説明

BiCMOSプロセス技術における高電圧SCRMOS

集積回路が、ドレイン領域(1010)及びSCR端子(1012)の周りに、低減された表面フィールド(RESURF)領域(1024)と共に形成されるSCRMOSトランジスタを含む。RESURF領域は、ドリフト領域(1014)と同じ導電型であり、ドリフト領域(1014)より一層重くドープされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は集積回路の分野に関する。更に特定して言えば、本発明は集積回路内のMOSトランジスタに関連する。
【背景技術】
【0002】
シリコン制御整流器(SCR)デバイスに一体化された金属酸化物半導体(MOS)トランジスタは、ESD事象等の高電圧の一時的変動により信頼性低下を呈することがある。高電圧の一時的変動の間、軽度にドープされた領域内に局所的に電荷キャリアが注入され得、注入箇所で電圧低下を起こし、それが更なる電荷キャリア注入につながり得る。このメカニズムによる局所的電荷キャリア注入はデバイス損傷を引き起こし得る。
【発明の概要】
【0003】
集積回路が、拡散されたドレイン領域及び拡散されたSCR端子が、RESURF領域(低減された表面フィールド領域)内に形成されるSCRMOSトランジスタを有する。RESURF領域は、SCRMOSトランジスタのドリフト領域と同じ導電型、及びドリフト領域のドーピング濃度の少なくとも2倍のドーピング濃度を有する。RESURF領域は、SCRMOSトランジスタのドレイン構造とソース構造との間の降伏電流の負の抵抗の挙動を低減させ得る。
本発明の代表的な側面の例示の実施例を添付の図面を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【図1】図1は例示の実施例の断面図である。
【0005】
【図2A】図2Aは、例示の一実施例に従って形成されるNチャネルSCRMOSトランジスタを含む集積回路を製造する方法の工程の断面図である。
【図2B】例示の一実施例に従って形成されるNチャネルSCRMOSトランジスタを含む集積回路を製造する方法の工程の断面図である。
【図2C】例示の一実施例に従って形成されるNチャネルSCRMOSトランジスタを含む集積回路を製造する方法の工程の断面図である。
【図2D】例示の一実施例に従って形成されるNチャネルSCRMOSトランジスタを含む集積回路を製造する方法の工程の断面図である。
【図2E】例示の一実施例に従って形成されるNチャネルSCRMOSトランジスタを含む集積回路を製造する方法の工程の断面図である。
【0006】
【図3】図3は、例示の一実施例に従って形成されるNチャネルSCRMOSトランジスタを含む集積回路の上面図である。
【0007】
【図4】図4は、代替の例示の一実施例に従って形成されるNチャネルSCRMOSトランジスタを含む集積回路の上面図である。
【0008】
【図5】図5は、例示の更なる実施例に従って形成されるNチャネルSCRMOSトランジスタを含む集積回路の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に図示するように、集積回路1000は、SCRデバイス1006と一体化されたMOSトランジスタ1004である、SCRMOSトランジスタ1002を含み得る。SCRMOSトランジスタ1002のドレイン構造1008は、拡散されたドレイン領域1010と、拡散されたドレイン領域とは反対の導電型のSCR端子1012を含む。拡散されたドレイン領域1010と同じ導電型であり、拡散されたドレイン領域1010より低いドーピング濃度を備えたドリフト領域1014が、ドレイン構造1008を本体領域1016及びソース構造1018から隔てる。本体領域1016は、拡散されたドレイン領域1010とは反対の導電型を有する。ソース構造1018は、拡散されたドレイン領域1010と同じ導電型の拡散されたソース領域1020と、本体領域1016と同じ導電型の本体コンタクト拡散領域1022を含む。拡散されたドレイン領域1010と同じ導電型であり、ドリフト領域1014及び拡散されたドレイン領域1010の間のドーピング濃度を備えたRESURF領域1024が、ソース構造1008の周りに形成される。RESURF領域1024は、SCRMOSトランジスタ1002のドレイン構造1008とソース構造1018との間の降伏電流の負の抵抗の挙動を低減し得る。
【0010】
SCR端子1012及び拡散されたソース領域1020は、SCRMOSトランジスタ1002内のSCRのアノードノード及びカソードノードを形成する。RESURF領域1024及びドリフト領域1014は、SCRの2つの内部ノードの1つ目を形成し、本体領域1016はSCRの2つの内部ノードの2つ目を形成する。
【0011】
本明細書の目的のため、RESURF領域は、空乏領域近傍の半導体又は誘電体領域を指し、空乏領域が、空乏領域に印加される電界とは異なる方向に更に空乏化させる領域を意味することが理解されるであろう。
【0012】
図2A〜2Eは、NチャネルSCRMOSトランジスタを含む集積回路の製造の連続する段階を示す。図2Aを参照すると、集積回路2000は基板2002内及び上に形成される。基板2002は、単結晶シリコンウエハ、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)ウエハ、異なる結晶配向の領域を持つハイブリッド・オリエンテーション・テクノロジ(HOT)ウエハ、又は集積回路2000の製造に適切な他の材料であり得る。本実施例において、SCRMOSトランジスタのために画定される領域内の基板2002の上部層はP型である。例えば、リン、砒素、及びアンチモン等のN型のドーパントを基板2002にイオン注入することによって、通常、ディープNウェル2004として知られるディープNウェル2004が基板2002内に形成される。本実施例の一つの実現例では、ドーズ量1×1012〜1×1013原子/cmのリンを、50keV〜3MeVのエネルギーでイオン注入してディープNウェル2004が形成され、その後、この集積回路に1050℃超の温度で4時間超の間アニーリングを行ってもよい。本実施例の一つの実現例では、ディープNウェル2004のドーピング濃度は1×1015〜1×1017原子/cmであってよい。ディープNウェル2004を形成するための他のプロセスも本実施例の範囲内である。
【0013】
例えば、シャロートレンチアイソレーション(STI)又はシリコンの局所酸化(LOCOS)プロセスにより、通常、250〜600ナノメートルの厚みの二酸化シリコンである、基板2002の上面にフィールド酸化物2006の要素が形成される。本実施例の一つの実現例では、フィールド酸化物2006の要素は、SCRMOSトランジスタのドレインエリアをSCRMOSトランジスタソースエリアから横方向に分離する。ディープNウェル2004は、ドレインエリア及びソースエリアに重なり、ドレインエリア及びソースエリアを超えて延び得る。
【0014】
図2Bを参照すると、例えば、ボロン及び場合によってはガリウム等のP型のドーパントを基板2002にイオン注入することによって、ソースエリア内にP型本体領域2008が形成される。本実施例の一つの実現例では、ドーズ量5×l013〜5×l014原子/cmのボロンを、200keV〜500keVのエネルギーでイオン注入することによって本体領域2008が形成されてもよい。本実施例の一つの実現例では、本体領域2008のドーピング濃度が5×l016〜l×l018原子/cmであってよい。
【0015】
例えば、N型のドーパントを基板3002にイオン注入すること等によって、N型のRESURF領域2010がドレイン領域に形成される。本実施例の一つの実現例では、RESURF領域2010は、ドーズ量2×1013〜6×1013原子/cmのリンを、250keV〜500keVのエネルギーでイオン注入することによって形成されてもよい。RESURF領域2010は、通常SCRMOSトランジスタのドリフト領域2012と呼ばれるディープNウェル2004の一部により本体領域2008から横方向に分離されている。RESURF領域2010のドーピング濃度は、ドリフト領域2012のドーピング濃度より少なくとも2倍高い。本実施例の一つの実現例では、RESURF領域2010のドーピング濃度は1×1013原子/cmより高くてよい。本実施例の一つの実現例では、RESURF領域2010のドーピング濃度は、ドリフト領域2012のドーピング濃度のドーピング濃度の5〜50倍であり得る。
【0016】
図2Cを参照すると、ドレインエリア及びソースエリア内の基板2002の上面上にゲート誘電体層2014が形成される。ゲート誘電体層2014は、二酸化シリコン(SiO)、酸化窒化シリコン(SiON)、酸化アルミニウム(A1)、酸化窒化アルミニウム(AlON)、酸化ハフニウム(HfO)、ハフニウムシリケート(HfSiO)、酸化窒化ハフニウムシリコン(HfSiON)、酸化ジルコニウム(ZrO)、ジルコニウムシリケート(ZrSiO)、酸化窒化ジルコニウムシリコン(ZrSiON)、上述の材料の組み合わせ、又は他の絶縁材料、の1層又は複数層であってよい。ゲート誘電体層2014は、50℃〜800℃の温度で窒素含有プラズマ又は窒素含有雰囲気ガスに曝された結果として窒素を含み得る。ゲート誘電体層2014は、典型的には3〜15ナノメートルの厚みである。ゲート誘電体層2014は、例えば熱酸化、酸化層のプラズマ窒化、及び/又は原子層堆積法(ALD)による誘電体材料堆積等の、種々のゲート誘電体形成プロセスのいずれかによって形成され得る。
【0017】
本体領域2008の一部に重なって、ゲート誘電体層2014の上部表面上に第1のMOSゲート2016が形成される。MOSゲート2016は、ポリシリコンとして通常知られる多結晶シリコン、窒化チタン、又は電気的に導電性のある他の材料で形成され得る。本実施例の幾つかの実現例では、ポリシリコンで形成されるMOSゲート2016は、部分的に又は完全に、ニッケルシリサイド、コバルトシリサイド、チタンシリサイド、及プラチナシリサイド等の金属シリサイドに変換されてもよい。
【0018】
ドレインエリア内のゲート誘電体層2014の上面上にフィールドプレート2018が形成され得る。フィールドプレート2018は、MOSゲート2016と同じ材料で形成され得る。本実施例の幾つかの実現例では、フィールドプレート2018は、MOSゲート2016と同時に形成され得る。本実施例の幾つかの実現例では、フィールドプレート2018は、MOSゲート2016に電気的に結合され得る。
【0019】
本実施例の幾つかの実現例では、MOSゲート2016の、及び存在する場合フィールドプレート2018、の側面上に側壁スペーサ2020が形成され得る。側壁スペーサ2020は、例えば、集積回路2000の既存の上面上の窒化シリコン及び/又は二酸化シリコン1層又は複数層のコンフォーマル層の堆積によって形成され得、その後、既知の異方性エッチング法により基板2002、MOSゲート2016の、及び存在する場合フィールドプレート2018の、上面からのコンフォーマル層材料の除去が続き、MOSゲート2016の、及び存在する場合フィールドプレート2018の、側面上にコンフォーマル層材料を残す。
【0020】
図2Dを参照すると、ソースエリア内のMOSゲート2016近傍の基板2002の上面にN型ソース拡散領域2022が形成される。本実施例の一つの実現例では、ソース拡散領域2022は、側壁スペーサ2020の、及び存在する場合MOSゲート2016の、下に、通常NLDD(N型の軽くドープされたドレイン)領域として知られる拡張部を含む。ソース拡散領域2022は、基板2002にN型ドーパントをイオン注入することにより形成され得る。本実施例の一つの実現例では、ソース拡散領域2022は、ドーズ量5×1014〜5×1015原子/cmのヒ素を20keV〜60keVのエネルギーでイオン注入すること、及びドーズ量5×l013〜5×l014原子/cmのリンを50keV〜100keVのエネルギーでイオン注入することにより形成されてもよい。
【0021】
ドレインエリア内の基板2002の上面にN型ドレイン拡散領域2024が形成される。ドレイン拡散領域2024のドーピング濃度は、RESURF領域2010のドーピング濃度より少なくとも3倍大きい。ドレイン拡散領域2024は、N型ドーパントを基板2002にイオン注入することによって形成され得る。本実施例の一つの実現例では、ドレイン拡散領域2024はソース拡散領域2022と同時に形成され得る。本実施例において、ドレイン拡散領域2024はRESURF領域2010内にある。
【0022】
ソースエリア内のソース拡散領域2022近傍の基板2002の上面にP型本体コンタクト拡散領域2026が形成される。本体コンタクト拡散領域2026は、P型ドーパントを基板2002にイオン注入することにより形成され得る。本実施例の一つの実現例では、ドーズ量1×l015〜4×l015原子/cmのボロンを5keV〜15keVのエネルギーでイオン注入することによって本体領域2026が形成されてもよい。
【0023】
ドレインエリア内のドレイン拡散領域2024近傍の基板2002の上面にP型SCR端子2028が形成される。SCR端子2028も、P型ドーパントを基板2002にイオン注入することによって形成され得る。本実施例の一つの実現例では、SCR端子2028は本体コンタクト拡散領域2026と同時に形成され得る。本実施例において、SCR端子2028は、RESURF領域2010内にある。
【0024】
図2Eを参照すると、ドレインエリア及びソースエリア内の基板2002の上面に金属シリサイド2030の層が形成される。金属シリサイド層2030は、集積回路2000の上面上に、ニッケル、コバルト、チタン、又はプラチナなどの金属の層を堆積すること、集積回路2000を過熱して前記金属の一部を、ドレインエリア及びソースエリア内の露出されたシリコンと反応させること、及び、例えば、酸及び過酸化水素の組み合わせを含むウェットエッチャントに集積回路2000を曝すことによって、反応しなかった金属を集積回路2000から選択的に取り除くこと、により形成され得る。
【0025】
集積回路2000の既存の上面上にPMD(pre-metal dierectric)層2032が形成される。PMD層2032は、PMDライナー、PMDメイン層、及び任意のPMDキャップ層を含む誘電体層スタックであり得る。PMDライナーは、10〜100ナノメートルの厚みで、集積回路2000の既存の上面上にプラズマ化学気相成長(PECVD)により堆積される、窒化シリコン又は二酸化シリコンであり得る。PMDメイン層は、通常100〜1000ナノメートルの厚みで、PMDライナーの上面上にPECVDにより堆積され、及び場合によっては、化学機械研磨(CMP)プロセスにより平坦化される、二酸化シリコン、リン珪酸ガラス(PSG)又はほうリン珪酸ガラス(BPSG)の層であり得る。任意のPMDキャップ層は、PMDメイン層の上面上に形成される、10〜100ナノメートルの、窒化シリコン、シリコンカーバイドナイトライド、又はシリコンカーバイドなどの硬質材料であり得る。
【0026】
PMD層2032内に、金属シリサイド層2030を介してドレイン拡散領域2024及びSCR端子2028との電気的コンタクトをつくるように、ドレインコンタクト2034が形成される。同様に、PMD層2032内に、金属シリサイド層2030を介してソース拡散領域2022及び本体コンタクト拡散領域2026との電気的コンタクトをつくるように、ソースコンタクト2036が形成される。ドレインコンタクト2034及びソースコンタクト2036は、明快にするため図2Eでは示していないがコンタクトフォトレジストパターンでPMD層2032の上面上にコンタクトエリアを画定し、金属シリサイド層2030を露出させるため例えば反応性イオン・エッチング(RIE)法を用いてPMD層材料を取り除くことによりコンタクトエリア内にコンタクトホールをエッチングし、更に、コンタクトホールをチタンなどのコンタクトライナー金属、及びタングステンなどのコンタクト充填金属で充填することにより形成され得、その後、例えばエッチバック及び/又はCMP法によるPMD層2032の上面からのコンタクト充填金属の除去が続く。
【0027】
集積回路2000のオペレーションの間、ドレイン拡散領域2024とソース拡散領域2022の間に、例えば静電気放電(ESD)事象等で起こりうるようなブレークダウンを生じさせるのに充分な電圧で、電位がドレインコンタクト2034に印加され得る。ブレークダウンの間、RESURF領域2010とドリフト領域2012との間の境界で及び境界の近傍で衝突電離が起こり得、ソース拡散領域2022に向かって移動する正孔、及びRESURF領域2010を通りドレイン拡散領域2024に向かって移動する電子が生成され得る。RESURF領域2010を通って移動する電子は、ドレイン拡散領域2024とソース拡散領域2022との間の電位差を拡大させ得、ドレイン拡散領域2024とソース拡散領域2022との間の総電流と電圧差との間に正の抵抗関係を生じさせ、それによってSCRMOSトランジスタ内の電流フィラメントの形成が低減され得る。
【0028】
ドーパントの極性を適宜変更することで、PチャネルのSCRMOSトランジスタが図2A〜2Eを参照して説明したように集積回路内に形成されてもよいことが認識されるであろう。
【0029】
図3は、一実施例に従って形成されたNチャネルSCRMOSトランジスタを含む集積回路の上面図である。集積回路3000が、図2Aを参照して説明したように基板3002内及び上に形成される。ディープNウェル3004が、図2Aを参照して説明したように基板3002内に形成される。明快にするためフィールド酸化物の要素は図3に示していない。
【0030】
第1のドレイン構造3006が交互のN型ドレイン拡散領域3008及びP型SCR端子3010を含む。ドレイン拡散領域及びSCR端子の異なる構成を備えた第1のドレイン構造の他の実現例も本実施例の範囲内にある。ドレイン拡散領域3008及びSCR端子3010は、図2Dを参照して説明したように形成される。N型RESURF領域3012が、図2B〜2Eを参照して説明したように、第1のドレイン構造3006を囲むようにディープNウェル3004内に形成される。
【0031】
第2のドレイン構造3014及び任意の第3のドレイン構造3016が、第1のドレイン構造3006から横方向に離されてディープNウェル3004内に形成される。第2のドレイン構造3014、及び存在する場合第3のドレイン構造3016、は交互のN型ドレイン拡散領域3008及びP型SCR端子3010を含む。本実施例の他の実現例では、ドレイン拡散領域及びSCR端子は、図3に示したものとは異なって構成されてもよい。本実施例において、第2のドレイン構造3014、及び存在する場合第3のドレイン構造3016、はRESURF領域と接しない。
【0032】
P型の第1の本体領域3018が、図2Bを参照して説明したように、第1のドレイン構造3006と第2のドレイン構造3014の間のディープNウェル3004内に形成される。第1のMOSゲート3020が、図2Cを参照して説明したように、第1の本体領域3018に重なって基板3002の上面上に形成される。明快にするため側壁スペーサは図3に示していない。明快にするためフィールドプレートは図3に示していない。
【0033】
第1のソース構造3022が、第1の本体領域3018内に形成される。第1のソース構造3022は、N型ソース拡散領域3024及びP型本体コンタクト拡散領域3026を含む。異なる構成のソース拡散領域及び本体コンタクト拡散領域を備えた第1のソース構造の他の実現例も本実施例の範囲内である。ソース拡散領域3024及び本体コンタクト拡散領域3026は、図2Dを参照して説明したように形成される。
【0034】
RESURF領域3012と第1の本体領域3018の間及び第2のドレイン構造3014と第1の本体領域3018の間の横方向のスペースは、第1のドレイン構造3006と第1のソース構造3022との間のブレークダウンが、第2のドレイン構造3014と第1のソース構造3022との間のブレークダウンより起こり易いように調節される。
【0035】
第3のドレイン構造3016が存在する場合、P型の第2の本体領域3028が、第1のドレイン構造3006と第3のドレイン構造3016との間のディープNウェル3004内に形成される。第2のMOSゲート3030が、第2の本体領域3028に重なって基板3002の上面上に形成される。第2のソース構造3032が、第2の本体領域3028内に形成される。第2のソース構造3032は、ソース拡散領域3024及び本体コンタクト拡散領域3026を含む。RESURF領域3012と第2の本体領域3028の間及び第3のドレイン構造3016と第2の本体領域3028の間の横方向のスペースは、第1のドレイン構造3006と第2のソース構造3032との間のブレークダウンが、第3のドレイン構造3016と第2のソース構造3032との間のブレークダウンより起こり易いように調節される。
【0036】
集積回路3000のオペレーションの間、第1のドレイン構造3006と第1のソース構造3022の間、又は第1のドレイン構造3006と存在する場合の第2のソース構造3032の間、図2Eを参照して説明したように、SCRMOSトランジスタ内の電流フィラメントの形成を低減するような方式で、ブレークダウンが起こり得る。他のSCRMOS構成より単位面積当たり一層高い電流濃度を提供するような方式で、第1のドレイン構造3006と第1のソース構造3022の間、及び第2のドレイン構造3014と第1のソース構造3022の間にSCR電流が流れ得る。同様に、第3のドレイン構造3016及び第2のソース構造3032が存在する場合、他のSCRMOS構成より単位面積当たり一層高い電流濃度を提供するような方式で、第1のドレイン構造3006と第2のソース構造3032の間、及び第3のドレイン構造3016と第2のソース構造3032との間にSCR電流が流れ得る。
【0037】
図3に示した、第1及び第2のドレイン構造、ソース構造、及びSCRMOSトランジスタの他の要素のその他の構成を備えたSCRMOSトランジスタの実現例も本実施例の範囲内にある。
【0038】
ドーパントの極性を適宜変更することで、PチャネルのSCRMOSトランジスタが図3を参照して説明したように集積回路内に形成されてもよいことが認識されるであろう。
【0039】
図4は、代替の実施例に従って形成されるNチャネルSCRMOSトランジスタを含む集積回路の上面図である。集積回路4000が、図2Aを参照して説明したように基板4002内及び上に形成される。ディープNウェル4004が、図2Aを参照して説明したように基板4002内に形成される。明快にするため、フィールド酸化物の要素は図4では省略している。
【0040】
第1のドレイン構造4006及び第2のドレイン構造4008が、交互のN型ドレイン拡散領域4010及びP型SCR端子4012を含む。ドレイン拡散領域及びSCR端子の異なる構成を備えたドレイン構造の他の実現例も本実施例の範囲内にある。ドレイン拡散領域4010及びSCR端子4012は、図2Dを参照して説明したように形成される。N型の第1のRESURF領域4014が、図2B〜図2Eを参照して説明したように、第1のドレイン構造4006を囲むようにディープNウェル4004内に形成される。同様に、N型の第2のRESURF領域4016が、ディープNウェル4004内に第2のドレイン構造4008を囲むように形成される。第1のRESURF領域4014は、ディープNウェル4004内の第1のドリフト領域に横方向に隣接し、第2のRESURF領域4016は、ディープNウェル4004内の第2のドリフト領域に横方向に隣接する。
【0041】
第3のドレイン構造4018が、第1のドレイン構造4006と第2のドレイン構造4006の間のディープNウェル4004内に形成される。第3のドレイン構造4018は、交互のN型ドレイン拡散領域4010及びP型SCR端子4012を含む。本実施例の他の実現例において、ドレイン拡散領域及びSCR端子は、図4に示したものとは異なって構成されてもよい。本実施例において、第3のドレイン構造4018はRESURF領域とは接しない。
【0042】
P型の第1の本体領域4020が、図2Bを参照して説明したように、第1のドレイン構造4006と第3のドレイン構造4018の間のディープNウェル4004内に形成される。第1のMOSゲート4022が、図2Cを参照して説明したように、基板4002の上面上に第1の本体領域4020に重なって形成される。明快にするため、側壁スペーサは図4に示していない。明快にするため、フィールドプレートは図4に示していない。
【0043】
第1のソース構造4024が、第1の本体領域4020内に形成される。第1のソース構造4024は、N型ソース拡散領域4026及びP型本体コンタクト拡散領域4028を含む。ソース拡散領域及び本体コンタクト拡散領域の異なる構成を備えた第1のソース構造の他の実現例も本実施例の範囲内である。ソース拡散領域4026及び本体コンタクト拡散領域4028は、図2Dを参照して説明したように形成される。
【0044】
第1のRESURF領域4014と第1の本体領域4020との間、及び第3のドレイン構造4018と第1の本体領域4020との間の横方向のスペースは、第1のドレイン構造4006と第1のソース構造4024との間のブレークダウンが、第3のドレイン構造4018と第1のソース構造4024との間のブレークダウンより起こり易いように調節される。
【0045】
同様に、第2のドレイン構造4008と第3のドレイン構造4018との間のディープNウェル4004内にP型の第2の本体領域4030が形成される。第2のMOSゲート4032が、基板4002の上面上に第2の本体領域4030に重なって形成される。第2のソース構造4034が、第2の本体領域4030内に形成される。第2のソース構造4034は、ソース拡散領域4026及び本体コンタクト拡散領域4028を含む。第2のRESURF領域4016と第2の本体領域4030の間、及び第3のドレイン構造4018と第2の本体領域4030の間の横方向のスペースは、第2のドレイン構造4008と第2のソース構造4034との間のブレークダウンが、第3のドレイン構造4018と第2のソース構造4034との間のブレークダウンより起こり易いように調節される。
【0046】
集積回路4000のオペレーションの間、図2Eを参照して説明したように、SCRMOSトランジスタ内の電流フィラメントの形成を低減するような方式で、第1のドレイン構造4006と第1のソース構造4024との間、又は第2のドレイン構造4008と第2のソース構造4034との間にブレークダウンが起こり得る。第1のドレイン構造4006と第1のソース構造4024との間、第2のドレイン構造4008と第2のソース構造4034との間、第3のドレイン構造4018と第1のソース構造4024との間、及び第3のドレイン構造4018と第2のソース構造4034との間に、他のSCRMOS構成より単位面積当たり一層高い電流濃度を提供するような方式でSCR電流が流れ得る。
【0047】
ドレイン構造、ソース構造、及びSCRMOSトランジスタの他の要素の構成が図4に示したものと異なるSCRMOSトランジスタの実現例も、本実施例の範囲内である。
【0048】
ドーパントの極性を適宜変更することで、PチャネルのSCRMOSトランジスタが図4を参照して説明したように集積回路内に形成されてもよいことが認識されるであろう。
【0049】
図5は、更なる実施例に従って形成されるNチャネルSCRMOSトランジスタを含む集積回路の上面図である。集積回路5000が、図2Aを参照して説明したように基板5002内及び上に形成される。ディープNウェル5004が、図2Aを参照して説明したように基板5002内に形成される。明快にするため、フィールド酸化物の要素は図5に示していない。
【0050】
ドレイン構造5006が、交互のN型ドレイン拡散領域5008及びP型SCR端子5010を含む。ドレイン拡散領域及びSCR端子の異なる構成を備えたドレイン構造の実現例も本実施例の範囲内である。ドレイン拡散領域5008及びSCR端子5010は、図2Dを参照して説明したように形成される。N型RESURF領域5012が、図2B〜図2Eを参照して説明したように、ドレイン構造5006を囲むようにディープNウェル5004内に形成される。各RESURF領域5012は、ディープNウェル5004内の少なくとも1つのドリフト領域に横方向に隣接する。
【0051】
P型の本体領域5014が、図2Bを参照して説明したように、ディープNウェル5004内のドレイン構造5006間に形成される。図2Cを参照して説明したように、MOSゲート5016が本体領域5014に重なって基板5002の上面上に形成される。明快にするため、側壁スペーサは図5に示していない。明快にするため、フィールドプレートは図5に示していない。
【0052】
ソース構造5018が、本体領域5014内に形成される。ソース構造5018は、N型のソース拡散領域5020及びP型の本体コンタクト拡散領域5022を含む。ソース拡散領域及び本体コンタクト拡散領域の異なる構成を備えたソース構造の他の実現例も本実施例の範囲内である。ソース拡散領域5020及び本体コンタクト拡散領域5022は、図2Dを参照して説明したように形成される。
【0053】
集積回路5000のオペレーションの間、図2Eを参照して説明したように、SCRMOSトランジスタ内の電流フィラメントの形成を低減し得るような方式で、ドレイン構造5006とソース構造5018との間にブレークダウンが起こり得る。
【0054】
ドレイン構造、ソース構造、及びSCRMOSトランジスタの他の要素の構成が図5に示したものと異なるSCRMOSトランジスタの実現例も、本実施例の範囲内である。
【0055】
ドーパントの極性を適宜変更することで、PチャネルのSCRMOSトランジスタが図5を参照して説明したように集積回路内に形成されてもよいことが認識されるであろう。
【0056】
例示の実施例の文脈で説明したような特徴又はステップのすべて又はその幾つかを有する例示の実施例の文脈で説明した一つ又はそれ以上の特徴又はステップの異なる組合せを有する実施例も、本明細書に包含されることを意図している。当業者にとっては本発明の請求の範囲内で他の多くの実施例及び変形が可能であることが理解されるであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
集積回路であって、
第1の導電型を有する半導体基板、及び、
前記基板上に形成されるSCRMOSトランジスタ、
を含み、前記SCRMOSトランジスタが、
前記基板内に形成されるディープウェルであって、前記第1の導電型とは反対の第2の導電型を有し、ドリフト領域を含む、前記ディープウェル、
前記ディープウェル内に、前記ドリフト領域に横方向に隣接するように形成される低減された表面フィールド(RESURF)領域であって、前記RESURF領域が前記第2の導電型を有し、前記RESURF領域のドーピング濃度が前記ドリフト領域のドーピング濃度の少なくとも2倍である、前記RESURF領域、
前記RESURF領域の反対側で前記ドリフト領域に横方向に隣接するように前記ディープウェル内に形成される本体領域であって、前記第1の導電型を有する、前記本体領域、
前記本体領域の一部に重なるように前記基板の上に形成されるMOSゲート、
前記RESURF領域内に形成されるドレイン構造であって、
前記第2の導電型を有するドレイン拡散領域であって、前記ドレイン拡散領域のドーピング濃度が前記RESURF領域のドーピング濃度より少なくとも3倍大きくなるようになっている、前記ドレイン拡散領域と、
前記第1の導電型を有するSCR端子と、
を有する前記ドレイン構造、及び、
前記本体領域内に形成されるソース構造であって、
前記MOSゲートに近傍の、前記第2の導電型を有するソース拡散領域と、
前記第1の導電型を有する本体コンタクト拡散領域と、
を有する前記ソース構造、
を含む、集積回路。
【請求項2】
請求項1に記載の集積回路であって、前記SCRMOSトランジスタが、
前記ディープウェル内に、RESURF領域と接しないように形成される第2のドレイン構造であって、前記第2の導電型を有する第2のドレイン拡散領域を有する、前記第2のドレイン構造、及び、
前記第1の導電型を有するSCR端子、
を更に含む、集積回路。
【請求項3】
請求項2に記載の集積回路であって、前記SCRMOSトランジスタが、
前記ディープウェル内の第2のドリフト領域、
前記第2のドリフト領域に横方向に隣接するように前記ディープウェル内に形成される第2のRESURF領域であって、前記第2のRESURF領域が前記第2の導電型を有し、前記第2のRESURF領域のドーピング濃度が前記ドリフト領域のドーピング濃度の少なくとも2倍である、前記第2のRESURF領域、及び、
前記第2のRESURF領域内に形成される第3のドレイン構造、
を更に有し、前記第3のドレイン構造が、
前記第2の導電型を有する第3のドレイン拡散領域であって、前記第3のドレイン拡散領域のドーピング濃度が前記第2のRESURF領域のドーピング濃度より少なくとも3倍大きくなるようになっている、前記第3のドレイン拡散領域と、
前記第1の導電型を有する第3のSCR端子と、
を有する、集積回路。
【請求項4】
請求項1に記載の集積回路であって、前記SCRMOSトランジスタが、
前記ディープウェル内に形成される前記第2の導電型の複数のRESURF領域であって、各RESURF領域が少なくとも1つのドリフト領域に横方向に隣接し、各RESURF領域のドーピング濃度が前記横方向に隣接するドリフト領域のドーピング濃度の少なくとも2倍となるようになっている、前記複数のRESURF領域、及び、
前記RESURF領域内に形成される複数のドレイン構造、
を更に含み、前記ドレイン構造の各々が、
前記第2の導電型を有するドレイン拡散領域であって、前記第2のドレイン拡散領域のドーピング濃度が前記ドレイン拡散領域を含む前記第2のRESURF領域のドーピング濃度より少なくとも3倍大きくなるようになっている、前記ドレイン拡散領域と、
前記第1の導電型を有するSCR端子と、
を有し、
前記SCRMOSトランジスタ内の全てのドレイン構造がRESURF領域によって囲まれるようになっている、集積回路。
【請求項5】
請求項4に記載の集積回路であって、前記第1の導電型がP型の導電性であり、前記第2の導電型がN型の導電性である、集積回路。
【請求項6】
請求項4に記載の集積回路であって、前記第1の導電型N型の導電性であり、前記第2の導電型P型の導電性である、集積回路。
【請求項7】
SCRMOSトランジスタを含む集積回路であって、
第1の導電型を有し、ドリフト領域を含むディープウェル、
前記ディープウェル内に、前記ドリフト領域に横方向に隣接するように形成される低減された表面フィールド(RESURF)領域であって、前記RESURF領域が前記第1の導電型を有し、前記RESURF領域のドーピング濃度が前記ドリフト領域のドーピング濃度の少なくとも2倍である、前記RESURF領域、
前記ディープウェル内に、前記RESURF領域とは反対の前記ドリフト領域に横方向に隣接するように形成される本体領域であって、前記第1の導電型とは反対の第2の導電型を有する、前記本体領域、
前記本体領域の一部に重なるMOSゲート、
前記ドレインRESURF領域内に形成されるドレイン構造であって、前記ドレイン拡散領域が、
前記第1の導電型を有するドレイン拡散領域であって、前記ドレイン拡散領域のドーピング濃度が前記RESURF領域のドーピング濃度の少なくともより3倍大きくなるような、前記ドレイン拡散領域と、
前記第2の導電型を有するSCR端子と、
を有する、前記ドレイン構造、及び、
前記本体領域内に形成されるソース構造であって、前記ソース構造が、
前記MOSゲート近傍の前記第1の導電型を有するソース拡散領域と、
前記第2の導電型を有する本体コンタクト拡散領域と、
を有する、前記ソース構造、
を含む、集積回路。
【請求項8】
請求項7に記載の集積回路であって、前記SCRMOSトランジスタが、
前記ディープウェル内にRESURF領域と接しないように形成される第2のドレイン構造であって、前記第1の導電型を有する第2のドレイン拡散領域を有する、前記第2のドレイン構造、及び、
前記第2の導電型を有するSCR端子、
を更に含む、集積回路。
【請求項9】
請求項8に記載の集積回路であって、前記SCRMOSトランジスタが、
前記ディープウェル内の第2のドリフト領域、
前記ディープウェル内に、前記第2のドリフト領域に横方向に隣接するように形成される第2のRESURF領域であって、前記第2のRESURF領域が前記第1の導電型を有し、前記第2のRESURF領域のドーピング濃度が前記ドリフト領域のドーピング濃度の少なくとも2倍である、前記第2のRESURF領域、及び、
前記第2のRESURF領域内に形成される第3のドレイン構造、
を更に含み、
前記第3のドレイン拡散領域が、
前記第1の導電型を有する第3のドレイン拡散領域であって、前記第3のドレイン拡散領域のドーピング濃度が前記第2のRESURF領域のドーピング濃度より少なくとも3倍大きくなるようになっている、前記第3のドレイン拡散領域と、
前記第2の導電型を有する第3のSCR端子と、
を有する、集積回路。
【請求項10】
集積回路を形成する方法であって、
第1の導電型を有する半導体基板を提供する工程と、
前記基板上にSCRMOSトランジスタを形成する工程と、
を含み、前記SCRMOSトランジスタを形成する工程が、
前記基板内にディープウェルを形成することであって、前記ディープウェルが前記第1の導電型とは反対の第2の導電型を有し、前記ディープウェルがドリフト領域を有すること、
前記ディープウェル内に、前記ドリフト領域に横方向に隣接するように低減された表面フィールド(RESURF)領域を形成することであって、前記RESURF領域が前記第2の導電型及びのドーピング濃度を有し、前記RESURF領域が前記ドリフト領域のドーピング濃度の少なくとも2倍であること、
前記ディープウェル内に本体領域を形成することであって、前記本体領域が前記RESURF領域とは反対の前記ドリフト領域横方向に隣接するようにし、かつ、前記本体領域が前記第1の導電型を有するようにすること、
MOSゲートを前記本体領域の一部に重なるように前記基板の上に形成すること、
前記ドレインRESURF領域内に形成されるドレイン構造を形成することであって、前記ドレイン構造を形成することが、
前記第2の導電型を有するドレイン拡散領域を形成することであって、前記ドレイン拡散領域のドーピング濃度が前記RESURF領域のドーピング濃度より少なくとも3倍大きくなるようにすることと、
前記第1の導電型を有するSCR端子を形成することと、
を含む、前記ドレイン構造を形成すること、及び、
前記本体領域内にソース構造を形成することであって、前記ソース構造を形成することが、
前記MOSゲートの近傍に、前記第2の導電型を有するソース拡散領域を形成することと、
前記第1の導電型を有する本体コンタクト拡散領域を形成することと、
を含む、前記ソース構造を形成すること、
を含むプロセスによりSCRMOSトランジスタを形成する、方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、前記SCRMOSトランジスタを形成することが、
前記ディープウェル内に第2のドレイン構造を形成することであって、前記第2のドレイン構造がRESURF領域に接触せず、前記第2のドレイン構造が前記第2の導電型を有する第2のドレイン拡散領域を有するようにすること、及び、
前記第1の導電型を有するSCR端子を形成すること、
を更に含む、方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、前記SCRMOSトランジスタを形成することが、
前記ディープウェル内に第2のドリフト領域を形成すること、
前記ディープウェル内に、前記第2のドリフト領域に横方向に隣接するように第2のRESURF領域を形成することであって、前記第2のRESURF領域が前記第2の導電型を有し、前記第2のRESURF領域のドーピング濃度が前記ドリフト領域のドーピング濃度の少なくとも2倍であること、及び、
前記第2のRESURF領域内に第3のドレイン構造を形成すること、
を更に含み、前記第3のドレイン構造を形成することが、
前記第2の導電型を有する第3のドレイン拡散領域を形成することであって、前記第3のドレイン拡散領域のドーピング濃度が前記第2のRESURF領域のドーピング濃度より少なくとも3倍大きくなるようにすることと、
前記第1の導電型を有する第3のSCR端子を形成することと、
を含む、方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、前記第1の導電型がP型の導電性であり、前記第2の導電型がN型の導電性である、方法。
【請求項14】
請求項12に記載の方法であって、前記第1の導電型がN型の導電性であり、前記第2の導電型がP型の導電性である、方法。

【図2B】
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【図3】
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【図1】
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【図2A】
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【図2C】
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【図2D】
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【図2E】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−518431(P2013−518431A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−551155(P2012−551155)
【出願日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際出願番号】PCT/US2010/060842
【国際公開番号】WO2011/093953
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(390020248)日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 (219)
【出願人】(507107291)テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド (50)
【上記1名の代理人】
【識別番号】100098497
【弁理士】
【氏名又は名称】片寄 恭三
【Fターム(参考)】