後、前記導電膜及び前記サイドウォール膜の一部を覆い、一部を露出させるレジストパターンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクとしてエッチングすることにより前記サイドウォール膜の露出している部分を除去する工程と、前記サイドウォール膜をマスクとして前記導電膜をエッチングすることで、ゲート電極及び前記ゲート電極と導通するコンタクト領域を形成する工程と、を備え、前記レジストパターンから露出している部分が除去されることにより前記導電膜上に残存する前記サイドウォール膜の形状は、前記ゲート電極及び前記コンタクト領域の形状に対応し、前記補助パターンの形状は、前記コンタクト領域の形状に対応する前記サイドウォール膜の少なくとも三辺と接する。
【発明の効果】
【0007】
開示の方法によれば、コンタクト領域の欠損を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図2】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図3】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図4】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図5】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図6】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図7A】第1実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図7B】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図8A】第1実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図8B】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図9A】第1実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図9B】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図10A】第1実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図10B】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図11A】第1実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図11B】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図12】第1実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図13】第1実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図14】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図15】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図16】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図17】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図18】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図19】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図20】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図21】第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図22】第2実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図23】第2実施形態に係る半導体装置の断面図である。
【図24】第2実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図25】第2実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図26】第2実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図27】第2実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図28】第2実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図29】第2実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図30】第2実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図31】ゲート電極、コンタクト領域及びコンタクトを示す図である。
【図32】半導体装置のレイアウト図である。
【図33】ゲート電極、コンタクト領域及びハードマスクパターンのレイアウト図である。
【図34】ゲート電極、コンタクト領域及びハードマスクパターンのレイアウト図である。
【図35】第2実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図36】第2実施形態に係る半導体装置の上面図である。
【図37】設計支援装置の構成図である。
【図38】設計支援装置の機能ブロック図である。
【図39】アシストパターンの形状データの作成方法のフローを示す図である。
【図40】ゲート電極の形状データ及びコンタクト領域の形状データを示す図である。
【図41】カッティングマスクの形状データの作成方法のフローを示す図である。
【図42】設計データを示す図である。
【図43】設計データを示す図である。
【図44】カッティングマスクの形状データを示す図である。
【図45】CMPダミーパターン及びアシストパターンの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、実施形態に係る半導体装置及びその製造方法並びに設計支援装置について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成に限定されない。
【0010】
〈第1実施形態〉
図1から図21を参照して、第1実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。第1実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、まず、図1に示すように、半導体基板1上の全面に、例えば、熱酸化法により膜厚5nmのシリコン酸化膜2を形成する。半導体基板1として、例えば、p型のシリコン基板を用いる。次に、例えば、Chemical Vapor Deposition(CVD、化学気相成長)法により、シリコン酸化膜2上に
膜厚80nmのシリコン窒化膜3を形成する。これにより、シリコン酸化膜2及びシリコン窒化膜3を有するハードマスクが形成される。
【0011】
次に、例えば、スピンコート法により、シリコン窒化膜3上にフォトレジスト膜を形成する。そして、フォトリソグラフィ技術を用いて、図1に示すように、シリコン窒化膜3上にレジストパターン4を形成する。レジストパターン4をマスクとして、シリコン酸化膜2及びシリコン窒化膜3をエッチングする。次に、レジストパターン4を除去する。そして、シリコン酸化膜2及びシリコン窒化膜3をハードマスクとして、半導体基板1をエッチングすることにより、図2に示すように、半導体基板1に溝が形成される。
【0012】
次に、図3に示すように、半導体基板1上の全面に、例えば、プラズマCVD法により、膜厚450nmのシリコン酸化膜5を形成する。そして、例えば、Chemical Mechanical Polishing(CMP、化学機械研磨)法により、シリコン窒化膜3の表面が露出するま
でシリコン酸化膜5の表面を研磨する。シリコン窒化膜3が、研磨を行う際におけるストッパ膜として機能する。シリコン酸化膜5の表面を研磨することにより、図4に示すように、半導体基板1の溝に素子分離領域6が形成される。半導体基板1に素子分離領域6が形成されることにより、半導体基板1に素子領域A、B、C及びDが画定される。
【0013】
次に、例えば、ウェットエッチングにより、半導体基板1上方に残っているシリコン酸化膜2及びシリコン窒化膜3を除去する。そして、例えば、スピンコート法により、半導体基板1上の全面にフォトレジスト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォトレジスト膜をパターニングすることにより、図5に示すように、素子領域A及びCを覆うレジストパターン7を形成する。そして、レジストパターン7をマスクとして、半導体基板1内にn型不純物を注入することにより、半導体基板1にn型ウェル8が形成される。n型不純物として、例えば、リン(P)を用いる。その後、レジストパターン7を除去する。
【0014】
次に、例えば、熱酸化法により、図6に示すように、膜厚2nmのゲート絶縁膜9を形成する。そして、例えば、CVD法により、膜厚100nmのポリシリコン膜10(導電膜に相当)をゲート絶縁膜9上に形成する。次に、例えば、CVD法又はCVDスパッタリング法によりポリシリコン膜10上に膜厚80nm〜120nmの金属膜11を形成する。金属膜11は、例えば、ポリシリコン膜である。
【0015】
次に、例えば、スピンコート法により、金属膜11上にフォトレジスト膜を形成する。そして、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォトレジスト膜をパターニングすることにより、金属膜11上にレジストパターンを形成する。
【0016】
レジストパターンをマスクとして金属膜11に対して異方性エッチングを行うことにより、ポリシリコン膜10上にアシストパターン12を形成する。その後、レジストパターンを除去する。図7Aは、ポリシリコン膜10上にアシストパターン12を形成した場合の半導体装置の上面図である。図7Bは、図7Aの点線Aで示した位置を矢印方向Bから見た半導体装置の断面図である。
【0017】
次に、図8A及び図8Bに示すように、例えば、CVD法又はCVDスパッタリング法により膜厚20〜30nmの金属膜13をポリシリコン膜10及びアシストパターン12上に形成する。金属膜13は、例えば、酸化膜、窒化膜又はシリコン酸化膜である。この場合、アシストパターン12を覆うように金属膜13がアシストパターン12の上面及び側面に蒸着する。図8Aは、ポリシリコン膜10及びアシストパターン12上に金属膜13を形成した場合の半導体装置の上面図である。図8Bは、図8Aの点線Cで示した位置を矢印方向Dから見た半導体装置の断面図である。
【0018】
そして、金属膜13に対してエッチバックを行い、図9A及び図9Bに示すように、アシストパターン12の側面にハードマスクパターン14を形成する。すなわち、アシストパターン12の側面に金属膜13のサイドウォール膜が形成されることにより、アシストパターン12の側面にハードマスクパターン14が形成される。したがって、ハードマスクパターン14は、サイドウォール膜形状の金属膜13である。図9Aでは、アシストパターン12の側面にリング型のハードマスクパターン14が形成されている。図9Aは、アシストパターン12の側面にハードマスクパターン14を形成した場合の半導体装置の上面図である。図9Bは、図9Aの点線Eで示した位置を矢印方向Fから見た半導体装置の断面図である。
【0019】
次に、図10A及び図10Bに示すように、アシストパターン12を除去する。アシストパターン12の除去は、エッチバック又はウェット処理により行ってもよい。図10Aは、アシストパターン12を除去した場合の半導体装置の上面図である。図10Bは、図10Aの点線Gで示した位置を矢印方向Hから見た半導体装置の断面図である。
【0020】
そして、例えば、スピンコート法により、ポリシリコン膜10及びハードマスクパターン14上にフォトレジスト膜を形成する。次に、カッティングマスクを用いてフォトレジスト膜を露光することにより、図11A及び図11Bに示すように、ポリシリコン膜10及びハードマスクパターン14上にレジストパターン15を形成する。すなわち、ポリシリコン膜10及びハードマスクパターン14の一部を覆い、一部を露出させるレジストパターン15を形成する。図11Aは、ポリシリコン膜10及びハードマスクトパターン14上にレジストパターン15を形成した場合の半導体装置の上面図である。図11Bは、図11Aの点線Iで示した位置を矢印方向Jから見た半導体装置の断面図である。図11Aに示すように、ハードマスクパターン14の切断(除去)したい部位が露出し、ハードマスクパターン14の切断(除去)したくない部位がレジストパターン15で覆われている。
【0021】
そして、レジストパターン15をマスクとして、ハードマスクパターン14をエッチングすることにより、図12に示すように、ハードマスクパターン14の露出部位が除去される。すなわち、ハードマスクパターン14は、レジストパターン15から露出している部分が除去される。図12は、ハードマスクパターン14の露出部位が除去された場合の半導体装置の上面図である。
【0022】
次に、図13に示すように、レジストパターン15を除去する。レジストパターン15の除去は、エッチバック又ウェット処理により行ってもよい。図13は、レジストパターン15を除去した場合の半導体装置の上面図である。図13に示すように、ポリシリコン
膜10上にハードマスクパターン14の微細パターンが形成されている。
【0023】
そして、ハードマスクパターン14をマスクとして、ポリシリコン膜10をエッチングすることにより、図14に示すように、半導体基板1上方にゲート電極16を形成する。この場合、ハードマスクパターン14の形状に対応する形状のゲート電極16が半導体基板1上方に形成される。微細化されたハードマスクパターン14をマスクとして、ポリシリコン膜10をエッチングすることによりゲート電極16の微細化が可能となる。
【0024】
アシストパターン12を利用してハードマスクパターン14を形成し、ハードマスクパターン14を利用してゲート電極16を所望の形状に形成することで、ゲート電極16の微細化が可能となる。したがって、アシストパターン12は、ゲート電極16の微細化を補助する補助パターンとして機能する。また、アシストパターン12は、設計レイアウトには存在しない補助パターンである。
【0025】
次に、ゲート電極16上のハードマスクパターン14を除去する。そして、例えば、スピンコート法により、半導体基板1上方にフォトレジスト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォトレジスト膜をパターニングすることによりレジストパターン17を形成する。この場合、素子領域B及びDを覆うようにレジストパターン17を形成する。
【0026】
そして、図15に示すように、p型Lightly Doped Drain(LDD)領域18を形成す
る。具体的には、ゲート電極16及びレジストパターン17をマスクとして、半導体基板1内にp型不純物を注入することにより、p型LDD領域18を形成する。p型不純物として、例えば、ホウ素(B)を用いる。その後、レジストパターン17を除去する。
【0027】
そして、例えば、スピンコート法により、半導体基板1上方にフォトレジスト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォトレジスト膜をパターニングすることによりレジストパターン19を形成する。この場合、素子領域A及びCを覆うようにレジストパターン19を形成する。
【0028】
そして、図16に示すように、n型LDD領域20を形成する。具体的には、ゲート電極16及びレジストパターン19をマスクとして、半導体基板1内にn型不純物を注入することにより、n型LDD領域20を形成する。n型不純物として、例えば、リン(P)を用いる。その後、レジストパターン19を除去する。
【0029】
次に、半導体基板1上に、ゲート電極16を覆うようにシリコン酸化膜を堆積する。例えば、CVD法を用いることにより、シリコン酸化膜を半導体基板1上に堆積することが可能である。そして、シリコン酸化膜に対して、異方性ドライエッチング(エッチバック)を行う。異方性ドライエッチング(エッチバック)を行うことにより、ゲート電極16の側面にサイドウォール絶縁膜21を形成する。
【0030】
次に、例えば、スピンコート法により、半導体基板1上方にフォトレジスト膜を形成する。そして、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォトレジスト膜をパターニングすることによりレジストパターン22を形成する。この場合、素子領域B及びDを覆うようにレジストパターン22を形成する。
【0031】
次に、図17に示すように、ソース/ドレイン領域23を形成する。具体的には、ゲート電極16、サイドウォール絶縁膜21及びレジストパターン22をマスクとして、半導体基板1にp型不純物を注入することにより、ソース/ドレイン領域23を形成する。例えば、p型LDD領域18よりも高不純物濃度となる条件でp型不純物を注入し、p型L
DD領域18の一部と重畳するソース/ドレイン領域23を形成する。p型不純物として、例えば、ホウ素(B)を用いる。その後、レジストパターン22を除去する。
【0032】
そして、例えば、スピンコート法により、半導体基板1上方にフォトレジスト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォトレジスト膜をパターニングすることによりレジストパターン24を形成する。この場合、素子領域A及びCを覆うようにレジストパターン24を形成する。
【0033】
次に、図18に示すように、ソース/ドレイン領域25を形成する。具体的には、ゲート電極16、サイドウォール絶縁膜21及びレジストパターン24をマスクとして、半導体基板1にn型不純物を注入することにより、ソース/ドレイン領域25を形成する。例えば、n型LDD領域20よりも高不純物濃度となる条件でn型不純物を注入し、n型LDD領域20の一部と重畳するソース/ドレイン領域25を形成する。n型不純物として、例えば、リン(P)を用いる。その後、レジストパターン24を除去する。
【0034】
そして、図19に示すように、半導体基板1の上方に層間絶縁膜26を形成し、CMP法により層間絶縁膜26を平坦化する。層間絶縁膜26は、例えばシリコン酸化膜である。シランガスと酸素ガスとを用いたCVD法により、層間絶縁膜26を形成することが可能である。
【0035】
次に、図20に示すように、コンタクト27及び配線28を形成する。具体的には、フォトリソグラフィ及びエッチングにより、層間絶縁膜26にコンタクトホールを形成する。そして、層間絶縁膜26上に例えばタングステン(W)を堆積した後、CMP法によりタングステンを研磨することで層間絶縁膜26にコンタクト27を形成する。次に、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等の金属を層間絶縁膜26上に堆積し、フォトリソグラフィ及びエッチングにより、層間絶縁膜26上に配線28を形成する。
【0036】
そして、図21に示すように、層間絶縁膜29、コンタクト30及び配線31を形成する。具体的には、配線28上に層間絶縁膜29を形成し、CMP法により層間絶縁膜29を平坦化する。層間絶縁膜29は、例えば、シリコン酸化膜である。シランガスと酸素ガスとを用いたCVD法により、層間絶縁膜29を配線28上に形成することが可能である。コンタクト30及び配線31の形成は、コンタクト27及び配線28の形成と同様に行う。
【0037】
このように、層間絶縁膜29、コンタクト30及び配線31を形成することにより、多層配線を形成することが可能である。また、必要に応じて、さらに層間絶縁層及び配線層の形成の工程を繰り返してもよい。
【0038】
〈第2実施形態〉
図22から図44を参照して、第2実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について説明する。なお、同一の構成要素については、第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。また、必要に応じて図1から図21の図面を参照する。
【0039】
第1実施形態では、ゲート電極16の微細化に関する技術について説明した。第2実施形態では、ゲート電極16及びコンタクト領域の微細化に関する技術について説明する。コンタクト領域は上層電極と下層電極とを効率良く接続するための領域である。コンタクト領域は、隣接する電極へのリーク防止や、重ね合せ露光の位置ズレに対するマージンの増加を目的として、上層電極と下層電極とを接続するコンタクトを包含する大きさが必要である。
【0040】
第2実施形態に係る半導体装置の製造方法においては、図22に示すように、半導体基板1上にポリシリコン膜40を形成する。なお、半導体基板1上にポリシリコン膜40を形成するまでの工程は、第1実施形態に係る半導体装置の製造方法における半導体基板1上にポリシリコン膜10を形成するまでの工程と同様である。
【0041】
次に、例えば、CVD法又はCVDスパッタリング法により、図23に示すように、ポリシリコン膜40上に膜厚80nm〜120nmの金属膜41を形成する。金属膜41は、例えば、ポリシリコン膜である。
【0042】
そして、例えば、スピンコート法により、金属膜41上にフォトレジスト膜を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォトレジスト膜をパターニングすることにより、金属膜41上にレジストパターンを形成する。
【0043】
レジストパターンをマスクとして金属薄41に対して異方性エッチングを行うことにより、ポリシリコン膜40上にアシストパターン42を形成する。その後、レジストパターンを除去する。図24は、ポリシリコン膜40上にアシストパターン42を形成した場合の半導体装置の上面図である。
【0044】
次に、図25に示すように、例えば、CVD法又はCVDスパッタリング法により、膜厚20〜30nmの金属膜43をポリシリコン膜40及びアシストパターン42上に形成する。金属膜43は、例えば、酸化膜、窒化膜又はシリコン酸化膜である。この場合、アシストパターン42を覆うように金属膜43がアシストパターン42の上面及び側面に蒸着する。図25は、ポリシリコン膜40及びアシストパターン42上に金属膜43を形成した場合の半導体装置の上面図である。
【0045】
そして、金属膜43に対してエッチバックを行い、図26に示すように、アシストパターン42の側面にハードマスクパターン44を形成する。すなわち、アシストパターン42の側面に金属膜43のサイドウォール膜が形成されることにより、アシストパターン42の側面にハードマスクパターン44が形成される。したがって、ハードマスクパターン44は、サイドウォール膜形状の金属膜43である。図26は、アシストパターン42の側面にハードマスクパターン44を形成した場合の半導体装置の上面図である。
【0046】
次に、図27に示すように、アシストパターン42を除去する。アシストパターン42の除去は、エッチバック又はウェット処理により行ってもよい。図27は、アシストパターン42を除去した場合の半導体装置の上面図である。
【0047】
そして、例えば、スピンコート法により、ポリシリコン膜40及びハードマスクパターン44上にフォトレジスト膜を形成する。次に、カッティングマスクを用いてフォトレジスト膜を露光することにより、図28に示すように、ポリシリコン膜40及びハードマスクパターン44上にレジストパターン45を形成する。すなわち、ポリシリコン膜40及びハードマスクパターン44の一部を覆い、一部を露出させるレジストパターン45を形成する。図28は、ポリシリコン膜40及びハードマスクトパターン44上にレジストパターン45を形成した場合の半導体装置の上面図である。図28に示すように、ハードマスクパターン44の切断(除去)したい部位が露出し、ハードマスクパターン44の切断(除去)したくない部位がレジストパターン45で覆われている。
【0048】
そして、レジストパターン45をマスクとして、ハードマスクパターン44をエッチングすることにより、ハードマスクパターン44の露出部位を除去する。すなわち、ハードマスクパターン44は、レジストパターン45から露出している部分が除去される。次に、レジストパターン45を除去する。レジストパターン45の除去は、エッチバック又ウ
ェット処理により行ってもよい。図29は、レジストパターン45を除去した場合の半導体装置の上面図である。図29に示すように、ハードマスクパターン44の露出部位が除去されることにより、ポリシリコン膜40上にハードマスクパターン44の微細パターンが形成される。
【0049】
そして、ハードマスクパターン44をマスクとして、ポリシリコン膜40をエッチングすることにより、図30に示すように、半導体基板1上方にゲート電極46と、ゲート電極46と導通するコンタクト領域47とを形成する。この場合、ハードマスクパターン44の形状に対応する形状のゲート電極46及びコンタクト領域47が半導体基板1上方に形成される。微細化されたハードマスクパターン44をマスクとして、ポリシリコン膜40をエッチングすることにより、微細化されたゲート電極46の形成が可能となる。また、微細化されたハードマスクパターン44をマスクとして、ポリシリコン膜40をエッチングすることにより、微細化されたコンタクト領域47の形成が可能となる。
【0050】
アシストパターン42を利用してハードマスクパターン44を形成し、ハードマスクパターン44を利用してゲート電極46及びコンタクト領域47を所望の形状に形成することで、ゲート電極46及びコンタクト領域47の微細化が可能となる。したがって、アシストパターン42は、ゲート電極46及びコンタクト領域47の微細化を補助する補助パターンとして機能する。また、アシストパターン42は、設計レイアウトには存在しない補助パターンである。
【0051】
半導体基板1上方にゲート電極46及びコンタクト領域47を形成した後における半導体装置の製造方法の工程は、第1実施形態における半導体装置の製造方法の工程と同様である。
【0052】
図31は、ゲート電極46、コンタクト領域47、コンタクト領域47上に形成されるコンタクト27を示す図である。図31では、例えば、コンタクト領域47の縦幅及び横幅の寸法を60nmとし、ゲート電極46の横幅の寸法を30nmとし、コンタクト27の直径(φ)を45nmとし、コンタクト領域上47のコンタクト27に対する被り量を7.5nmとする。図31に示すように、コンタクト27の底面部分は、コンタクト領域47に完全に接触しているため、コンタクト27の底面の接触面積は100%である。
【0053】
次に、アシストパターン42の形状について説明する。アシストパターン42は、ハードマスクパターン44を微細化して形成するためにポリシリコン膜40上に形成される。そのため、半導体装置のレイアウト設計では、ハードマスクパターン44が所望の形状となるように、アシストパターン42の形状が設計される。
【0054】
図32は、第2実施形態に係る半導体装置のレイアウトを示す図である。図32に示す半導体装置のレイアウトには、ゲート電極46A〜Jと、コンタクト領域47A〜Jと、ソース又はドレインとして作用するアクティブ領域48とが設計されている。コンタクト領域47A〜Jにはコンタクト27が設計されている。ゲート電極46A〜Jは長方形の形状であり、コンタクト領域47A〜Jは正方形の形状である。ただし、図32に示すゲート電極46A〜Jの形状及びコンタクト領域47A〜Jの形状は、例示であって、他の形状であってもよい。図32に示すように、ゲート電極46Aの一辺とコンタクト領域47Aの一辺とが同一直線上となるようにゲート電極46A及びコンタクト領域47Aが隣接して配置される。ゲート電極46Aとコンタクト領域47Aとが隣接して配置されることにより、ゲート電極46A及びコンタクト領域47Aは鉤型の形状となる。ゲート電極46B〜J及びコンタクト領域47B〜Jについても同様である。
【0055】
図33は、ゲート電極46A〜J及びコンタクト領域47A〜Jの形状に基づいてアシ
ストパターン42A〜Dの形状を設計した場合のレイアウトを示す図である。図33に示すように、アシストパターン42Aがコンタクト領域47Aの突出部分の三辺(辺L、辺M及び辺N)に接するように、アシストパターン42Aの形状が設計されている。アシストパターン42B〜Dについても同様である。
【0056】
半導体装置の製造において、ポリシリコン膜40上に形成されるアシストパターン42の側面は直線であることが好ましい。すなわち、半導体装置の製造において、アシストパターン42の側面が直線であれば、アシストパターン42の側面に形成されるハードマスクパターン44が直線形状に成膜され易くなる。ハードマスクパターン44の直線部分が長いほど、ゲート電極46の直線部分が長くなり、ゲート電極46の直線性に有利である。そこで、図33に示すレイアウトでは、アシストパターン42A〜Dの側面ができる限り直線状になるように、アシストパターン42A〜Dの形状が設計されている。
【0057】
また、半導体装置の製造において、ハードマスクパターン44は、アシストパターン42の側面に所定の厚みで形成される。上述したように、アシストパターン42の側面にハードマスクパターン44を形成する場合、アシストパターン42の上面及び側面に金属膜43を蒸着させる。隣接するアシストパターン42の間の距離が十分に離れている場合は、隣接するアシストパターン42の側面のそれぞれに金属膜43が蒸着可能である。すなわち、隣接するアシストパターン42の間の距離が十分に離れている場合、隣接するアシストパターン42の側面には金属膜43がそれぞれ離れて蒸着する。
【0058】
一方、隣接するアシストパターン42の間の距離が十分に離れていない場合、言い換えれば、隣接するアシストパターン42の間の距離が所定以下の場合、隣接するアシストパターン42の側面には金属膜43が互いに連結されて蒸着する。このように、隣接するアシストパターン42の側面に金属膜43が互いに連結されて蒸着する性質を利用して、ハードマスクパターン44を形成することも可能である。
【0059】
隣接するアシストパターン42の間の距離が所定以下の場合、例えば、図33の点線で囲まれた範囲に示す太幅のワイヤラインを形成するためのハードマスクパターン44を形成することも可能である。また、隣接するアシストパターン42の間の距離が所定以下の場合、例えば、コンタクト領域47をゲート電極46の途中に形成するためのハードマスクパターン44を形成することも可能である。
【0060】
隣接するアシストパターン42の間の距離が徐徐に短くなると、所定の距離を境界として、隣接するアシストパターン42の側面に金属膜43が互いに連結されて蒸着する変異点が存在する。ここで、隣接するアシストパターン42の側面に金属膜43が互いに連結されて蒸着することにより形成されたハードマスクパターン44の幅について、以下のように定義することが可能である。
【0061】
例えば、隣接するアシストパターン42の間の距離が十分に離れている場合に形成されるハードマスクパターン44の幅をA(nm)とする。この場合、理論的には2倍の2A(nm)が、連結形成されたハードマスクパターン44の幅となる。連結形成されたハードマスクパターン44とは、隣接するアシストパターン42の側面に金属膜43が互いに連結されて蒸着することにより形成されたハードマスクパターン44をいう。隣接するアシストパターン42の間の距離を、ハードマスクパターン44の水平方向の幅の長さの2倍の距離となるように、隣接するアシストパターン42をポリシリコン膜40上に形成する。これにより、連結形成されたハードマスクパターン44の幅を、連結形成されていないハードマスクパターン44の幅の2倍とすることが可能である。
【0062】
また、隣接するアシストパターン42の間の距離を、ハードマスクパターン44の水平
方向の幅の長さの2倍以下の距離となるように、隣接するアシストパターン42をポリシリコン膜40上に形成することも可能である。成膜条件によっては、成膜途中でボイド等が発生する可能性があるため、1.5〜1.6A(nm)程度が、連結形成されたハードマスクパターン44の幅として好ましい。このような条件を考慮して、連結形成されたハードマスクパターン44を形成した場合、ゲート電極46の幅(ゲート長)をA(nm)とすると、ワイヤラインの幅は1.5〜1.6A(nm)程度となる。
【0063】
ここで、図34に示すアシストパターン42の形状に基づいてポリシリコン膜40上にアシストパターン42を形成した場合の例を、図34から図36を参照して説明する。図34は、ゲート電極46A〜J、コンタクト領域47A〜J及びアシストパターン42A〜Dのレイアウトを示す図である。図34に示すアシストパターン42の形状は、図33に示すアシストパターン42の形状と比較して、斜線で示した部分が設計されていない。
【0064】
図35は、図34に示すアシストパターン42の形状に基づいてポリシリコン膜40上にアシストパターン42を形成し、アシストパターン42の側面にハードマスクパターン44を形成した場合の半導体装置の上面図である。
【0065】
図35に示すアシストパターン42を除去し、レジストパターン45を用いて、ハードマスクパターン44を部分的に除去することにより、微細化されたハードマスクパターン44を形成することができる。微細化されたハードマスクパターン44をマスクとしてポリシリコン膜40をエッチングすることにより、図36に示すように、半導体基板1上方に微細化されたゲート電極46及びコンタクト領域47を形成することができる。
【0066】
図36に示すように、コンタクト領域47の一部が欠損している。そのため、コンタクト27をコンタクト領域47上に形成した場合、コンタクト27の底面の一部がコンタクト領域47に接触しないことになる。この場合、コンタクト27の底面の接触面積は75%程度である。すなわち、コンタクト27の底面の接触面積は25%程度の損失が発生する。図34に示す斜線部分にもアシストパターン42を形成することで、コンタクト27の底面の接触面積の損失の発生を抑制することが可能である。すなわち、図33に示すように、アシストパターン42の形状を、ゲート電極46及びコンタクト領域47の形状よりも長手方向に突出させて設計することで、コンタクト27の底面の接触面積の損失の発生を抑制することが可能である。
【0067】
次に、アシストパターン42の形状データの作成方法について説明する。図37は、アシストパターン42の形状データを作成するために用いられる設計支援装置50の構成図である。設計支援装置50は、コンピュータプログラムを実行することで設計支援装置50を制御するCentral Processing Unit(CPU、中央処理装置)51、CPU51で実
行されるコンピュータプログラムやCPU51が処理するデータを記憶するメモリ52を有する。また、図37に示すように、設計支援装置50は、CPU51と各種の装置とを接続するインターフェース53、ハードディスク駆動装置54、可搬媒体駆動装置55、入力装置56、表示装置57を有している。
【0068】
メモリ52は、CPU51で実行されるプログラムやCPU51で処理されるデータを記憶する。メモリ52は、例えば、揮発性のRandom Access Memory(RAM)、不揮発性のRead Only Memory(ROM)である。インターフェース53は、Universal Serial Bus(USB)等のシリアルインターフェース、あるいは、Peripheral Component Interconnect(PCI)等のパラレルインターフェースのいずれでもよい。なお、CPU51と各
装置とをインターフェース53で接続しているが、CPU51と各装置との間を異なるインターフェースで接続してもよい。また、複数のインターフェース53をブリッジ接続してもよい。
【0069】
ハードディスク駆動装置54は、メモリ52にロードされるプログラムを格納する。また、ハードディスク駆動装置54は、CPU51で処理されるデータを記憶する。可搬媒体駆動装置55は、例えば、Compact Disc(CD)、Digital Versatile Disk(DVD)、HD−DVD、ブルーレイディスク等の駆動装置である。また、可搬媒体駆動装置55は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを有するカード媒体の入出力装置であってもよい。可搬媒体駆動装置55が駆動する媒体は、例えば、ハードディスク駆動装置54にインストールされるコンピュータプログラム、入力データ等を格納する。入力装置56は、例えば、キーボード、マウス、ポインティングデバイス、ワイヤレスリモコン等である。
【0070】
表示装置57は、CPU51で処理されるデータやメモリに記憶されるデータを表示する。表示装置57は、例えば、液晶表示装置、プラズマディスプレイパネル、Cathode Ray Tube(CRT)、エレクトロルミネッセンスパネル等である。
【0071】
図38は、設計支援装置50の機能ブロック図である。図38に示す各機能部は、CPU51、メモリ52等を含むコンピュータ、各装置及びコンピュータ上で実行されるプログラム等によって実現することができる。
【0072】
図39は、設計支援装置50により実行されるアシストパターン42の形状データの作成方法のフローを示す図である。図39のステップS01において、設計支援装置50は、アシストパターン42の形状データの作成を開始する。例えば、設計支援装置50は、アシストパターン42の形状データの作成の指示を入力装置56から受け付けることにより、アシストパターン42の形状データの作成を開始してもよい。
【0073】
図39のステップS02において、レイアウトデータ作成部60(レイアウト部に相当)は、半導体装置のレイアウトデータを作成する。例えば、レイアウトデータ作成部60は、図32に示す半導体装置のレイアウトデータを作成する。
【0074】
次に、図39のステップS03において、チェック部61は、レイアウトデータ作成部60により作成された半導体装置のレイアウトデータに対して、デザインルールチェック(DRC)を実施する。この場合のデザインルールチェックは、半導体装置のレイアウトデータが設計基準(デザインルール)を満たしているかの検証である。
【0075】
半導体装置のレイアウトデータが設計基準を満たしていない場合(図39のステップS03でNO)、図39のステップS04に進む。図39のステップS04において、修正部62は、半導体装置のレイアウトデータを修正する。修正後の半導体装置のレイアウトデータは、図39のステップS03において、チェック部61により再度デザインルールチェックが実施される。
【0076】
一方、半導体装置のレイアウトデータが設計基準を満たしている場合(図39のステップS03でYES)、図39のステップS05に進む。図39のステップS05において、形状データ抽出部63(抽出部に相当)は、半導体装置のレイアウトデータからゲート電極46及びコンタクト領域47の抽出を行い、ゲート電極46の形状データ及びコンタクト領域47の形状データを作成する。半導体装置のレイアウトデータに複数のゲート電極46及びコンタクト領域47が存在する場合、形状データ抽出部63は、半導体装置のレイアウトデータから複数のゲート電極46及びコンタクト領域47の抽出を行う。例えば、形状データ抽出部63は、図32に示す半導体装置のレイアウトデータからゲート電極46A〜J及びコンタクト領域47A〜Jを抽出し、図40に示すゲート電極46A〜Jの形状データ及びコンタクト領域47A〜Jの形状データを作成する。以下では、ゲート電極46の形状データ及びコンタクト領域47の形状データをデザインインテントデー
タという。
【0077】
そして、図39のステップS06において、位置算出部64は、作成対象となるアシストパターン42と接するコンタクト領域47として、コンタクト領域47の突出している部分が互いに向かい合っている二つのコンタクト領域47を決定する。例えば、位置算出部64は、図40に示すレイアウトデータからコンタクト領域47A及び47Bを決定する。位置算出部64は、コンタクト領域47C〜47Jについても同様に決定する。
【0078】
図39のステップS06において、位置算出部64は、決定した二つのコンタクト領域47の一方と隣接するゲート電極46の辺の位置を算出する。この場合、位置算出部64は、コンタクト領域47の辺と段差が生じているゲート電極46の辺を基準として、ゲート電極46の辺の位置を算出する。例えば、位置算出部64は、図40に示すレイアウトデータにおけるゲート電極46Aの辺Kの位置を算出する。
【0079】
図39のステップS06において、位置算出部64は、決定した二つのコンタクト領域47の一方の辺の位置を算出する。この場合、位置算出部64は、ゲート電極46の辺と段差が生じているコンタクト領域47の辺の位置を算出する。例えば、位置算出部64は、図40に示すレイアウトデータにおけるコンタクト領域47Aの辺Mの位置を算出する。
【0080】
図39のステップS06において、位置算出部64は、決定した二つのコンタクト領域47の他方の辺の位置を算出する。この場合、位置算出部64は、ゲート電極46の辺と段差が生じているコンタクト領域47の辺の位置を算出する。例えば、位置算出部64は、図40に示すレイアウトデータにおけるコンタクト領域47Bの辺Oの位置を算出する。
【0081】
図39のステップS06において、位置算出部64は、決定した二つのコンタクト領域47の他方と隣接するゲート電極46の辺の位置を算出する。この場合、位置算出部64は、コンタクト領域47の辺と段差が生じているゲート電極46の辺の位置を算出する。例えば、位置算出部64は、図40に示すレイアウトデータにおけるゲート電極46Bの辺Pの位置を算出する。
【0082】
図39のステップS06において、位置算出部64は、決定した二つのコンタクト領域47の一方と隣接するゲート電極46の辺の位置と、決定した二つのコンタクト領域47の他方の辺の位置との間の距離を算出する。例えば、位置算出部64は、図40に示すレイアウトデータのゲート電極46Aの辺Kの位置と、コンタクト領域47Bの辺Oの位置との間の距離Qを算出する。
【0083】
図39のステップS06において、距離算出部65は、決定した二つのコンタクト領域47の一方と隣接するゲート電極46の辺の位置と、決定した二つのコンタクト領域47の他方と隣接するゲート電極46の辺の位置との間の距離を算出する。例えば、距離算出部65は、図40に示すレイアウトデータのゲート電極46Aの辺Kの位置と、ゲート電極46Bの辺Pの位置との間の距離Rを算出する。
【0084】
図39のステップS06において、距離算出部65は、決定した二つのコンタクト領域47の一方の辺の位置と、対象とする二つのコンタクト領域47の他方と隣接するゲート電極46の辺の位置との間の距離を算出する。例えば、距離算出部65は、図40に示すレイアウトデータのコンタクト領域47Aの辺Mの位置と、ゲート電極46Bの辺Pの位置との間の距離Sを算出する。
【0085】
図39のステップS06において、補助パターン作成部66(第1パターン作成部に相当)は、算出した距離に基づいて、アシストパターン42の形状データを作成する。この際、補助パターン作成部66は、アシストパターン42がコンタクト領域47の突出部分の三辺に接するように、アシストパターン42の形状データを作成する。アシストパターン42がコンタクト領域47の突出部分の三辺に接することで、アシストパターン42は、ゲート電極46の端部及びコンタクト領域47の端部よりも突出した形状になる。例えば、補助パターン作成部66は、図33に示すアシストパターン42の形状データ、ゲート電極46の形状データ及びコンタクト領域47の形状データを作成する。図33は、アシストパターン42の形状データ、ゲート電極46の形状データ及びコンタクト領域47の形状データを示しているが、補助パターン作成部66は、アシストパターン42の形状データのみを作成してもよい。
【0086】
図39のステップS07において、チェック部61は、補助パターン作成部66により作成されたアシストパターン42の形状データに対して、デザインルールチェックを実施する。この場合のデザインルールチェックは、アシストパターン42の形状データが、設計基準(デザインルール)を満たしているかの検証である。
【0087】
アシストパターン42の形状データが設計基準を満たしていない場合(図39のステップS07でNO)、図39のステップS08に進む。図39のステップS08において、修正部62は、アシストパターン42の形状データを修正する。修正後のアシストパターン42の形状データは、図39のステップS07において、チェック部61により再度デザインルールチェックが実施される。
【0088】
一方、アシストパターン42の形状データが設計基準を満たしている場合(図39のステップS07でYES)、設計支援装置50は、アシストパターン42の形状データの作成を終了する。
【0089】
図41は、設計支援装置50により実行されるカッティングマスク70の形状データの作成方法のフローを示す図である。図41のステップS11において、設計支援装置50は、カッティングマスク70の形状データの作成を開始する。例えば、設計支援装置50は、カッティングマスク70の形状データの作成の指示を入力装置56から受け付けることにより、カッティングマスク70の形状データの作成を開始してもよい。
【0090】
図41のステップS12において、設計支援装置50は、アシストパターン42の形状データの作成を行う。この場合、設計支援装置50は、図39で説明したアシストパターン42の形状データの作成方法のフローに従って、アシストパターン42の形状データの作成を行う。
【0091】
図41のステップS13において、ハードマスクパターン作成部67(第2パターン作成部に相当)は、アシストパターン42の形状データに対して、ハードマスクパターン44の形状データを付加する。この際、ハードマスクパターン作成部67は、ゲート電極46及びコンタクト領域47の形状や大きさ、金属膜43の種類や成膜条件等に基づいて、アシストパターン42の形状データに対して、ハードマスクパターン44の形状データを付加する。ただし、アシストパターン42の形状データに対して、ハードマスクパターン44の形状データを付加する場合、ゲート電極46及びコンタクト領域47の形状や大きさ、金属膜43の種類や成膜条件等のパラメータ全部が必須というわけではない。ハードマスクパターン作成部67は、ゲート電極46及びコンタクト領域47の形状や大きさ、金属膜43の種類や成膜条件等のパラメータを適宜選択して、アシストパターン42の形状データに対して、ハードマスクパターン44の形状データを付加することが可能である。図42は、アシストパターン42の形状データに対して、ハードマスクパターン44の
形状データが付加された場合の設計データを示す図である。
【0092】
図41のステップS14において、ハードマスクパターン作成部67は、図41のステップS13で作成された設計データからアシストパターン42の形状データを除外することにより、ハードマスクパターン44の形状データを作成する。すなわち、ハードマスクパターン作成部67は、図41のステップS13で作成された設計データと、アシストパターン42の形状データとのNOT処理の演算を行うことにより、ハードマスクパターン44の形状データを作成する。
【0093】
図41のステップS15において、部分形状データ作成部68(第3パターン作成部に相当)は、図41のステップS14で作成されたハードマスクパターン44の形状データから、図39のステップS05で作成されたデザインインテントデータの部分を除外する。すなわち、部分形状データ作成部68は、図41のステップS14で作成されたハードマスクパターン44の形状データと、図39のステップS05で作成されたデザインインテントデータとのNOT処理の演算を行う。図43は、図41のステップS14で作成されたハードマスクパターン44の形状データから、図39のステップS05で作成されたデザインインテントデータの部分を除外することにより作成された設計データを示す図である。この設計データは、ハードマスクパターン44の形状データからデザインインテントデータの部分を除外することにより作成されたハードマスクパターン44の部分形状データである。
【0094】
図41のステップS16において、カッティングマスク作成部69(マスクデータ作成部に相当)は、カッティングマスク70の形状データを作成する。この際、カッティングマスク作成部69は、カッティングマスク70の結合を行う。図43では、ハードマスクパターン44Aとハードマスクパターン44Bとの間の距離は短くなっている。そのため、ハードマスクパターン44Aを切断(除去)するためのカッティングマスク70と、ハードマスクパターン44Bを切断(除去)するためのカッティングマスク70とをそれぞれ作成すると、カッティングマスク70に重複部分が発生する。
【0095】
そこで、ハードマスクパターン44Aを切断(除去)するためのカッティングマスク70と、ハードマスクパターン44Bを切断(除去)するためのカッティングマスク70とを結合することにより、カッティングマスク70に重複部分が発生しないようにする。図43のハードマスクパターン44Cについても同様のことがいえる。この場合、カッティングマスク作成部69は、ハードマスクパターン44A、B及びCをまとめて切断(除去)するために、カッティングマスク70の結合を行う。
【0096】
図44は、カッティングマスク作成部69により作成されたカッティングマスク70の形状データを示す図である。図44に示すように、図43に示すハードマスクパターン44A、44B及び44Cをまとめて切断(除去)するために、カッティングマスク70の結合が行われ、カッティングマスク70の形状データが作成されている。
【0097】
図41のステップS16において、カッティングマスク作成部69は、例えば、隣接するハードマスクパターン44の間の距離が45nm未満であれば、カッティングマスク70を結合するようにしてもよい。
【0098】
このように、カッティングマスク70を結合することにより、ハードマスクパターン44を切断(除去)するためのフォトマスク(レチクル)を、一枚のマスクで作成することが可能となる。
【0099】
次に、図41のステップS17において、チェック部61は、カッティングマスク作成
部69により作成されたカッティングマスク70の形状データに対して、デザインルールチェックを実施する。この場合のデザインルールチェックは、カッティングマスク70の形状データが、設計基準(デザインルール)を満たしているかの検証である。すなわち、チェック部61は、カッティングマスク70の形状データに基づいて製造されるカッティングマスク70の形状に問題がないかをチェックする。
【0100】
カッティングマスク70の形状データが設計基準を満たしていない場合、図41のステップS18に進む。図41のステップS18において、修正部62は、カッティングマスク70の形状データを修正する。例えば、修正部62は、カッティングマスク70の結合を行うためのマージパラメータ等を変更することにより、カッティングマスク70の形状データを修正する。マージパラメータは、カッティングマスク70の大きさやカッティングマスク70の結合箇所等がある。修正後のカッティングマスク70の形状データは、図41のステップS17において、チェック部61により再度デザインルールチェックが実施される。
【0101】
一方、カッティングマスク70の形状データが設計基準を満たしている場合、設計支援装置50は、カッティングマスク70の形状データの作成を終了する。
【0102】
第1実施形態及び第2実施形態では、Complementary Metal Oxide Semiconductor(C
MOS)の製造方法の例を示した。これに限らず、p型(pチャネル)MOS又はn型(nチャネル)MOSの製造方法にも、第1実施形態及び第2実施形態に係る半導体装置及びその製造方法を適用することが可能である。また、第1実施形態及び第2実施形態に係る半導体装置及びその製造方法は、多層配線の半導体装置及びその製造方法を含むものである。
【0103】
〈変形例〉
第2実施形態で説明したハードマスクパターン44の形成方法は、CMPダミーパターン80の形成に応用することが可能である。CMPダミーパターン80は、CMP工程での平坦化の度合いを改善するために半導体基板1上に作成するパターンである。以下において、第2実施形態に係る半導体装置の製造方法の変形例について、図45を用いて説明する。
【0104】
図45は、本変形例に係る半導体装置の製造方法に用いられるCMPダミーパターン80及びアシストパターン81の上面図である。図45に示すアシストパターン81は、CMPダミーパターン80用のレジストパターンを用いることにより、第2実施形態で説明したアシストパターン42の形成工程と同様の工程で形成することが可能である。
【0105】
図45に示すように、アシストパターン81の側面にCMPダミーパターン80が形成されている。図45に示すCMPダミーパターン80は、第2実施形態で説明したハードマスクパターン44の形成工程と同様の工程で形成することが可能である。図45に示すアシストパターン81を除去することにより、半導体基板1上にCMPダミーパターン80のみを形成することが可能である。
【0106】
〈コンピュータ読み取り可能な記録媒体〉
コンピュータに上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータに、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り外し可能
なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
【符号の説明】
【0107】
1 半導体基板
2、5 シリコン酸化膜
3 シリコン窒化膜
4、7、15、17、19、22、24、45 レジストパターン
10、13、40 ポリシリコン膜
11、41、43 金属膜
12、42、81 アシストパターン
14、44 ハードマスクパターン
16、46 ゲート電極
47 コンタクト領域
50 設計支援装置
51 CPU
52 メモリ
53 インターフェース
54 ハードディスク駆動装置
55 可搬媒体駆動装置
56 入力装置
57 表示装置
60 レイアウトデータ作成部
61 チェック部
62 修正部
63 形状データ抽出部
64 位置算出部
65 距離算出部
66 補助パターン作成部
67 ハードマスクパターン作成部
68 部分形状データ作成部
69 カッティングマスク作成部
70 カッティングマスク
80 CMPダミーパターン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上方に導電膜を形成する工程と、
前記導電膜上に補助パターンを形成する工程と、
前記導電膜及び前記補助パターンを覆うように金属膜を形成する工程と、
前記金属膜をエッチバックし、前記補助パターンの側面に前記金属膜からなるサイドウォール膜を形成する工程と、
前記サイドウォール膜を形成する工程の後、前記補助パターンを除去する工程と、
前記補助パターンを除去する工程の後、前記導電膜及び前記サイドウォール膜の一部を覆い、一部を露出させるレジストパターンを形成する工程と、
前記レジストパターンをマスクとしてエッチングすることにより前記サイドウォール膜の露出している部分を除去する工程と、
前記サイドウォール膜をマスクとして前記導電膜をエッチングすることで、ゲート電極及び前記ゲート電極と導通するコンタクト領域を形成する工程と、
を備え、
前記レジストパターンから露出している部分が除去されることにより前記導電膜上に残存する前記サイドウォール膜の形状は、前記ゲート電極及び前記コンタクト領域の形状に対応し、
前記補助パターンの形状は、前記コンタクト領域の形状に対応する前記サイドウォール膜の少なくとも三辺と接する半導体装置の製造方法。
【請求項2】
前記導電膜上に前記補助パターンを形成する工程において、隣接する前記補助パターンの間の距離を前記サイドウォール膜の水平方向の幅の長さの2倍以下の距離となるように、複数の前記補助パターンを前記導電膜上に形成することにより、前記補助パターンの一方の側面に形成される前記サイドウォール膜と前記補助パターンの他方の側面に形成される前記サイドウォール膜とを連結させて形成する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
ゲート電極の形状データ及び前記ゲート電極と導通するコンタクト領域の形状データを含む半導体装置のレイアウトデータを作成するレイアウト部と、
前記レイアウトデータから前記ゲート電極の形状データ及び前記コンタクト領域の形状データを抽出する抽出部と、
少なくとも二つの前記ゲート電極及び少なくとも二つの前記コンタクト領域に挟まれ、前記コンタクト領域の少なくとも三辺と接する補助パターンの形状データを作成する第1パターン作成部と、
前記補助パターンの周囲にハードマスクパターンを付加することによりハードマスクパターンの形状データを作成する第2パターン作成部と、
前記ハードマスクパターンの形状から前記ゲート電極の形状及び前記コンタクト領域の形状を除外することにより、前記ハードマスクパターンの部分形状データを作成する第3パターン作成部と、
少なくとも前記ハードマスクパターンの部分形状を含むパターンが形成されたカッティングマスクの形状データを作成するマスクデータ作成部と、
を備える設計支援装置。
【請求項4】
設計支援装置に、
ゲート電極の形状データ及び前記ゲート電極と導通するコンタクト領域の形状データを含む半導体装置のレイアウトデータを作成するステップと、
前記レイアウトデータから前記ゲート電極の形状データ及び前記コンタクト領域の形状データを抽出するステップと、
少なくとも二つの前記ゲート電極及び少なくとも二つの前記コンタクト領域に挟まれ、
前記コンタクト領域の少なくとも三辺と接する補助パターンの形状データを作成するステップと、
前記補助パターンの周囲にハードマスクパターンを付加することによりハードマスクパターンの形状データを作成するステップと、
前記ハードマスクパターンの形状から前記ゲート電極の形状及び前記コンタクト領域の形状を除外することにより、前記ハードマスクパターンの部分形状データを作成するステップと、
少なくとも前記ハードマスクパターンの部分形状を含むパターンが形成されたカッティングマスクの形状データを作成するステップと、
を実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【公開番号】特開2010−171247(P2010−171247A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−13046(P2009−13046)
【出願日】平成21年1月23日(2009.1.23)
【出願人】(308014341)富士通セミコンダクター株式会社 (2,507)
【Fターム(参考)】