説明

フルオレン化合物及びその医薬用途

【課題】 糖尿病、糖尿病合併症、糖尿病性細小血管合併症、インスリン抵抗性症候群、メタボリックシンドローム、高血糖症、脂質異常症、アテローム性硬化症、心不全、心筋症、心筋虚血症、脳虚血症、脳卒中、肺高血圧症、高乳酸血症、ミトコンドリア病、ミトコンドリア脳筋症又は癌の予防または治療剤、即ち、PDHK阻害剤等を提供すること。
【解決手段】 下記一般式[I]で表される化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。


(式中、各記号は明細書に記載の通りである。)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式[I]で表される化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【化1】


{式中、
aは、
(1) 水素原子、又は
(2) ハロゲン原子であり;
は、
(1) 水素原子、
(2) ハロゲン原子、
(3) 下記グループAより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(4) 下記グループCより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC2−6アルケニル基、
(5) 下記グループCより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC2−6アルキニル基、
(6) シアノ基、
(7) −C(=O)−Rb1(式中、Rb1は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(8) −C(=O)−ORb2(式中、Rb2は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(9) −C(=O)−NRb3b4(式中、Rb3及びRb4は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(10) −C(=O)−NRb5−ORb6(式中、Rb5及びRb6は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(11) −ORb7(式中、Rb7は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(12) −NRb8b9(式中、Rb8及びRb9は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(13) −NRb10−C(=O)−Rb11(式中、Rb10及びRb11は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(14) −NRb12−C(=O)−ORb13(式中、Rb12は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示し、Rb13は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(15) −O−C(=O)−NRb14b15(式中、Rb14及びRb15は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、又は
(16) 下記式:
【化2】


[式中、
は、
(i) 単結合、
(ii) C1−6アルキレン、
(iii) C2−6アルケニレン、
(iv) −O−(CH)n1−(式中、n1は0、又は1乃至4の整数を示す。)、
(v) −O−(CH)n2−C(=O)−(式中、n2は0、又は1乃至4の整数を示す。)、
(vi) −C(=O)−、又は
(vii) −NRb16−(式中、Rb16は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)であり;
環Tは、
(i) C6−10アリール基、
(ii) C3−10シクロアルキル基、
(iii) C5−10架橋シクロアルキル基、
(iv) 芳香族単環複素環基(該、芳香族単環複素環基は、炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選択される1乃至4個のヘテロ原子を有し、環を構成する原子数が3乃至7個である。)、又は
(v) 非芳香族単環複素環基(該、非芳香族単環複素環基は、炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選択される1乃至4個のヘテロ原子を有し、環を構成する原子数が3乃至7個である。)であり、
は、同一もしくは異なって、それぞれ下記グループDより選択される置換基であり、pは、0、又は1乃至4の整数である。]で表される基であり;
は、
(1) 水素原子、
(2) ハロゲン原子、
(3) C1−6アルキル基、
(4) −C(=O)−ORc1(式中、Rc1は水素原子又はC1−6アルキル基を示す。)、
(5) −ORc2(式中、Rc2は水素原子又はC1−6アルキル基を示す。)、
(6) −NRc3c4(式中、Rc3及びRc4は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又はC1−6アルキル基を示す。)、又は
(7) −NRc5−C(=O)−Rc6(式中、Rc5及びRc6は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又はC1−6アルキル基を示す。)であり;
は、
(1) 窒素原子、又は
(2) C−R
[式中、Rは、
(i) 水素原子、
(ii) ハロゲン原子、
(iii) 下記グループAより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(iv) 下記グループCより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC2−6アルケニル基、
(v) 下記グループCより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC2−6アルキニル基、
(vi) シアノ基、
(vii) −C(=O)−Rd1(式中、Rd1は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(viii) −C(=O)−ORd2(式中、Rd2は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(ix) −C(=O)−NRd3d4(式中、Rd3及びRd4は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(x) −C(=O)−NRd5−ORd6(式中、Rd5及びRd6は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(xi) −ORd7(式中、Rd7は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(xii) −NRd8d9(式中、Rd8及びRd9は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(xiii) −NRd10−C(=O)−Rd11(式中、Rd10及びRd11は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(xiv) −NRd12−C(=O)−ORd13(式中、Rd12は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示し、Rd13は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
又は
(xv) 下記式:
【化3】


(式中、
は、
(I) 単結合、もしくは
(II) −C(=O)−であり、
環Uは、
(I) C6−10アリール基、
(II) C3−10シクロアルキル基、
(III) C5−10架橋シクロアルキル基、
(IV) 芳香族単環複素環基(該、芳香族単環複素環基は、炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選択される1乃至4個のヘテロ原子を有し、環を構成する原子数が3乃至7個である。)、もしくは
(V) 非芳香族単環複素環基(該、非芳香族単環複素環基は、炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選択される1乃至4個のヘテロ原子を有し、環を構成する原子数が3乃至7個である。)であり、
は、同一又は異なって、それぞれ下記グループDより選択される置換基であり、
mは、0、又は1乃至4の整数である。)で表される基であり;
は、同一又は異なって、
(1) ハロゲン原子、又は
(2) 下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基であり;
nは、0、又は1乃至3の整数である。
ただし、XがC−Rであり、かつRが水素原子である場合、R、R及びRの少なくとも一つは水素原子ではない。
グループAは、
(a) ハロゲン原子、
(b) シアノ基、
(c) −C(=O)−RA1(式中、RA1は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(d) −C(=O)−ORA2(式中、RA2は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(e) −C(=O)−NRA3A4(式中、RA3及びRA4は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(f) −C(=O)−NRA5−ORA6(式中、RA5及びRA6は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(g) −ORA7(式中、RA7は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(h) −NRA8A9(式中、RA8及びRA9は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(i) −NRA10−C(=O)−RA11(式中、RA10及びRA11は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(j) −NRA12−C(=O)−ORA13(式中、RA12は水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示し、RA13は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(k) −S(=O)−RA14(式中、RA14は、水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(l) −S(=O)−ORA15(式中、RA15は、水素原子又は下記グループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、及び
(m) −Si−(CH−CH
からなる群から選ばれる。
グループBは、
(a) ハロゲン原子、
(b) シアノ基、
(c) −C(=O)−RB1(式中、RB1は水素原子又は下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(d) −C(=O)−ORB2(式中、RB2は水素原子又は下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(e) −C(=O)−NRB3B4(式中、RB3及びRB4は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(f) −C(=O)−NRB5−ORB6(式中、RB5及びRB6は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(g) −ORB7(式中、RB7は水素原子又は下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(h) −NRB8B9(式中、RB8及びRB9は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(i) −NRB10−C(=O)−RB11(式中、RB10及びRB11は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(j) −NRB12−S(=O)−RB13(式中、RB12及びRB13は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(k) −NRB14−C(=O)−ORB15(式中、RB14は水素原子又は下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示し、RB15は下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(l) −S(=O)−RB16(式中、RB16は、水素原子又は下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、及び
(m) −S(=O)−ORB17(式中、RB17は、水素原子又は下記グループCより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)
からなる群から選ばれる。
グループCは、
(a) ハロゲン原子、
(b) −C(=O)−RC1(式中、RC1は水素原子又は同一もしくは異なった1乃至5個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(c) −C(=O)−ORC2(式中、RC2は水素原子又はC1−6アルキル基を示す。)、及び
(d) −ORC3(式中、RC3は水素原子又はC1−6アルキル基を示す。)
からなる群から選ばれる。
グループDは、
(a) ハロゲン原子、
(b) 下記グループEより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(c) 下記グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC6−10アリール基で置換されたC1−6アルキル基、
(d) 下記グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキルで置換されたC1−6アルキル基、
(e) 下記グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC5−10架橋シクロアルキルで置換されたC1−6アルキル基、
(f) 同一又は異なった1乃至5個のC1−6アルキル基で置換されていてもよい芳香族単環複素環基(該、芳香族単環複素環基は、炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選択される1乃至4個のヘテロ原子を有し、環を構成する原子数が3乃至7個である。)で置換されたC1−6アルキル基、
(g) 下記グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基、
(h) 下記グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC5−10架橋シクロアルキル基、
(i) シアノ基、
(j) −C(=O)−RD1(式中、RD1は水素原子、下記グループEより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、又は下記グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよい非芳香族単環複素環基(該、非芳香族単環複素環基は、炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選択される1乃至4個のヘテロ原子を有し、環を構成する原子数が3乃至7個である。)を示す。)、
(k) −C(=O)−ORD2(式中、RD2は水素原子、又は下記グループEより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(l) −C(=O)−NRD3D4(式中、RD3及びRD4は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子、又は下記グループEより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(m) −C(=O)−NRD5−ORD6(式中、RD5及びRD6は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子、又は下記グループEより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(n) −ORD7(式中、RD7は水素原子、又は下記グループEより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(o) −NRD8D9(式中、RD8及びRD9は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子、又は下記グループEより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(p) −NRD10−C(=O)−RD11(式中、RD10及びRD11は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子、又は下記グループEより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(q) −NRD12−C(=O)−ORD13(式中、RD12は水素原子、又は下記グループEより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示し、RD13は下記グループEより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(r) −S(=O)−RD14(式中、RD14は、水素原子、又は下記グループEより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、及び
(s) −S(=O)−ORD15(式中、RD15は、水素原子、又は下記グループEより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)
からなる群から選ばれる。
グループEは、
(a) ハロゲン原子、
(b) シアノ基、
(c) −C(=O)−RE1(式中、RE1は水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(d) −C(=O)−ORE2(式中、RE2は水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(e) −C(=O)−NRE3E4(式中、RE3及びRE4は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(f) −C(=O)−NRE5−ORE6(式中、RE5及びRE6は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(g) −ORE7(式中、RE7は水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(h) −NRE8E9(式中、RE8及びRE9は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(i) −NRE10−C(=O)−RE11(式中、RE10及びRE11は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(j) −NRE12−C(=O)−ORE13(式中、RE12は水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示し、RE13は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(k) −S(=O)−RE14(式中、RE14は、水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(l) −S(=O)−ORE15(式中、RE15は、水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、及び
(m) −NRE16−S(=O)−RE17(式中、RE16及びRE17は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又はC1−6アルキル基を示す。)
からなる群から選ばれる。
グループFは、
(a) −(CHnF1−C(=O)−ORF1(式中、RF1は、水素原子又はC1−6アルキル基を示し、nF1は0、又は1乃至4の整数を示す。)、及び
(b) −(CHnF2−ORF2(式中、RF2は、水素原子又はC1−6アルキル基を示し、nF2は0、又は1乃至4の整数を示す。)
からなる群から選ばれる。}。
【請求項2】
がC−R(式中、Rは請求項1と同義を示す。)である、請求項1記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【請求項3】
下記一般式[II]で表される、請求項1又は2に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【化4】


(式中、各記号は請求項1と同義を示す。)
【請求項4】
環Uが芳香族単環複素環基である、請求項3記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【請求項5】
が単結合である、請求項3記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【請求項6】
下記一般式[III]で表される、請求項4記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【化5】


[式中、
は、
(1) グループEより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(2) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC6−10アリール基で置換されたC1−6アルキル基、
(3) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキルで置換されたC1−6アルキル基、
(4) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC5−10架橋シクロアルキルで置換されたC1−6アルキル基、
(5) 同一又は異なった1乃至5個のC1−6アルキル基で置換されていてもよい芳香族単環複素環基(該、芳香族単環複素環基は、炭素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子より選択される1乃至4個のヘテロ原子を有し、環を構成する原子数が3乃至7個である。)で置換されたC1−6アルキル基、
(6) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキル、又は
(7) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC5−10架橋シクロアルキルであり、
その他の記号は請求項1と同義を示す。]
【請求項7】
が、
(1) 下記グループE’より選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(2) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキルで置換されたC1−6アルキル基、
(3) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC5−10架橋シクロアルキルで置換されたC1−6アルキル基、
(4) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキル、又は
(5) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC5−10架橋シクロアルキルであり、
グループE’が、
(a) ハロゲン原子、
(b) シアノ基、
(c) −C(=O)−RE1(式中、RE1は水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(d) −C(=O)−ORE2(式中、RE2は水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(e) −C(=O)−NRE3E4(式中、RE3及びRE4は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(f) −C(=O)−NRE5−ORE6(式中、RE5及びRE6は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(g) −ORE7(式中、RE7は水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(h) −NRE8E9(式中、RE8及びRE9は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(i) −NRE10−C(=O)−RE11(式中、RE10及びRE11は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(j) −NRE12−C(=O)−ORE13(式中、RE12は水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示し、RE13は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(k) −S(=O)−RE14(式中、RE14は、水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、及び
(l) −S(=O)−ORE15(式中、RE15は、水素原子又は下記グループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)
からなる群から選ばれる、
請求項6記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【請求項8】
下記一般式[III−A]で表される、請求項7記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【化6】


(式中、各記号は請求項7と同義を示す。)
【請求項9】
が水素原子である、請求項7記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【請求項10】

(1) 水素原子、
(2) ハロゲン原子、
(3) グループAより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(4) グループCより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC2−6アルケニル基、
(5) グループCより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC2−6アルキニル基、
(6) シアノ基、
(7) −C(=O)−Rb1(式中、Rb1は水素原子又はグループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(8) −C(=O)−ORb2(式中、Rb2は水素原子又はグループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(9) −C(=O)−NRb3b4(式中、Rb3及びRb4は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又はグループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(10) −C(=O)−NRb5−ORb6(式中、Rb5及びRb6は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又はグループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(11) −ORb7(式中、Rb7は水素原子又はグループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(12) −NRb8b9(式中、Rb8及びRb9は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又はグループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(13) −NRb10−C(=O)−Rb11(式中、Rb10及びRb11は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又はグループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(14) −NRb12−C(=O)−ORb13(式中、Rb12は水素原子又はグループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示し、Rb13はグループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、又は
(15) −O−C(=O)−NRb14b15(式中、Rb14及びRb15は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又はグループBより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)である、請求項7記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【請求項11】
が水素原子である、請求項7記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【請求項12】
nが0である、請求項7記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【請求項13】
が、
(1) (i) −C(=O)−ORE2(式中、RE2は水素原子又はグループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(ii) −C(=O)−NRE3E4(式中、RE3及びRE4は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又はグループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
(iii) −ORE7(式中、RE7は水素原子又はグループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、および
(iv) −NRE12−C(=O)−RE13(式中、RE12及びRE13は、同一もしくは異なって、それぞれ水素原子又はグループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)
より選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(2) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基、又は
(3) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC5−10架橋シクロアルキル基
である、請求項7記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【請求項14】
が、
(1) (i) −C(=O)−ORE2(式中、RE2は水素原子又はグループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、及び
(ii) −ORE7(式中、RE7は水素原子又はグループFより選択される同一もしくは異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基を示す。)、
より選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC1−6アルキル基、
(2) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC3−10シクロアルキル基、又は
(3) グループFより選択される同一又は異なった1乃至5個の置換基で置換されていてもよいC5−10架橋シクロアルキル基
である、請求項7記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【請求項15】
下記一般式[VI]で表される、請求項4記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【化7】


(式中、各記号は請求項4と同義を示す。)
【請求項16】
下記式で表される、請求項1記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【化8】


【化9】


【化10】


【化11】


【化12】

【請求項17】
下記式で表される、請求項1記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物。
【化13】


【化14】


【化15】

【請求項18】
請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物、及び医薬上許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項19】
請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物を含む、PDHK阻害剤。
【請求項20】
請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物を含む、PDHK2阻害剤。
【請求項21】
請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物を含む、血糖値低下剤。
【請求項22】
請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物を含む、乳酸値低下剤。
【請求項23】
請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物を含む、糖尿病、糖尿病合併症、インスリン抵抗性症候群、メタボリックシンドローム、高血糖症、脂質異常症、アテローム性硬化症、心不全、心筋症、心筋虚血症、脳虚血症、脳卒中、肺高血圧症、高乳酸血症、ミトコンドリア病、ミトコンドリア脳筋症又は癌の治療又は予防剤。
【請求項24】
哺乳動物に対し、医薬上有効量の、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物を投与することを含む、当該哺乳動物におけるPDHK阻害方法。
【請求項25】
哺乳動物に対し、医薬上有効量の、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物を投与することを含む、当該哺乳動物におけるPDHK2阻害方法。
【請求項26】
哺乳動物に対し、医薬上有効量の、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物を投与することを含む、当該哺乳動物における血糖値の低下方法。
【請求項27】
哺乳動物に対し、医薬上有効量の、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物を投与することを含む、当該哺乳動物における乳酸値の低下方法。
【請求項28】
哺乳動物に対し、医薬上有効量の、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物を投与することを含む、当該哺乳動物における糖尿病、糖尿病合併症、インスリン抵抗性症候群、メタボリックシンドローム、高血糖症、脂質異常症、アテローム性硬化症、心不全、心筋症、心筋虚血症、脳虚血症、脳卒中、肺高血圧症、高乳酸血症、ミトコンドリア病、ミトコンドリア脳筋症又は癌の治療又は予防方法。
【請求項29】
PDHK阻害剤を製造するための、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物の使用。
【請求項30】
PDHK2阻害剤を製造するための、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物の使用。
【請求項31】
血糖値低下剤を製造するための、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物の使用。
【請求項32】
乳酸値低下剤を製造するための、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物の使用。
【請求項33】
糖尿病、糖尿病合併症、インスリン抵抗性症候群、メタボリックシンドローム、高血糖症、脂質異常症、アテローム性硬化症、心不全、心筋症、心筋虚血症、脳虚血症、脳卒中、肺高血圧症、高乳酸血症、ミトコンドリア病、ミトコンドリア脳筋症又は癌の治療又は予防剤を製造するための、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物の使用。
【請求項34】
(a)請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物を有効成分として含有する医薬組成物、及び(b)該医薬組成物を糖尿病、糖尿病合併症、インスリン抵抗性症候群、メタボリックシンドローム、高血糖症、脂質異常症、アテローム性硬化症、心不全、心筋症、心筋虚血症、脳虚血症、脳卒中、肺高血圧症、高乳酸血症、ミトコンドリア病、ミトコンドリア脳筋症又は癌の治療もしくは予防に使用し得るか、又は使用すべきであることを記載した、該医薬組成物に関する記載物を含む商業用キット。
【請求項35】
(a)請求項1乃至17のいずれか1項に記載の化合物又はその医薬上許容される塩、或いはその溶媒和物を有効成分として含有する医薬組成物、及び(b)該医薬組成物を糖尿病、糖尿病合併症、インスリン抵抗性症候群、メタボリックシンドローム、高血糖症、脂質異常症、アテローム性硬化症、心不全、心筋症、心筋虚血症、脳虚血症、脳卒中、肺高血圧症、高乳酸血症、ミトコンドリア病、ミトコンドリア脳筋症又は癌の治療もしくは予防に使用し得るか、又は使用すべきであることを記載した、該医薬組成物に関する記載物を含む商業用パッケージ。

【公開番号】特開2011−79801(P2011−79801A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−235687(P2009−235687)
【出願日】平成21年10月9日(2009.10.9)
【出願人】(000004569)日本たばこ産業株式会社 (406)
【Fターム(参考)】